広島の軍事遺跡 | ぱんつぶ。

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笹幸恵のブログ。

仕事で広島へ。

帰りに軍事遺跡を回ってきました。

 

まずは広島城周辺へ。

裏御門の左手、城濠沿いには

池田勇人の銅像があり、その隣に

歩兵第11聯隊があったことを示す碑と、

移設された門柱が建っています。

碑の裏には聯隊兵営配置図が示されていました。

城を背にして撮影。配置図によると、このあたり一帯が営庭でした。

 

さらに城内へ入ると、広島大本営跡が。

明治27年9月に広島に大本営が移され、

城内の第五師団司令部の建物が明治天皇の行在所と

なったとのこと。原爆により建物は倒壊し、今は基礎部分のみ

残っています。

 

奥には広島護国神社が。

その脇にひっそりと中国軍管区司令部の防空作戦室が

ありました。現在は立ち入り禁止となっています。

裏手は丘のように見えるのですが、そちらに回ると

頑丈なコンクリートの建物が顔をのぞかせていました。

 

紙屋町東から路面電車を乗り継いで比治山へ。

放射線影響研究所の建物をぐるっと回った先に

陸軍墓地があります。

徒歩20分ほどですが、のぼりが続き、ちょっとしたハイキング……。

 

合掌。

 

船舶工兵部隊の慰霊碑

上陸作戦や撤退作戦など、制空権喪失下で

決死の輸送を行った部隊です。

 

船舶砲兵部隊の慰霊碑

陸軍の星マークと、錨のモニュメントが印象的でした。

兵士たちは武装した陸軍輸送船に少人数ずつ配置されていました。

 

歩兵第11聯隊の慰霊碑もありました。

 

陸軍墓地から宇品港方面を望む。

 

比治山を降りて、宇品へ向かいます。

カフェや雑貨店があり、おしゃれなデートスポットに。

 

かつて陸軍桟橋だった石積みが今も残っています。

 

中央公園には、陸軍運輸部があったことを示す碑が

建立されていました。

 

官公庁の建物や物流倉庫が立ち並ぶこの一帯に

陸軍運輸部が置かれていました。

 

多くの陸軍将兵がこの宇品から輸送船に乗って

各戦地へと向かっていったのでした……。