映画「邪厄の家/バーン・クルア凶愛の家」感想(結末以外ネタバレあり) | 鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

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Netflixで配信を楽しみにしていたタイのホラー映画「邪厄の家」。映画公開時は、「バーン・クルア 凶愛の家」だったらしいですね。なんでわざわざ改題したんかな。



【あらすじ】

7歳の娘インと暮らす、ニンとクウィンの夫婦。ニンは所有するマンションを貸し出していたが、賃貸人が家を荒らしたまま出て行方不明に。原状回復に多額の費用がかかって経済的にピンチ。
自宅の一軒家は夫のクウィンの名義。一軒家を貸し出して自分たちがマンションに住む提案をするニン。一軒家の名義人であるクウィンはこの家から離れたくないと反対したが、結局元医者のラトリーと娘のヌッチに貸し出すことに。

しかし母娘が一軒家に引っ越してから、夜な夜な怪しげな儀式をしていると隣人から知らされる。クウィンも奇妙な行動をするようになった。実はラトリーとヌッチはカルト集団のメンバーで、なぜかクウィンも加入してしまったのだった・・・。




【あらすじ&感想】



結末以外ネタバレあります。ツッコミも少々。



最初のパートは、妻のニン目線。
家を貸し出すことに反対していた夫が、ラトリーとヌンが内見に来たらあっさりOK。夫にいつの間にか変なタトゥーを入れていて、ヌンにも同じタトゥーが入ってるのに気が付くニン。私なら、まず浮気を疑うわ〜。



インが誕生日プレゼントに欲しがった人形は、昔の商品でもう販売されていないものだった。しかし、クウィンはなぜかその人形をインにプレゼントする。インは喜ぶが、人形に不気味なものを感じてビビるニン。人形の洋服には、刺繍をほどいた跡があった。



夜中にコソコソとマンションの部屋を出ていくクウィン。ますます浮気??となるよね笑。
クウィンはマンションの屋上に。こっそりと追いかけるニン。ニンが裸足だったので、ダイ・ハードを思い出して気が気じゃなかった私。
クウィンは屋上で変な御経を上げてトランス状態。おびただしい数のカラスは飛んでくるわ、怖い顔の少女は出てくるわで(スマホを向けたらいないのに、スマホから目を離すと目の前に・・・は、定番ドッキリでよき☆)、ニンは大パニック。慌ててマンションの部屋に戻り、そのままベッドに潜り込む。裸足であんな汚いところを歩いていたのに・・・と、お母ちゃんは気になりました。足を洗ってから入りんさい!!



クウィンの言動に耐えられなくなったニンは、インを連れて逃げることに。クウィンに捕まりそうになるが、寸前で逃げたニン。しかし、インは立ち寄ったホテルから姿を消してしまう。そしてラトリーの従者により、ニンは山の中で殺されそうになっていた・・・。




ここから11年前に遡り、夫のクウィン目線パートに。この展開は思いがけなくて新鮮でした。



妻に逃げられてシングルファザーになり、あの一軒家で幼い娘を愛情いっぱいに育てていたクウィン。
ある日、故障していた給湯器をクウィンは自分で修理。娘にシャワーを浴びるよう促したところ、給湯器が大爆発。娘は死んでしまう。やっぱり給湯器みたいな物は、素人がいじっちゃダメなんよね〜。



娘が死んで憔悴した日々を送っていたクウィンの前に、保険レディとして現れたのがニンだった。クウィンはニンと再婚。娘のインが生まれて幸せだったが、思い浮かぶのは、この家で亡くなった娘のこと。
そこに家の内見で来たのが、ラトリーとヌン。ラトリーは、この家には幼い少女の霊がいると言ったので、クウィンは驚く。ラトリーに家を貸すことにしたのは、ラトリーに仕えて、もう一度死んだ娘に会うためだったのだ。



インにプレゼントした人形も、死んだ娘がお気に入りのものだった。ほどいた刺繍の部分には、名前が入っていたのよね。妻目線パートで、なんで急に人形が出てくるの?とか、なんでクウィンはあっさりラトリーに家を貸したの?とか、違和感があった場面が次々と回収。



クウィンは、インの身体に、死んだ娘の魂が共存できるとラトリーに言われ、ラトリーに従っていた。魂が入ってもインには何の影響もないと言われていたけど、そんなわけない。
クウィンを騙していたラトリー。ラトリーには、インの身体がどうしてもほしい理由があった・・・。




そして、ラトリー目線の現在パート。殺されかけてたニンはどうなったん??と気になりつつ、ラトリーの策略が明かされる。



ラトリーも過去に娘が死んで、ずっと魂を人形に閉じ込めていた。その人形が超不気味。タイの文化はようわからんけど、愛娘の魂を入れるなら、もっと可愛い人形の方が良くない??なんであの人形??



ラトリーは、霊感を持つインの身体が、自分の娘の魂とベストマッチだと判断。ずっとインを狙っていて、マンションの部屋の損壊も最初からラトリーの仕込みだったのだ。大迷惑。ラトリーとヌンは、用済みのクウィンを殺して、インの身体に入魂の儀式をしようとする。ひどい話だぜ!!インは大ピンチ!!



しかし殺されたと思いきや、ド根性で悪人を返り討ちにして、家まで戻ってきたニン。母は強し!!
儀式を中断させてインを取り戻し、逃げようとしたが、ラトリーに殺されそうになる。その時、天井が崩落。クウィンの死んだ娘の魂がインに入り、ラトリーとヌンをグッサリ串刺しにする。クウィンの最期の願いで、亡くなった娘の魂が、ニンとインを助けてくれたのだった。



果たして、その後インはどうなった?ニンの決断は?





【まとめ】


主演のニン役の女優さんが美人でしたね。やっぱりホラー映画のヒロインはこうでなきゃ。クウィン役の俳優さんも、竹財輝之助さんみたいなタイプのイケメンでした。



パートが変わって謎が明かされていく展開はなかなか面白かったです。切ないラストも良かった。



ジャンプスケアはあるものの、ホラー度は低めかな。がっつり怖い映画が好きな人は物足りないかもしれませんが、人怖ミックスで私は好きでした。




親子愛にもホロリ。お勧めですニャ〜!!