今日は、「12人の怒れる男」の試写会に行ってきました。映画の長さが、160分もあって、辛そうだなぁと思っていましたが、眠くもならず、必死で観てしまいました。リメイク作品なんですね。
養父殺しの容疑で捕まった少年の裁判で、陪審員たちがそれぞれの考え方をぶつけ合っていくというお話です。文章で書くと、簡単なんですが、陪審員それぞれ、個性もあり、職業も立場も違い、悩みも抱えていて、そんなそれぞれが、判断を下していくのが、とても面白いんです。
この映画、ロシアの情勢をとても良く表現していて、チェチェン紛争のことや、海外資本の進出や、民主主義と共産主義の対立など、日本ではあまり解らないような紛争地域の現実を織り込んでいます。ロシアの情勢を勉強するだけでも、この映画、良いと思いますよ。
ただ、ちょっと長いので、周りでもウトウトしている方がいらっしゃいました。
社会派ドラマなので、お勧めできる方は限られていると思いますが、そういう系が好きな方には、お勧めだと思います。映画好きな友達は、絶賛でした。面白いって。