たった一つでもいい。 | タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

タブーから自由になって、より健康で豊かな月経ライフを! ~バスク在住ドゥーラ 寺本裕美子~

月経、妊娠・出産、育児や更年期。心とカラダの健康について、女性のエンパワメントのためのブログです。

 

 

    

教わらなかった生理と身体について、

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こんにちは!

 

月経リテラシーで

性のエンパワメントを目指す、

ユミコです。

 

今日もこのブログを選んでくださり、

本当にありがとうございます!

 

 

 

 

先日、主宰する集いで、PMSについてお話ししました。

 

 

PMS(月経前症候群)に悩む女性は多くの国で7割以上

いると言われており、

 

日本の比較的最近の調査では、

 

 

75%以上の女性が

不調があって辛くても「いつも通りにする

 

約50%は、

その辛さを誰にも伝えない

 

 

60%以上が、

不調の原因を知りたい」と思っているのに、

 

20%以下の方しか、

適切に対処できていない」

 

 

という結果が出ています。

 

 

月経前10日辺りから現れる、

精神的・身体的症状で、日常生活や人間関係などに

影響する症状の集まりなのですが、

 

はっきりした原因はわかっていない

とされています。

 

 

 

このPMSの治療について産婦人科学会は、

薬を使わない対処法のほかに、

 

排卵が起こり女性ホルモンの変動が

あることがそもそもの原因

 

として、

 

排卵を止めてその変動を無くす

ことを勧めています。

 

 

 

 

 

 

排卵を止める=月経を無くす=周期を消す」です。

 

私はこれに異議があります。

 

 

 

周期中のホルモン、

エストロゲンとプロゲステロンは、

 

本来はまさに「周期的に

 

分泌量が上がったり下がったりしながら、

かつ、補い合う形で、

 

排卵を経て「バトンタッチ」をするのが、

正常な「動き」です。

 

 

 

月経がある限り、

私たちの身体は周期的なのです。

 

 

健康であるためにその変動がある、

変動があるから健康が保たれる、

 

何といいますか、

そういう身体のつくりなんですよ。

 

しょうがないでしょう?

 

その「変動」が「原因」とされて、

原因がわからないから、薬で抑えましょう、

というのは、不本意というか。

 

その前にできることが沢山ある、と思うわけです。

 

 

 

 

私たち自身の身体の在り方が原因で、

不調をきたすようにはできていないません

 

 

 

女性の方が男性より社会的立場が弱いとか、

医学や科学の分野で

女性が活躍する機会を与えられにくいこと、

 

安定して生産と消費を続けることが重視される

社会で働くことなど、

 

女性の健康そのものが大切にされてきていない

という現実も、

多くの女性の健康状態に表れていると思っています。

 

 

 

薬を飲んで自分の生理的な周期を「消す」ことを勧められても、

原因をちゃんと知らないままお薬で症状を消して楽になっても、

 

服用をやめた時、本人の暮らしが変わっていなければ、

症状はまた戻ってきたり、ひどくなったり…

本当の解決にはならないんですね。

 

 

 

一時的なら強く影響することはないかもしれない。

医療的に本当に必要なら、大きな助けであることも事実です。

 

でも、長期的に使うとなると、ご本人の健康はそのように

扱われてしまっていいのだろうか。

 

 

 

 

周期中のホルモンの

「変動があるから健康が守られる」

 

という見方をする方はまだ少ないのですが、

 

 

 

実際は、

月経があるためだけに役立っているのではなくて、

骨の健康や心機能、コレステロール、腸内環境、

神経系や免疫系など、

 

からだ全体で健康のために連動して作用します。

 

それを消して、副作用がないわけがないのです。

原因を知りたい方が多いのはもっともですよね。

 

 

 

本当に女性の身体について、

これまで医療的、つまりは部分的な情報しか

主に広がっていないことに対して

 

沢山の分野の女性が力を合わせて

研究をし、啓蒙活動をして結構久しいのですが…

 

 

 

 

2012年に、WHOは以下のように発表しています。

 

 

現代は、

エストロゲン過剰、エストロゲン中毒の

傾向がある。

 

ストレスや休養不足、食習慣、

化学物質、大気などの影響で、

 

2つのホルモンがバランスを崩し、

補い合う関係が維持されにくい

 

 

生理に対するネガティブなイメージ

 

痛い、不調は普通だと思い込んでいる

 

生理用品(ケミカルナプキン・タンポン)

 

強いストレス

 

環境ホルモン

(内分泌かく乱物質。経血から発見されています)

 

食生活

(腸内環境のバランスが悪い、栄養不足など)

 

睡眠不足

 

日光浴不足

 

運動不足などなど、

 

色んな事が絡み合って、

エストロゲンの方が多くなってしまい、

調和の具合が悪くなってしまうんですね。

 

 

 

 

周期中のホルモンが、

お互いの役割を正常に果たせているかいないか。

 

忙しすぎて無理!!

薬で生理無くした方がラク!!

 

とってもわかります…。(泣)

これまでの習慣を変えることは、そう簡単ではありません。

 

でも、たとえ一つづつでも、

身体(自分)を労わるのは、まずは自分からしかできない

 

自分からできる(守る)こと、工夫できることは

思ったより沢山あります。

 

 

 

⇓何かヒントになるかもしれません。⇓

 

 

 

 

感情があってホルモンがあって、

化学反応を起こす社会性ある動物である限り、

(変な表現ですね。笑)

生活環境、労働環境など、周囲も強く影響する。

 

バランスが崩れると、

痛みや怒りの感情に繋がる、炎症状態をつくってしまい、

慢性的に続くと、婦人科疾患のリスクも上がってしまう。

 

 

「痛み」は何かがうまくいっていないというサイン。

普通、と慣れてしまわず、何か一つでも、続けてみると、

身体は応えてくれます。

 

頑張りすぎて自分へのダメージを増やさないよう、

休息や運動、月経前に負担がかかりすぎないように

作業を詰め過ぎない、いっぱい笑う、泣く…

 

 

キュアよりケアができるために

健康を守っていきたいです。

 

 

今日も最後までお読みいただき、

本当にありがとうございます!

 

 

 

バスクのユミコより。

 

 

ご質問やセッションへのお問い合わせは

yumikodoula@gmail.com まで