今日は、”60歳のラブレター”の試写会に行ってきました。
あまり期待をしないで行ったからなのか、何故か、号泣してしまった・・・。
3組の60歳前後の男女のお話でした。中村さんと原田さんカップルは、仕事ばかりで過程をかえりみない夫と、専業主婦で夫にまったく口答えをしない妻。定年を期に二人は離婚を決意して、それぞれの生活を始めるが・・・。井上さんと戸田さんは、妻に先立たれた医者とキャリアを積んでトップに立った翻訳家の女性。恋をした二人は、年齢や自分の状況などから、何も言い出せなかったが、二人を繋ぐ出来事が・・・。イッセーさんと綾戸さんは、ビートルズ世代の二人は、魚屋を営んでいる夫婦。糖尿病の夫を元気付ける妻だったが、自分が病気で倒れてしまう。病室で、夫は・・・。
というお話です。
もう、このあらすじだけでも、少しウルッときちゃうほどです。やはり、ベテラン勢がそろっているし、上手いんですよね。夫婦のあり方って色々難しいけど、やっぱり長年一緒に居ると男女じゃなくて家族になってしまうんですよね。60歳という年齢で、さまざまな出来事があって、家族だけど男女なんだって思い出して、愛を確かめるのってステキだなぁって思いました。原田さんなんて、最初、メガネのぼんやりした主婦なのに、上品な女性に大変身するし、もー、60歳に近づいても、彼女達のように美しくいられたら、どんなに幸せだろうって思いました。本当に美しい。その年齢にあった美しさをちゃんと備えているんです。無理していないんですよ。よく、年齢を考えずに、どう考えても、それ無理でしょっていうような服装をしている人とかいますよね。すごく下品に見えるんです。だから、年齢に合った服装で、年齢に合った美しさを表現している彼女達は、女性全員の目標じゃないかなぁ。
この映画は、大人の映画だと思いました。この映画の良さって、恋をして、愛を知っている人なら、すごく解ると思うんです。年齢が若くても、年を取った時のことを思って感動できるだろうと思うし、年齢が高い人も、もうすぐだなぁって思えて、それも感動できるだろうと思います。
この春、お花でも見ながら、この映画の愛を感じてきたらどうでしょうか。感動出来るし、涙をボロボロ流して、ストレス解消にもなりますよ。夫婦喧嘩をしたら、この映画を観てください。優しくなれるかも。