今日の3本目は、フランス映画祭作品の、”シークレット・ディフェンス”です。
フランス映画には、珍しいスパイ映画でした。
テロの脅威にさらされている現在、フランスの諜報機関DGSE(対外安全総局)がアメリカでいうCIAのような活動をして、そのテロの脅威を未然に防いでいる。
大学で単位が足りずに卒業出来なくなったディアーヌは、教室で出会った彼と付き合い始めるが、彼の父親が諜報機関の幹部で、ある出来事で脅され、スパイとなる教育を受けるようになる。
その一方、ある青年が逮捕され刑務所に入り、苦しみから逃れるためにイスラム系テロ組織に身を沈めていく。
そんな二人を軸に、話は展開していきます。
フランスの諜報機関って、凄いんです。なんか、どこまでもウソなの。何がホントで何がウソなのか、最後まで良くわからず、オオって思いました。でも、観ていて思ったんだけど、諜報機関もテロ組織も、同じように、自分達の手として使える若者を洗脳していくのが、恐いですよ。どちらも同じような手法なんです。それを観ていると、どっちもどっちだなって思ってしまいます。もちろん、テロ組織が悪いんだけど、でも同じように洗脳して使うって、恐いよ・・・。いつの日か、テロの無い世の中ってくるのかなぁ。必ず、こう言えばああ言う人が出てくるし、反発する人が居なくなるって事は無いから、テロは無くならないのかも知れませんね。
今回、フランス映画祭は4日間しかありませんでした。なんか、規模が小さくなり、寂しいです。サイン会もあり、観た映画の監督などが要らして、サインをしてくださったのですが、来日は少なかったですね。寂しい。
こんな事を書いていますが、フランス映画祭に参加したのは、初めてです。以前、横浜で開催されていた時、何本かは、フランス映画を観に行ったのですが、そういうイベントの事は全く知らずに、只、映画を観るだけでした。やはり、作った方や出演した方の生の声を聞けるというのは、とても面白いことですね。
もっと映画祭というものに、参加してみたいなぁと思った、今回でした。
そういえば、フランス映画祭のプログラムで、短編作品集がありました。チケットが売り切れで、観れなかったので、ぜひぜひ、横浜のブリリアショートショートシアターでやってほしいなぁって思います。お願いします