タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~ -9ページ目

タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

月経、妊娠・出産、育児や更年期。心とカラダの健康について、女性のエンパワメントのためのブログです。

皆さんこんにちは!

スペインバスク在住ドゥーラのユミコです。

 

9月より始めました「月経お付き合い講座」を、来週も開催いたします。

ご関心ありそうな方へも、是非シェアをお願いします!

 

 

~ありのままの自分でよし!~ 

月経お付き合い講座

 

日時: 2020年11月11日(水) 日本時間20:00~22:00

場所: オンライン会議室ZOOMにて

費用: 1,500円 

定員: 8名(予定)

対象: 女性

お問い合わせ/お申込み: Eメール yumikodoula@gmail.com 

 

上記アドレスまでお願いいたします。

お支払い方法や当日の詳細のご連絡をさせて頂きます。

個別セッションをご希望の方も、ぜひご相談ください。

 

 

私達の身体は、私達のもの!

 

生理について、もっとオープンに話せる仲間や環境があるといいな、という方、

生理ともっと仲良くなりたいな、と感じる方。是非ご一緒しませんか?

 

私は昔、生理があることが面倒くさい、しんどい、生理は穢れ、

というメッセージのせいで、女性の身体であることを誇りに思えない、

心から喜べていないと感じていました。

 

 

ところが、人生で起こることって、実は「性」に関係あることばかり。

 

「性」を恥じらいと感じる、そのタブーを破ったら、人はもっと自由で健康に

なるのではないか、そう信じています。

 

「身体をどうするか、自分が決めて選ぶ権利がある」と

宣言はされていても、

実際は多くの国では、子供を育てる大人の多くが、

自分の身体のことをきちんと教わっていません。

 

私も、その一人でした。

あらゆるステージで、意思決定がきちんとできるようになるための

性教育が、社会的優先事項ではないからです。

 

そして、

男性的視点で成り立った今の社会では、女性の生の声が届きにくいこともあり、

サイクリカルな女性の身体のつくりは、まだちゃんと理解されていません。

知っても利益にならないと、残酷にも軽視していることもあるのです。

 

人は、自分の力と生きる希望を開花させて、

生まれた場所・文化に適応して、成長していきます。

 

それはある意味自然なことであって、良いか悪いかの話ではないかもしれません。

だけど、個性も身体の力も、

「ありのままを発揮できていない環境」は、健康的ではないともいえます。 

 

女性が健康だからあるはずの月経。

自分のコンディションを常に教えようとしてくれている、私たちの身体。

 

月経と向き合うようになってから、私の暮らしは大きく変わりました。

女性の身体をもっと労わって、祝福される世の中になってほしい!

その為に月経教育を学び、今に至ります。

 

 

 

健康のため、身体についての意思決定のため、

自分らしくあるために多くを認識させてくれる大切な出来事なのに、

なかなか社会の表側には出てくることはなく、まだ十分に理解されていないのです。

 

日々波のように動きがあるサイクリカルな身体と、

「~なければ」という圧力の間で戦っている私達。

身体も、裏切ることなくすごく頑張っているんです。でもね、聞いてほしいとも思ってる。


 

 

この講座は、

 

これまでの女性の身体がおかれてきた背景や、

心身に影響する月経周期の仕組みを理解し受け入れ、

意識的に過ごし表現することで、

 

自分をもっと労わろうという気持ちや、

女性であること、自分の身体への誇りと自信、

周囲とのより健全な関わり方、

より充実した性プロセスといった、

 

心身の健康に関するヒントを日々の暮らしで探る術となるよう、

そんな願いを込めてつくりました。

 

 

【お話しするテーマ】

 

・現代の女性とセクシュアリティ (身体の悦びとは)

・初潮の思い出

・私達の月経 (これまでの価値観が変わるかも?)

・月経周期と心身の変化 (4つのわたし)

・月経周期とセルフケア (女性の特権)

・命の(わたしの)エンパワメント 

 

私達の身体は、私達のもの。

これからのセルフケアのために、少し時間がかかるけど、

自分の身体の声を聴く、身体の外ではなく中を見つめ、月経と仲良しになりませんか?

 

 

女性を労わる、女性に優しい社会を。

そのためには、まずは自分から!

 

シェアしていただけると大変うれしいです。

どうぞ宜しくお願い致します!

 

こんにちは! バスク在住ドゥーラのユミコです。

 

今日は冬並みの寒さで、午後8時には日が暮れる、

日当たりのよい日々が名残惜しい季節となってきました。

 

 

自然と共に生きること。

とても大切ですよね。

 

 

人間が、自然界と繋がっていた「へその緒」から

切り離されるかのような暮らしが始まってからどれくらいたっただろう。

 

都市化が進んで、星空を見たり日光を浴びることがない人は増え、

人間関係は「共生」ではなく「競争」のためになり、

日々ストレスを感じながら、21世紀の病に悩む。

 

 
(お気に入りの場所。)

 

 

そして、

人が生まれる時、一番に刺激を受ける感覚器官は、「皮膚」ですね。

 

人は他人とのふれあいで心身が満たされる。

そのふれあいがなくなると、人は色んな意味で不健康になり、

色んな意味で病気になってしまうのではないか。

様々な規制がある今、とても心配になります。

 

どんな世の中になっていくんだろう。

ただ漠然と、 答えがない疑問が浮かびます。

 
 
 

 

土、水、空気(風)、太陽。

主にこれらの要素のおかげで、地球のあらゆる命が生きている。

 

 

 

空気。

朝起きたら、まず呼吸を感じる。

「地球上で」暮らしているのではなく、「空気の中で」生きていると意識する。

 

息を吸う時は、自然界のエネルギーを取り入れ、

吐く時に、自分のエネルギーを自然にささげる。

その循環に意識を向ける。

 

 

 

水。

飲み物がのどを通れば、7割が水分である私たちの身体はその栄養に癒される。

 

だから、一日の初めに何かを飲む時、飲み方を意識してみる。

これも自然とのつながりを感じる小さな儀式。

地球も私たちの身体も、7割が水分であることは、偶然ではないと思います。

 

水は、飲んだ時身体レベルで浄化する役割だけでなく、

その感覚や音も、悩みや心配事、身体に残っている不安や恐れによる緊張、電磁波など

マイナスなエネルギーを洗い流してくれる。

 

仕事で帰宅した時にまずシャワーを浴びたい、と感じるのは

間違いではない心身の感覚だと思う。

 

今では周りがアスファルトで埋められた教会や

神殿の周りに河や水路があったのも、

エネルギーが常に浄化されるためだっただろうし、

 

水道から流れる水の音を聞くとトイレに行きたくなったり、

小さな子供に「シーーーーー」と言ってあげるとおしっこがしやすいのは、

水の音が身体を落ち着かせるからなんですね。

 

お風呂に入ったり、水遊びが好きなのも、

水のエネルギーで心身のバランスが取れることを、からだが知っている。

滝の流れを見たり、川沿いを散歩したり、波の音を聞くと癒される。

 

光。

夜暗くなると痛みが強くなるように、恐怖や悲しみも強くなる。

だから、日光を浴びる時にチャージできるエネルギーは果てしない。

 

神秘的存在ともいわれる太陽。

人の目に見えない光の方が、見える光より多いように、

自然界には見えないことの方が多い。

そして「どちらも同じように大切である」、ということを忘れてはいけないと思う。

 


 

その昔、

水は感情、風(空気)は知恵、

太陽は意識や見抜く力に関連付けられていたそうです。

「新たなものを迎え入れるために、古いものを燃やす」という意味で

夏至の儀式がスペインにもありますが、ちゃんと意味があったのですね。

 

 

 

 

空気。

食べる・飲むは、何日もせずに我慢できる。呼吸はそうではありません。

空気を吸えないと、たった数分で死に至ってしまう。

 

脳の重さは体重の2%を占めますが、

取り入れた酸素の20%を必要とすると言われています。

 

それだけ重要ということであって、

酸素は目が覚めた状態を維持するため、意識を保つため、

物を観察するためにとても重要な要素なんです。

(マスク着用に反対する気持ちが良くわかる。)

 

 

生れた時に呼吸が深く長いか、浅く短いかで、その人の寿命がわかるという、

とあるアラブ民族の言い伝えもあります。


 

暮らしに愛や平和な環境があるか、不安が強いかで、

呼吸のリズムが変わる。

感じる、ではなく、考えてばかりいると、呼吸は浅くなる。

 

意識して深く長い呼吸をして、心が落ち着くと、

自分は自然と一つであると感じることができる。

 

 

先が見えないような今、

こう言ったことを改めて意識して暮らしたい。

 

そう思うのでした。


 

こんにちは!

スペインバスク在住のドゥーラ、ユミコです。

 

昨日の「月経お付き合い講座」は、2回に分けて開催しました。

参加後の感想をいただくのが、本当に嬉しいです!!

(先月の参加者の感想は、このような内容が届きました。)

 

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今回の参加者さまのご感想:

 

・とても為になる素晴らしいセッションでした。色んな方に勧めたいと思います。

資料もとってもわかりやすく、キーポイントがきちんとまとめられていて、

スムーズでとてもよく出来ていると思いました。

 

・自分は女性なのにも関わらず、体のことや、特にデリケートな部分、

月経のことなど、きちんとした知識や認識がないのが事実です。

しっかりと学ぶ機会もなかったし、誰も教えてくれないし、タブーだったからでしょう。

もっと早くから知っておきたかったと思います。

 

・女性の素晴らしさや、体のこと、今からでも遅くないので

10代の娘にもしっかりと伝えてあげたいと思いました。

もっと早くから説明してあげても良いなと思うほどです。

 

・生理への見方がすでに変わりました。もっと感謝できるような気になったのです。

一生懸命体が毎日サイクルを繰り返して頑張ってくれてること、

新しい生命を作り出せることができる素晴らしさ、などなど。

 

ゆみこさんが言っていた、愛おしい気持ちになるっていうのが

理解できて、初めて布ナプキンを使おうかとも考えました。

 

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人間の身体は、まだまだ未知なことが沢山あると言われていますが、

女性の身体は、今でもなお、男性的視点で成り立った社会では

一般的にほとんど理解されていません。

 

性はいやらしいものとされていたことに加え、

産業化と共に「性」は切り離され、自然との共生、自然の一部であるということも忘れ、

合理的なことを優先にしてきた時代があまりに長く続いて、当たり前になっている。

 

 

女性で一番ケアされていないのは、「月経前のわたし」とも言えます。

 

そして命が生まれる現場は管理的な体制と安全第一で、

女性が安心して自分の身体を発揮しずらくなっています。

 

変な話、医療側は症状があり続ける、又は増えた方が利益になるため、

効率的にキュアはしてくれても、一人一人の個性やリズムに配慮して、

身体に優しい方法で時間がかかっても待ってくれるようなケアまでにはいかないことも。

 

 

月経があるから健康なはずの女性の身体が症状に悩まされたり、

出産で必要以上の医療介入があっても受け入れるしかないのは、

これまでの文化を背負って頑張り続けているからでもあると思います。

 

育児、家事、教育、介護、看護…

あらゆるケアに携わる女性への負担が非人間的レベルで増えている今、

 

こんなに頑張らなくてもいいんだよ、と伝えたい。

もっと文句言ったり、自分を主張していいんだよ、と伝えたい。

いつまでも感情を飲み込んだままでいいの?と問いかけたい。

 

 

変化する身体と、「~なければ」という圧力の間で戦っている私達。

改めて、これからの女性の身体への理解とその歴史を変えたい、と切に思います。

今ある身体の記憶を癒し、次の世代に別の世界を引き継げるように何かしたい。

 

それが、講座を始めた動機でもあります。

まだまだこれから。地道に続けていきたいと思います!

 

 

ご関心ある方、ぜひお問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

教わらなかった生理と身体を、

知って・仲良し・健康に!

 

タブーから自由な、

より健康で豊かな月経ライフを

サポートします。

 
こんにちは! 
スペインバスク在住ドゥーラのユミコです。
 
 
先日の「月経お付き合い講座」を終え、
少し消化できたところで、
今感じることを少し。
 
(講座の詳細はこちらをご覧ください。)
 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

自然も、自然の一部である私たち人間の身体も、

今もうサステナブルじゃないのではないかと言われています。

 
 
「身体をどうするか、自分が決めて選ぶ権利がある」
と宣言はされていても、
 
実際は多くの国では、子供を育てる大人の多くが、
自分の身体のことをきちんと教わっていません。
 
そういう性教育が優先事項ではなかったからです。
 
 
 
そして、
 
女性の身体のつくりは、
まだちゃんと理解されていません。
 
知っても利益にならないと、
残酷にも軽視していることもあるのです。
 
 
だから、「性」に関してはまだまだこれからで、
私達次第なのだと思います。
 
オーストラリアの月経リテラシーを普及する、The Clams
面白いですよ!!
 
 
 
人は生まれた場所や文化に適応して、
一人一人自分の力と生きる希望を開花させて、
環境に合わせて成長していきます。
 
それは自然なことであって、
良いか悪いかの話ではないのだけれど、

 

「ありのままを発揮できていない環境」は、

これからにとって問題なわけです。

 

なにか、おかしい。

そう感じる人が、気づいた人が、増えている。

 

 

だから、

様々な社会運動が世界中で

起こっているのではないでしょうか。

 

 

ただ、女性が健康だからあるはずの月経。

 

身体についての意思決定のため、

自分らしくあるために

多くを認識させてくれる

大切な出来事でもあるのですが、

 

なかなかそれら問題定義の表には出てきません。

まだ十分に理解されていないのです。

 

 

見なくて良い、気付かなくてラク、

と軽視されがちで、

 

気付けば多くの症状に

悩む女性がもっと増えている。

 

 

 

もったいない。

そして、

居ても立っても居られない気分になります。

 

 

 

女性として願うことは、

命が生まれること、命を育てること、

 

その為に偉業をこなす女性の身体が、

もっと祝福される社会になることです。

 

 

今のまま、

男性と同じように振舞うことを強いるのは

限界があるという見方もあると知ってほしい。

 

 

 

自分を知り、あなたらしく
選び決めていくことが出来たとき、
 
身体の力を発揮して生きることが出来たとき、
本当に平等で自由だと感じられるのでは。
 
 
女性らしくとか、母らしくとか、
どうでもよくなるのです。
 
自分だったらこうする、自分はこうしたい、と
「わがまま」と思われがちな行動をとっても、
 
自分にクリアな気持ちがあれば、
心が揺れることなく相手と一線ひける。
 
 
 
「女性らしくいなければ」と
圧力を感じて服装を決めるのと
 
「今日はこういう気分だから」と
服を選ぶのとは違います。
 
 
自分に性欲があって求めるのと、
「あまり気分じゃないけど応じた方がいいのかな」と
 
自分の体調や気分ではなく
相手への配慮を優先してしまうのとは、
心や身体への後味は全く違う。
 
 
 

身体と向き合うこと。

男性にも理解されること。

情報を求めること。

 

自分で自分のコンディションを把握して、

自分を守る。

 

女性からも言えること、変えられることが、

もっとたくさんある。

 

女性は心を繋げることが出来る。

 

私は月経を通して、

自分でできるセルフケアを、伝えています。

 

時間がかかるけれど、

自分で自分を守ることは今こんな状況だからこそ、

もっと大事になってきていると感じます。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!
 
 

皆さんこんにちは! スペインバスク在住ドゥーラのユミコです。

 

先日、初めてのオンライン講座を無事終了しました。

ご参加いただいた方々とのご縁に感謝の気持ちでいっぱいです!!

 

 

 

【このような感想をいただきました】

 
・生理の話題って、気が付いたら誰かと話すってほとんどない。
お互いの生理のことをシェアし、ねぎらいあう時間もとても癒されました。
 
・女性とか日本人とかのステレオタイプなしに評価される方が自分としては嬉しく、
逆にそれらを主張すること自体が、差別を招くという考えだったので、
「月経を味方につける」という考えは興味深かったです。
トラッカーや日記をつけるなどして、自分の体の変化に気づきたいと思いました。
 
・参加者の声も出せるように工夫してくれて、自分の過去とも向き合ったなって思います。
出産と同じく、自分の月経のことも、きっと私たちは忘れないんでしょうね。
 
・ 1ヶ月のエネルギーの変化、それとともにどう過ごすのがいいかなど、
とても興味深かったです。 
 
・もっと前に聴きたかった!!
 
・ゆみこさんのお話を聞いたとき、「自分を大事にするってこういうことなんじゃないか」と
強く思いました。 生理の話、でも実は女性である私を大切にすることなんですね。
 
性は恥ずかしいものではない、私たちの身体はもっと祝福されるもの、
などなど生き方のことにも言及されていて、これからの毎日に受け取った
キーワードを大切にしたいなと思います。
 
・たくさんの人に届いてほしいですし、いつか、子供向けにもしてほしい。
生理があること、人を大切にすること。たくさんのことを生理から学べます。
 
 
 
 
ありがとうございました!!!

 

これからのセルフケア、自分らしさがより表現しやすい社会のために、

お役に立てればと願っています。

 

来月7日に開催予定です。

詳細は画像をクリックしてみてくださいね↓

皆さんこんにちは! スペインバスク在住のドゥーラ、ユミコです。
今日は一つお知らせがあります。
 
 
長男を出産した12年前、自分の身体、女性の身体について
何も知らないと思い知らされた私は、妊娠・出産、月経の世界にはまりました。
 
これまで学んできたことを、日本の方にも伝えたい!という気持ちは
もう抑えられず(笑)、
この度 「月経お付き合い講座」 を立ち上げました。
 
下記、詳細です。
ご関心ある方、どうぞお問い合わせください。
 
女性を労わる、女性に優しい社会を。
そのためには、まずは自分から!!
 
 
シェアしていただけると大変うれしいです。
どうぞ宜しくお願い致します!
 
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【ありのままの自分でよし! 月経お付き合い講座】
 
日時: 2020年 9月27日(日)、または9月30日(水) 20:00~22:00
※次回は、
10月7日(水) ①20:00~22:00  ②24:00~02:00 を予定しています。
(日本時間です。①または②のご都合が良い時間帯をお選びください。)
 
場所: オンライン会議室ZOOMにて
費用: 1,500円 (日本銀行口座へのお振込み)
定員: 8名
対象: 女性
お問い合わせ・お申込み: Eメール yumikodoula@gmail.com 
上記アドレスへお願いいたします。
お支払い方法や当日の詳細のご連絡をさせて頂きます。
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自然は、「ただそうである」ということで、
そのありのままの姿は、良いか悪いかの問題ではないですよね。
 
雨が降っててどうこう言っても、しょうかない。
庭に咲く花たちに、冬に開花させろ、と言っても無理な話。
森の木々に春に枯葉を落として、と言ってもそれはできません。
人の手ではどうすることも出来ない、自然のもとからの周期がある。
 
私たち人間はどうでしょうか。
ありのままをちゃんと見る、素直に向き合って受け入れるということが、
苦手になってしまっていないだろうか。
 
 
女性の身体に備わっている生理的機能である「月経」。
これも、私達の身体の中心で起こる、どうしようもない、自然なサイクリカルなもの。
 
今まだ一般的にある、月経に対する、
恥ずかしい・痛いからやだ・ばれない方がいい…などといった、
当たり前となってしまった価値観や、性のタブー。
 
「臭わない・気付かない・いつも通りが良い」
「排卵は嬉しく、妊娠・出産は美しい。でも月経は穢れ」
 
これはどこか間違ったメッセージではないかと思うのです。
変えていきたいと思うのです。
 
 
 
この講座は、
 
これまでの女性の身体がおかれてきた背景や、
月経周期の仕組みを理解し受け入れ、
意識的に過ごし自分の身体の一部として表現することで、
 
自分をもっと労わろうという気持ちや、
女性であること、自分の身体への誇り、
周囲とのより健全な関わり方、
より充実した性プロセスといった、
 
心身の健康に関するヒントを日々の暮らしで探る術となるよう、
そんな願いを込めてつくりました。
 
 
【お話しするテーマ】
 
・現代の女性とセクシュアリティ (身体の悦びとは)
・私達の月経 (これまでの価値観が変わるかも?)
・月経周期と心身の変化 (4つのわたし)
・月経周期とセルフケア (女性の特権)
・命の(わたしの)エンパワメント 
 
 
月経があるから痛いのではありません。
私達がおかしいのではありません。
 
私達がいる環境や、社会に痛みを感じるのです。
それを身体が教えてくれているのです。
 
 
月経をもっと前向きに過ごしたい、娘にも伝えるために情報を得たい、
月経へのタブーから解放されたい。
そう感じていらっしゃる方、ぜひご一緒しませんか?
 
心よりお待ちしております。
 
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私の想いをもう少し知っていただくために…
よろしければ、↓こちらの投稿も覗いてみてください。
 

こんにちは! バスク在住のドゥーラ、ユミコです。

 

ある日、何故か突然、

南で暮らす20年来のスペインの親友と話したいと思い、

連絡してみました。

偶然にも、彼女も私に電話をしようかと考えていたところでした。

 

 

 

これから書くことは、彼女に承諾を得た、

彼女にも是非書いてほしいと言われたことです。

 

 

彼女はとてもパワフルで知的な、

女性であることに強い誇りを持つ、

私がとても敬愛する大切な友人。

 

今どき話さずにはいられない、新型コロナの話題から始まり、

のちに彼女は本題に入った。

 


捨てられた子犬を育てることになって数か月経ち、

その子犬はメスで、避妊手術をしてもらうかどうか、

彼女はしばらく迷っていた。

 

捨て犬大国スペインで、

これ以上被害を大きくしてはいけないという責任感や、

実際に子犬が産まれても貰い手がすぐに見つかる保証はなく、

暮らす場所は庭もない、普通のピソ(スペインの集合住宅)。

 

パートナーと現実的に考えた結果、

やはり避妊手術をしてもらおうと決めたらしいのだが、

決まった途端、可哀そうで涙があふれてしょうがない、

どうしていいか分からない、というのだ。

 

 

 

彼女は、2年前に想定外の子宮摘出の手術を受けた。
45歳のことだった。

 

ある日から、しゃがんだり大きな荷物を持ち上げるたび、

腹部に痛みを感じるようになり、診察を受けた結果、

 

卵巣に、良性だったがスマートフォンほどの大きさの

のう腫があることがわかった。

 

非常に珍しいケースだったため、エコー中に、

大勢の研修医や看護師などが呼ばれたそうだ。

 

 

彼女の同意もなくぞろぞろと入り込み、

モニターを見ながらそのすごさに興奮しまくる、

見世物にされている彼女への配慮もない彼らに対し、

 

 

「ハロー、ちょっとみんな!

そんなに楽しいパーティーなら、

私も参加していいかしら? 

 

ていうかそれ、

私のここに入ってる、

私の身体の一部なんだけど?」

 

 

そう言い放った。

 

 

 

彼女は、妊娠・出産どちらも経験はない。
望んだ時期もあったが、様々な事情から産まない選択をした。

 

自分の性生活を楽しんでいたし、

自分の身体を愛しいと思っていた。

 

 

ユーモアセンス抜群で明るい彼女。
 

不快や怒りを感じながらも、冷静に、

これ以上誰の気分も悪くする必要はない、

 

でもズバリと言ってやろうと思ったのだ。

 

 

 

私は心の中で、

「さすが。私だったらどうしてただろう」 と思った。

 

 

その時点では、子宮に影響はないという診断だったし、

経過観察のため検査を数回受けた後、

本人の同意のもと、卵巣摘出の手術日が決定した。

 

 

 

ところが手術当日、その場の医師の判断で、

「念のために子宮卵巣全摘出する」と決断されてしまったのだ。

 

スタッフによると、のう腫があった卵巣摘出だけで済ませ、

経過を見て別の処置の必要性を判断することも可能だったとのこと。

 

 

 

「医師は患者のベストを考えそのような決断をした、と信じたい。」

彼女は言った。

 

が、これはあまりにも衝撃的で、許し難い決断だった。

だって彼女は、突然、自分の意思と関係なく、

「念のため」子宮も卵巣も無くし、閉経を迎えたのだ。

 


何が「念のため」なのか。

彼女は、方針が理解できなくて未だに頭が混乱すると言っている。

 

自然な閉経へのプロセスを待ち望んでいた

彼女の気持ちを知っていた私は、

今でも話を聞くたび体が熱くなって、涙が出る。


治療方法は、本人の年齢や妊娠、出産の希望などを考慮して

決定されるべきと言われているが、

 

親友の場合、年齢は45歳、

これから妊娠することはないだろうからもう必要ない、

という勝手な偏見、早く言えばそれが理由だった。


これが、女性の身体に対する価値観なのか。

 

 

 

目を覚ましてまだ麻酔で朦朧としている中、

スタッフの看護師に手術の、予想外の結果を伝えられた彼女は、

非現実的な、今でもうまく言葉に表せない気持ちで、真っ白になった。

 

「念のためだって?? 誰の身体だと思ってるんだ?!!」

 

麻酔効果でちゃんと歩けないのに、

とにかく無理やりパートナーの助けで退院した。

 

スタッフには止められたが、

その場に居続けることが我慢できなかったのだ。

 

 

 


術後に、執刀した医師の顔を見れたのは、

1ヶ月後の検査の時の10分間だけだった。

 

「女性の身体は医療になめられている。」 彼女はそう思った。

私も、そう思った。

 

 


こういった手術を受けた後の身体は、

受けるホルモンの影響が劇的に変化する。

 

徐々にではなく、突然ホルモン分泌がない状態になってしまったら、

身体がそれを受け入れるまで時間がかかるし、

性生活なんてとんでもない、前向きになれなくて苦しむ人もいる。

 

彼女は、少したってからマスターベーションを試みた。

身体の変化を知りたかったのだ。

 

すぐに、身体の反応や触感、心地よさが全く違うことにショックを受けた。

2年たった今でも、パートナーとのセックスもこれ困難あり、笑いありだ。

クライマックスに辿り着くことがこんなに絶望的になるとは。

 

 

自身の身体に適応していくだけでなく、溢れ出る感情や、

パートナーとの関係、生活全体に影響が出るということは、

医療の責任範囲ではない、相談先は自分で探し、

 

費用は負担しなければならない、という現実は、

あまりにも痛い。痛すぎる。

 

 

誰からも術後の性生活への影響について説明はなかった。

医師からは合成ホルモン剤を飲みなさい、あれこれしなさいという

指示ばかりで、彼女の肝心なセクシュアリティについて心配されることは、

1ミリもなかったのだ。


今すぐに、変な例えだが、靴下を裏返しに脱ぐように

一瞬で世の中を変えることができたらば…、そう思った。

 

 

 

どこか穴が空いたようで、もうないんだけど、

まだあった時と同じ感覚が残っている。

記憶と現実が混ざる、そんな感覚を行き来する。


腕の切断手術を受けても、

まだその腕の感覚が蘇るという証言に似ている。

 


見えない身体の真実を、

包容してくれる仕組みや場所は少ない。
 

だから彼女は、子犬の手術が、こんなに辛いのだ。
だから、子犬に申し訳ない、とこんなに涙があふれるのだ。

 

 

「もしかしたら、子犬は、あなたに寄り添うために

あなたに出会ったんじゃないかな。

自分の体験を彼女に映し出してしまうのは当然だと思う。」

 

私はそう言って慰めるしかなかった。

 

こんにちは!

スペインバスク在住ドゥーラのユミコです。

 

夏休みは6月20日辺りから9月10日辺りまでの2か月半と、

長いんですね。

しかも不規則になりがちで、危ない危ない。。。

 

せっかくやっと時間が取れたので(笑)

続いて、書きたいと思っていたことを綴らせていただきます。。。

 

 

 

2か月ほど前に、「子育て」や「赤ちゃん」について、

この様な投稿をしました。

 

 

私達は田舎で暮らしており、

息子二人は、共に動物が大好きな子たちに育ちました。

 

特に次男は、

「動物の言葉がわかる」と言ってたくらい。

 

犬をはじめ、

亀や鳥、オタマジャクシ、蚕、モグラ、豚、ヤギ、ひつじ。。。

色んな生き物と触れ合ってきました。

 

 

 

ご存知の方もいらっしゃる通り、

 

夏先に、生まれたての子猫を一人ずつ一匹引き取り、

「お母さんになる」と、本気でお世話していました。

 

 

7月に、

ご近所さんにお世話を頼んで、4日間旅行に出たんです。

 

 

そしたら最後の夜に、そのご近所さんから

「ぐらが死んじゃったの、どうしよう。。。」との連絡が来たのです。

(名前は、ぐりとぐら)

 

傷もなく、寝ているかのように横になってて、

でも、もう一匹がずっと離れず鳴いていると。

 

 

戸惑いながらもお礼を伝え、

とにかく箱に入れて取っておいてもらうよう、頼みました。

 

 

旦那さんとどうするか考えました。

 

 

ご近所の友人は、

 

「どこかに行方不明になった」と言った方が、

次男のためによいのではないか、と思い付いた。

 

「死」というものは、なるべく子供は関わらないほうが良い、と

スペインでは(西洋では?)考える方が多いからです。

 

お葬式にも、子供を連れていくことは控える方が多い。

 

 

 

でも私は、

本当のことを伝えることが正しいと思いました。

 

心から大切にしていたからこそ、本当のことを知って、

それを受け入れることの大切さを伝えたいと感じた。

 

 

 

自分の流産のことも思い出しました。

旦那さんは、自分の母の死を思い出していました。

 

 

猫と比べるな、と言われてごもっともかもしれませんが、

 

次男にとっては本当に濃く、愛情あふれる、

充実した「育て」の経験でした。

 

 

「失う」ことは本当に辛い。

ましてや、生まれたてだから、まさか死んでしまうなんて

誰も思っていなかった。

 

 

魂が砕かれたように泣く姿。

 

ずーっと何度も何度も名前を呼んで、泣き崩れ、すぐ帰りたい、

死んだ原因を知るために獣医さんに持っていく、と言いました。

 

突然死だったのかと思います。

本当に綺麗な猫で、皆に可愛がられていた。

 

 

 

 

「死んでしまったけど、幸せに生きたと思う。

一生懸命お世話してくれて、感謝しているとおもうよ。

あなたもぐらと幸せだったよね。 悲しいよね。」

 

そう語りかけながら、一緒に泣くしかありませんでした。

 

 

 

生と死と、自然に起こることを素直に受け入れること。

難しいと思った。

 

どうしようもない、ありのままの事実を

ちゃんと見つめる、ということ。

 

 

 

自然なことでも

良いこと、悪いこと、と決めてしまうような考え方、

いつからそうなってしまったのかな。

 

そんなことを夫婦で話したのでした。

 

 

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ユミコ

 

 

こんにちは!

スペインバスク在住ドゥーラのユミコです。

(自己紹介は、こちらをご覧ください。)

 

 

スペインも猛暑が続いております。

夏の平均気温が25,6度と言われるバスクも、

40度近くの日々を過ごしました~。

 

さて、夏と言えばキャンプ!!

 

毎年、叔父さんが誘ってくれる、我が家の息子二人、

従弟を連れての男4人でフランスキャンプ旅行。

 

5年ほど前からの、夏の恒例イベントです。

帰ってきた長男、これ以上焼けないってくらい真っ黒になってます。(笑)

 

 

フランスのキャンプ場ってすごいんですよ。

 

めちゃくちゃ大きくて、アクアパークのような巨大プール施設や、

サーカステントが張ってあるところがあったり、

家族で1か月飽きることなく過ごせるよう、充実しているところがたくさん。

 

海沿いのところは特にサイコーです!!!

 

 

帰ってきた昨夜、

「後でちょっと部屋に来てくれる?」と長男。

 

行ってみると、なんか照れ臭そうに、

クシャクシャ~っと、布団で身を隠すではないですか。

 

 

「なに、なにーーーー??!」とわたし。

 

「絶対誰にも言わないって誓う??」

 

「うん、誓う。 約束するよ。」

 

「お父さんにも今度自分で言うから、まだ言わないで。」

 

「わかった。」

 

 

 

「…あのねー、

 

好きな人ができた。たぶん。

 

 

 


 

「マジ!! なんですとーーーーーーーー!!!!!」

(今日は2020年8月8日ね、メモしとこ!!)

 

顔からはみ出そうな、きれいな笑顔。

目がキラキラしている。

 

「そっかー、そうなんだー。

お母さんうっれしいよーーー、話してくれて。」

 

 

聞いていると、

 

相手の子は、クラスの同級生と違って気取ってないし(爆)、

とても優しい子で、何より会話してて居心地がよかったと。

 

1日しか一緒に過ごせなかったようだけど、

住んでる街が偶然にも近いらしく。

 

母:

「いつでも会いに連れてってあげるよ―――!!」

(親ばか度炸裂)

 

 

12歳だし、この夏は、ナンパされるか恋をするか…

なんかしら動きがあるだろうなっ♪ と読んでいた私。(笑)

 

初恋なるか、すぐに冷めてしまうのか。

今後見届けるのが楽しみなんです~

 

つい最近まで恋愛の話なんて、興味あるけど

「うげー、きっもちわりーー」なんて反応だったし、

 

「その時が来たらわかるもんだよ~。」とこちらは言ってたんですよね。

 

そしたら

来ました、その時が!!

初々しく、チャットしてる――――!!!

 

 

 

こういう過程って、親として私はほんと嬉しい。

話してくれたのも嬉しい。 (可愛すぎるよ)

 
 

こうやって新しい感覚を覚えて、豊かになっていくんだな。

人に好かれ、人を好きになり、別れもあり、涙もあり。

 

どうやって受け止めていくのかな。


 


 

バスク語では、

「恋をしている」を、「Maiteminduta」と言います。


Maite: 愛、

Minduta: 痛みを感じる、という言葉です。

 

 

 

「心臓」は、

Bihotza: 二つの音。

 

「セックスをする」は、

Larrua jo: 肌と肌の触れ合い。

 

「産む」は、

Erditu: 身体を半分に分ける。

 

ちなみに、

「魔女」は、Sorgina: 創造者。 

 

単純なつくりなんだけど、その由来は腑に落ちる。

 

 

 

なんか今日はいい夢見れそう。

お読みいただき、ありがとうございました!

 

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ユミコ

 

 

皆様こんにちは! スペインバスク在住のユミコです。

(自己紹介はこちらをご覧ください。 )

 

 

以前、日本で開業助産師さんにインタビューさせていただいた時、

そのお一人がこうおっしゃったんです。

 

お産は自然なもの。

それを忘れず, 「苦しい」ではなく

 

「楽しい」ものと伝える義務が、

助産師にはある。

 

 

素敵なメッセージだと思います。 

助産師さん先頭に、ぜひ伝えてほしい。

 

でも、そう伝える義務がある、と感じていらっしゃるということは、

 

 

お産は色々なことが原因で

「苦しい」と思う方が多く、

 

「お産って楽しいよ!」と言ってくれる人

(医療者なりお母さんなり)が少ない

 

といえるのかもしれない。

 

そして、助産師さんの義務だなんて、荷が重すぎる。

そうなったのは、助産師さんの活動による結果ではないからです。

 

 

 

 

月経やセックス、妊娠と出産、授乳。

 

生れたことを喜び成長を祝い、

生きるための知恵を伝え、巣立ちの準備をする。

 

そして、命が生まれる喜びを体感してほしいと願う。

 

全部、子供にとっても大人にとっても性教育ですよね。 

ところが「出産と育児」以外は、なんだかオープンに話しずらい。

 

 

 

これから生まれてくる子供たちに、私たちは何を伝えたいだろう。

 

子供を授かると、

 

こんな風に生まれてほしいとか、こんな親になりたい、

このような家庭環境で育てたい、こんな人生を送ってほしい…。

 

それぞれが色々考えながら、様々な感情と向き合い、

健康に気を付け、我が子の誕生を心待ちにします。

 

でも、「子供を授かりたい」と願うずっと前から、

実はその我が子への教育は始まっています。
  
受け継いできた価値観や、身体に刻まれた記憶

というものがあります。

   

 


女性として生まれたその身体に自然に備わっている、

生理的機能である月経は、「痛い」とか「面倒くさい」、

「ばれたくない」などなど、ネガティブなものとして受け取られ、

 

妊娠したいと願った時、「いつ排卵するのか」ということは重要だし、

出産という素晴らしい経験は、皆にお祝いされるけれども、

また産後に生理が始まると、面倒くさい存在に後戻り。

 

 

なぜ、命を育み生み出すこと自体は素晴らしいのに、

パワフルで創造的な私たちの身体は、痛かったり苦しいのでしょうか。

なぜ、出産という素晴らしい出来事が体験できる、

私たちの身体で数十年間続く月経は「面倒くさい」と思うのでしょうか。


 

初めて生理が来る前から、ネガティブなものとして教わったら、

自分の身体を、女性という存在を、喜んで受け入れることの妨げとなったり、

 

自分のありのままを、愛することができないことに繋がるかもしれない。 

将来、子を授かったり産む時のために、身体が望むことを「選ぶ」力が

育たないかもしれない。

それが、身体の奥の記憶として刻まれ、代々引き継がれているとしたら。

やはり自分の子供や孫、ひ孫のためにも、変えたい。

 


しつこいようですが、

 

月経周期を知ることは、自分と向き合い、自分を知り、

自分を大切にするためのヒントになる、術の一つだ、と私は信じています。

すぐできることではありません。 えらく時間がかかります。

でも、少なくとも、妊娠出産という人生の大切な出来事の前に、

 

「月経とは恥ずかしいものではないんだよ」

「痛いのは当たり前ではないんだよ」、と教えてほしかった。


 

セックスに対する考えや周囲の女性との関係、自分への評価、

女性であるがために受ける態度…

色んな事に対する意識を自分から変えていくカギを、

「自分で」自然に手に入れていたかもしれない。 

 

無理に自分をつくろうという、変な努力をしなくて良かったかもしれない。

変わらなきゃ、と思わなくて良かったかもしれない。 

 

自分が悪かった、間違っていた、と思わなくて良かったかもしれない。


 

今の社会のあり方や教育が、「痛い」のでは。

こうあるべき、行動するべき、という規範が「苦しい」のでは。

それを理解すれば、少しづつ変えていくことは、できる。

 

 

自分の身体がどんなに豊かなものなのかを知り、受け入れた時、

それまで大切だと思っていた色んな事は、その価値を失っていき、

自分の暮らしがもっとシンプルになっていく。

 

人生で大切なものが、もっとオーセンティックな、

でも当たり前なことに絞られていく。

そうありたい望みが、身体の奥から生まれてくる感覚があります。 

 

他の数々な体験もそう導いてくれたのだろうし、

これに限らず「自分を発見する」ということは、

いくつになっても遅くはないし、必要なケアなんだなと思います。

 

 

そして、せっかく与えられたこの身体の主人公になりたい。

身体に起こることを、理解して納得したい。

 

これから命を産み育てていく世代に、

女性として見せたい姿は、どんな姿だろう?

どんな女性、どんな大人として、子供たちの目に映りたいと願いますか?

 

 

女性は、産む前でも産んだ後でも、

新しい命を育てることが出来る、素晴らしい身体と知恵の持ち主なんです。 

だから、

 

「私達の身体を もっともっと大切にして!!!」

 

と言っていいと思う。

男性がいるから命が生まれる。もちろんです。

お互い同じように大切な命で、必要な存在です!

でも赤ちゃんは、女性の身体を通して生まれてくるのだから、

これくらい、言わせてほしい。

大切にされている、安心できる、という環境で産む体験が、

男女ともにもっと命に優しい社会をつくっていく、原動力になるのです。

女性が、心から「産みたい」という環境にいなければ、

管理され続けていては、「苦しい」と感じる体験は減らないのではないでしょうか。


今回も、お読みいただきありがとうございました。

 

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