
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド を観てきました。いや~、石油のためなら、なんでもするっていう生き方が、凄かったです。あの時代、アメリカンドリームで、宝石や金を掘るのが盛んで、石油も採掘のピークだったんだと思います。歴史にも出てくる、スタンダード石油とユニオン石油が出てきました。ま、この2社を出さないと、アメリカの石油社会は語れないけど。ちなみに、スタンダードはロスチャイルド系、ユニオンはロックフェラー系だと思います。この2社から、有名石油会社4社が分かれるんだと思ったよ。エクソンモービルとテキサコと・・・あと忘れちゃったけど。横道にそれましたが、主役のダニエルの、その、負けん気の強さに驚かされます。ぜったいに、他人を信じず、自分がトップに上り詰めるためには、手段を選ばない、その強さを尊敬すると共に、卑しいと思いました。それは、対象にいる神父のイーライにも言えて、まったくの対照的な職業なのに、同じように富に対して貪欲なんですよね。この対照的だけど、そっくりな二人は、悲劇的な結末を迎えますが、その迎え方は、観てくださいね。自分に酷似した人間って、誰にとっても目障りだし、許せない相手だろうと思います。あ、今回、ネタバレになっちゃったかな。でも、幸せに終る分けないと思ったでしょ。
この映画は、一人で観たほうが、ジーンと考えられるんじゃないかなぁ。私は、今、書きながら、再度、この映画をかみ締めて、じーんとしています。
