今日は、ブロガー試写会で、「チェンジリング」を観てきました。
やっぱり、クリント・イーストウッド作品は、凄い・・・。深くて、美しくて、惹きつけられます。
アンジー演じるクリスティン・コリンズは、シングルマザーで仕事も安定している女性。ある日、休日出勤を頼まれ、帰ってきたら愛する息子ウォルターが姿を消していた。必死で息子を探すクリスティンに、思わぬ妨害が発生する。帰ってきたとされる男の子は息子なのか。息子はどこにいるのか。
という内容なのですが、子供を奪われたクリスティンの苦しみは尋常じゃないんです。その悲しみは、心に刺さります。敵となるのが、犯人ではなく、警察だというのも、凄いことでした。ただただ、クリスティンは、息子を探して欲しいだけなのに、どうして探してくれないのか。なんで話を聞いてくれないのかと、イライラします。詳しい内容は、ネタバレになってしまうので書けませんが、こんな話が本当に在ったのかと思うと、驚きを通り越して、腹が立ちました。母親というのは、自分の命よりも子供が大切なのだということを、アンジーが素晴らしい演技で表現しています。きっとどんな親でも、自分の子供が居なくなったら、すべてを賭けてでも助けようとするのだろうと思います。そんな気持ちが観ている人間にも伝染するほどでした。悲しいし、悔しいし、怒りが込み上げるし。
面白いと言ったら怒られてしまいますが、本当に良く出来ている映画だと思います。
ぜひ、子供を持つ親も、そうでない人達も、映画好きなら、ぜひ観ておくと良い作品だと思います。
この作品で、アンジーがアカデミーにノミネートされるのが解ります。あのアクション女優のアンジーとは思えないほどの抑えた演技です。また、ファンになってしまいました。
2/20(金) 日劇3ほか全国ロードショー
公式サイトURL http://changeling.jp
