今日は、「告発のとき」の試写会に行ってきました。ポール・ハギス監督といえば、「クラッシュ」など、深~い想いを描いたものがあるので、今度も深いかなと思ったら、その通り、深くて、考えさせられました。戦争という、普通の世界と違うところで、だんだん人間が壊れていってしまう事を、ランボーのように荒々しく表現するのではなく、静かに、壊れた恐怖を表現するという感じで、人間って、つくづく、恐い生物だと思いました。最初の方で、犬を惨殺した男性の妻が警察に相談しに来ているのですが、それを覚えていてください。キーになります。犬ぐらいと思うのか、犬をと思うのか、その違いが問題なんです。日本でも、”酒鬼薔薇事件”という動物虐殺をした後に、殺人を起こした事件がありましたよね。戦争だけの問題じゃなくて、人間が病んできているというイメージを受けました。なんとかならないのかなぁと考える、今日この頃です。![]()