今日は、”アマルフィ 女神の報酬”の試写会に行ってきました。
ストーリーは、
クリスマス前のローマ。
ある母娘がイタリア旅行中、美術館で娘が誘拐される事件が起こった。イタリア大使館に赴任したばかりの外交官・黒田は、その誘拐事件にかかわってしまう。犯人を追っていくうちに、その事件の真相が、身代金目的では無い事に気づく。そして黒田は・・。
というお話です。
原作は、あの”ホワイトアウト”の真保裕一さんです。私、真保さんの小説大好きで、何作か読んでいるのですが、今回は、映画用に書き下ろしたようで、ぜひ、原作も読んでみたいと思いました。
やっぱり、この人の話は、良く出来ています。理屈に合っているし、人の目を色々な方向に向けて、楽しませる事に長けています。
映画は、全編イタリアロケだったようで、本当に風景も美しくて、サラ・ブライトマンの歌声も、その風景にマッチしていました。コロッセオ、スペイン広場、テルミニ駅、バチカン市国などなど、イタリアの名所を回り、どんどん緊迫していくストーリー、面白かったです。
無駄に死ぬような人もいないし、確かに、この話の持って行き方の方が、現実的だし、訴える力はあるという話に出来上がっています。カッコつけて、拳銃でバンバン打ち合うアクションだと、楽しいけど現実的ではないので、良く考えられていると思いました。
織田くん、やっぱり、カッコいいなぁ・・・。今回は、青島刑事みたいな熱血ではなく、ちょっと冷静で、内に秘めた才能を隠しているような感じで、超タイプでした。こんな人に守ってほしいなぁ~って感じ。ちょっと古いけど、ケビン・コスナーの”ボディーガード”みたいな感じで、天海さんに付き添って守っていく役です。もー、メロメロです。
冬になったら、主人に、同じような格好をさせて、後ろを歩いてもらおうと思いました。(笑)
とにかく、織田さんは、大画面が似合う。映画向きの役者さんですね。本当にステキでした。
私は、この間の”椿三十郎”みたいな時代劇より、こういう現代劇の織田さんを待っていました。
そういえば、福山雅治さんも出ていて、イイ男競演でした。もー、画面がにぎやかで、ずーっと二人を観ていたい。何時の日か、刑事の織田さんとガリレオの福山さんで、競演してくれないかなぁ。絶対合うと思うんだけど。原作を、真保さんと東野さん、共作してくれたら面白い作品が出来るんじゃないのかなぁ。本当に期待しちゃいます。
映画の細かい事を指摘させてもらうと、ちょっと場面の変わり目の繫ぎ方が雑に思えました。もう少し、切り替わりを美しくしてほしいです。ちょっと、ブツッって感じで場面が切り替わるので、気になりました。ま、”ハゲタカ”の切り替わりの暗転よりはマシだけど・・・。でも、これは、やっぱり観る人に、不快感を与えると思いますよ。
映画としては、面白いし、私は、満足のいく映画でした。面白かったです。恋人でも、友達でも、家族でも親子でも、誰といっても楽しめる作品だと思います。子供さんにも、安心して見せられます。ちょっと難しいかも知れないけどね。
この黒田さんシリーズ、続いていきそうな勢いですね。続きを期待しちゃいます。
織田さ~ん、あなたを待っています~!!!