今日は、角川のスニーク試写会で、”いけちゃんとぼく”を観てきました。![]()
「ぼくんち」の西原理恵子さんの原作絵本を映画化したものです。
”ドロップ”の試写会で、この映画の予告を観ていたので、もしかしてこれかなと思っていた作品でした。
スニークだったので、まったく予習もせずに、初めてこの内容を観たのですが、結構、感動作でした。周りで観ていた方は、ほとんど泣いていたかな。(私は、ひねくれているのか、泣けませんでしたが・・・。)![]()
小学生の男の子”よしお”の成長を軸に、話は進んでいきます。まず、この映画の少年の成長の描き方で、良いなぁって思ったのは、子供のケンカに大人が出てこないって事です。小学生の男の子だったら、ケンカもするでしょ。でもね、この映画に出てくる子供達は、陰湿なケンカじゃなくて、殴ったりするけど素手だし、程度を知ってるの。でね、子供の事は、子供が解決するんですよ。これって、すごく大切なことだよね。![]()
次に、”よしお”を見守る”いけちゃん”がいるんだけど、これが訳わかんない存在なんですが、ずーっと”よしお”の話し相手になっていて、励まし続けるんです。ネタバレになっちゃうので、”いけちゃん”の正体は言えませんが、このスライムらしき生物、蒼井優ちゃんが声をやっていて、とっても良いです。上手いです。”いけちゃん”の”よしお”に対する愛が、とても良く表現されていて、感動しますよ。![]()
気になったことは、”いけちゃん”が、あまり可愛くない時もあるの。目が3本線になって笑うんですが、確かにマンガ的にはそれで良いけど、せっかくCGで作って実写に合わせてるんだから、もう少し可愛く考えて欲しかった。それと、”よしお”が”いけちゃん”に乗る場面があるのですが、どう観ても”ネバーエンディングストーリー”でした。泣きそうだったのが、その場面で、一気に冷めました・・・。![]()
とは言え、暖かい内容に、感動でした。これは、大人の映画かな~。
でもね、子供にも見せて、ケンカのやり方とか、友達の作り方を見せるのも良いのではないかと思いました。![]()
初夏の公開みたいで、夏休み前にちょうど良い作品だなぁって感じましたよ。