今日は、仕事を休んで、朝から映画三昧してしまいました。
最初は、”ぼくとママの黄色い自転車”の試写会です。
試写の前に、主催者代表と脚本家:今井雅子さんのトークがありました。この作品は、”こぎつねヘレン”のスタッフが多かったそうです。脚本を書くとき、ママ役の鈴木京香さんと少年役は、ほとんど決まっていたのですが、パパ役が決まっておらず、阿部さんに決まってから、脚本を合わせて書き直したそうです。ほとんどの映画は、まず、脚本を書いて、配役が決まったら、もう一度書き直すのが当たりまえだそうです。
相手が京香さんということもあり、阿部さんは、本当にボクで良いんですか~っておっしゃっていたそうです。
でも、作品が出来て、阿部さんがピッタリだったので、良かったですとのことでした。
ストーリーは、
父:一志と二人暮らしの大志は、長くパリへデザイナーの勉強をしに留学している母:琴美から届く手紙を楽しみにしていた。ある日、母から送られてきた写真の不自然さが気になり、父の仕事場で母の物を捜していると、小豆島から来た不思議な手紙を見つけ、母が小豆島にいるのではないかと感づく。どうしても母に会いたい大志は、夏休みに、母を尋ねる計画を立てて、父に内緒で出発する。しかし、子供1人の旅行は、簡単ではなかった。
というお話です。
この映画、予告CMを観て、感が良い方は気が付いたかと思いますが、”私の頭の中の消しゴム”を思い出させる作品です。でも、これは、相手が子供なので、ラブストーリーとかとは違い、本当に、心にグッとくる、悲しいお話でした。子役の演技は、ちょっとクサいですが、かわいいので許しましょう。一緒に旅する犬のアンも、とってもおりこうで、かわいいです。
そんな彼を悲しませる事実は、本当に、こちらの心も潰れてしまいそうに悲しいです。何度も、涙が出てしまいました。私の年齢だと、母親の気持ちに共感出来てしまい、そちらでも、凄く泣けるんです。もちろん、子供の”どうして、ママッ!”っていう言葉にも、もー、耐えられません。悲しくって、悲しくって・・・。
でも、男の子は、ちゃんと成長して行きます。大人がどんなに心配しても、自分で大きくなって行くんです。
そんな子供の成長を見せていただきました。
この夏、一番の感動作ではないでしょうか。
親子でも、恋人同士でも、友達でも、誰と行っても、感動出来る作品だと思います。特に、子供を連れて親子で観ると、観た後、どう思うって話してみるのも良いのかなぁって思いますよ。
暑さでストレスが溜まっている方も、ボロボロ泣いて、ストレスを流しちゃってください。