都市ボーイズのはやせさんが、Netflixで見たけどあまりに怖くて途中で離脱したと言われていた映画「スマイル」。ホラー好きとしては期待値大。早速観てみました。
ネタバレにツッコミあります!!
【あらすじ&感想&ネタバレ】
精神科医のローズ(演じるのはケビン・ベーコン氏の娘さんのソシー・ベーコンさん。お父さんに顔がそっくり)は、数日前に教授の自殺を目撃したという学生ローラのカウンセリングをする。
ひどく怯えた様子のローラ。錯乱したあと花瓶を割り、欠片を持ってローズの目の前で不気味な笑顔を浮かべながら、顔と喉をかき切って絶命。初っ端から痛い痛い!!そして、やっぱり割れて凶器になる物は、カウンセリング室に置いちゃいけんと思ったわね。
不可解な患者の死にショックを受けるローズ。
その後、ローズの周りでは、人が不気味な笑顔を浮かべて豹変したり、死んだはずのローラが笑顔で出現したり、志村後ろ!!のビックリドッキリが続く。
これはローラの死のトラウマによる幻覚ではなく、何か別の悪いことが起こっていると感じるが、婚約者は疲れているせいだと言う。セラピストも容易に薬を出してくれない。
よくホラー系のドラマでも、変なもんが見えた!!という人に、疲れてるんじゃない?と答えるシーンあるけど、疲れて変なもんが見えた経験がある人はそんなにおらんよね。
ローズは、甥っ子の誕生日パーティーにプレゼントを持って参加。その前から、ローラの飼い猫が行方不明。嫌な予感マックス。
甥っ子がローズからのプレゼントを開けると、血まみれのネッコオオオオ!!猫好きには辛い場面でした。私も含め、猫飼いさんは要注意。
私じゃない!!と叫ぶローズ。楽しいパーティーは阿鼻叫喚。ローズは錯乱して、ガラステーブルに後ろ向きに倒れ込み、ガラステーブルは粉々に。大迷惑。
病院に搬送されたローズ。姉(甥っ子のママ)は大激怒。いや、妹がこんなことやるわけないじゃん。信じてやれよと思ったけど、実家のことで姉妹には見えない軋轢があるのよね。
ローズは、ローラの前に自殺した教授の家に行き、妻と話をする。
妻によれば、教授は自殺する前に女性が自殺する場面を見ており、その後でずっと「笑顔」の何かに取り憑かれていたと言っていたらしい。
ローズは、刑事の元カレを頼ることに。元カレはローズの勢いに圧倒されて、この現象の原因調査に協力する。家のパソコンで警察のデータベースに簡単にアクセスしてたけど、そんなんで機密情報大丈夫なんかなと思ったよね。
婚約者はローズの言うことを信じてくれない。ローズの母親が自死していたことも持ち出され、完璧な人と結婚できるかと思ったのにみたいなことを言う。婚約者、いい人だと思ったのに〜。
ローズは姉の家に行って誕生日パーティーのことを弁解しようとするが、話は噛み合わず喧嘩になる。諦めて車に乗って帰ろうとしたローズに姉が近付いて来て・・・の場面のホラー演出、すごい怖くて、その手があったか!!と嬉しくなって大笑いでした(変態)。ホラー映画好きな人、ここの見せ方は必見です!!
元カレの調べた情報で、自殺したローラの前に自殺した教授のその前もずっと自殺シーンを見た人の自殺が続いていたことが判明。これってリングじゃん!!呪いの連鎖じゃん!!
自殺シーンを見た人が自殺するまで、だいたい数日から1週間。
そしてその連鎖から逃れていた人物がいたことを知る。その男性は見ず知らずの女性を殺し、刑務所に入っていた。
元カレの協力で刑務所に行ったローズ。男性から話を聞いたところ、連鎖から逃れるためには誰かを殺し、その衝撃的なシーンを誰かに見せて呪いを移す必要があるらしい。そんなことできるわけないじゃんとローズは絶望する。
もうこうなったら、自分で呪いを断ち切るしかないと決心したローズ。
1人で廃屋になっている実家に向かう。
そこで思い出したのは死んだ母親のこと。実は母親は自殺しようとしたが死にきれず、子どもだったローズに助けを呼ぶよう求めたが、幼かったローズはどうしていいかわからず、混乱している間に母親が亡くなった・・・というのが真実だった。ローズはずっと、自責の念に囚われていたのだ。
誰にも見られずに死を選ぼうとしたローズだが、母親みたいな顔のクリーチャーがローズを襲う。下半身がパンツいっちょなのがインパクト大。
逃げ惑うローズはクリーチャーに火を放ち、屋敷は全焼。
勝った!!と思ったのも束の間、それは幻だったとわかる。
クリーチャーは気色悪い姿に変化して、ローズのお口を無理やりアーン。そして、お邪魔しま〜すとローズの中に入っていった。怖い場面なんだけど、呪いの正体があんなにあからさまなのは何だかなぁ。「エイリアン:ロムルス」でもそうだったけど、気色悪いモノをラスボスとして堂々と見せるのって、向こうではサービス精神なのかしら。
見事に呪いに乗っ取られたローズは、笑顔で自分に火を放つ。そしてそこに駆け付けた元カレが、ローズの最期を見てしまった・・・。
おしまい(バッドエンド)
低予算という映画でしたが、呪いの法則を調べていく過程はリングっぽくて、ジャパニーズホラーの雰囲気があってよき。呪いがいろいろな者に姿を変えて近付くのは、イット・フォローズみたいでした。「笑顔」という、最もホラーから遠い表情が恐怖の象徴になるアイデアは素晴らしいと思いました。
怖いか怖くないかで言えば、そんなに怖くはなかったかな〜(個人比)。
でもストーリーはテンポよく、程よいジャンプスケアにもキャーキャー言えるので、良作だと思います。
評判が良かったようで、続編の「スマイル2」も全米公開されるそうですね。
ホラー映画好きな人にはお勧めですニャ〜!!