テロも悪いけど、CIAってどうよ。「ワールド・オブ・ライズ」 | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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今日は、”ワールド・オブ・ライズ”の試写会に行ってきました。音譜 監督のリドリー・スコットさんがいらっしゃる予定だったようですが、来日キャンセルのため、ゲストは無しになりました。


で、映画の感想ですが、私には、とっても面白い作品に思えました。アメリカでは、評判が良くなかったようですが、テロ組織との攻防を軸に、CIA内部でのやり取りや、協力組織との鬩ぎ合いなどなど、見所がたくさん。

ネタバレになるから言えないけど、アメリカのプライドとして、受け入れがたい内容だったのかもしれません。


日本人は、テロの脅威を身近に感じていない民族なので、この映画の緊迫した感じは、フィクションのように感じると思うのですが、この脅威をいつも感じて生きている人達がいると思うと、本当に心が痛みます。

日本は、宗教が自由だし、多神教的なので、宗教的な戦争って、わからないですよね。だって、私も、昨日は神社、今日は寺、明日は教会って、めちゃくちゃですし、クリスマスもお正月もなんでも来いですもん。

そんな日本人には、信仰で人殺しまでもするというのは理解するのが難しいと思いますが、彼らにとっては、信仰こそがすべてで命より重いのでしょうね。

そんなテロを止めようと、アメリカが手を尽くしてくれているのだと思いますが、どうしてもイスラムの人には、ユダヤ人は敵だという考えがあるので、いつまでも終わらない。悲しいです。

でも、平和ボケした私が、偉そうなことは言えません。祈るしかありません。


話がそれてしまいました。この映画、レオ様とラッセル様の嘘のつき合いが凄いって触れ込みですが、それよりも、何が真実で、誰が正しいのかと言う事を良く考えて観るほうが面白いと思います。テロとの戦いより、男たちの誰が勝つのか、その男くさいドラマを観てきてください。


この映画、好き嫌いがハッキリすると思いますが、私は好きです。とても男くさい映画です。

それと、観る前に、中東の地図を一度見てから行くと、どの地域で何が起きているのかが良く解ると思いますよ。

私は、お勧め映画です。クラッカー