映画「シャクラ」感想(ネタバレあり) | 鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

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カープと漫画とビールをこよなく愛する主婦が、愛する鯉太郎・神楽・銀八の様子等、徒然なるままに綴ります。



夫婦でドニー・イェン兄貴の大ファン。

ドニー・イェン主演の新作映画「シャクラ」を観に行きました。

伝説の武侠小説「天龍八部」を原作に描くアクション映画です。アクション監督は絶対的信頼の谷垣健治さん。ワクワク!!




【ストーリー】

宋の時代の中国。誰からも慕われていた男、喬峯。
しかしある日突然、殺人犯の濡れ衣を着せられる。さらに、漢民族ではなく契丹人であるという出自も明かされ、追放されてしまう。彼は、自分を陥れた人物と、自らの出自の真実を突き止めようと旅に出る・・・。



【感想】

正直、話はわけがわからんかったです。
原作小説をだいぶいろいろ端折られてるのかなと思いました。

話はわけわからんでも、宇宙一強い男、ドニー・イェンは健在。
ストーリーでは、恐らく喬峯は30代設定。ドニー・イェンの実年齢よりだいぶ若いですが、長髪にツヤツヤメイクで30代に違和感なく。アクションがキレッキレなので、兄貴カッコいい!!と惚れ惚れしてました。やっぱり姿勢が綺麗だと若く見えるんよね。



ストーリーをよく理解できてないので、以下感想を箇条書き。ツッコミあり。



◯濡れ衣の着せられ方が雑うう!!あんな手紙と夫人の証言だけで、簡単に殺人犯にされてしまう喬峯。否定しても誰も全く聞いてくれない。少林寺の師匠と弟子とか、義兄弟の絆とか、そんなもんなの?ほんまはみんな、喬峯のこと嫌いだったんじゃ?笑。ちなみに、喬峯は追放される時、仁義を通して自分の腹を何度もザクザク刺してみんなに見せましたが、それでもみんなの気持ちは変わらず。やっぱりみんな喬峯のことが嫌いなんじゃ笑。そして、腹を刺して去っていった喬峯は、その後全くピンピンしてました。腹を刺した意味とは。



◯本作のヒロインになる阿朱役の女優さんの美しさがハンパない。中国美人ってすごいわ〜。



◯喬峯VS少林寺その他諸々のみんなとのバトル。1人にあの人数は、いくらなんでも卑怯では。みんな仁義とかないんか。口だけ番長のオジサンが、最初に喬峯に挑んで瞬殺されるのを見て、「イップ・マン」のロー師匠を思い出して笑ってしまう。ロー師匠、お茶目で可愛いんよね。
喬峯が出しまくる技が、かめはめ波っぽくて、終始ドラゴンボールみたいでした。でも嫌いじゃない。ムササビみたいなジャンプもよき。ドニー・イェンの美しすぎるアクション。お金を払って映画館に来て良かったとしみじみ。



◯阿朱はルパンみたいな変装の名人。ミッションインポッシブルですら変装マスクを作るのに時間がかかるのに、阿朱は瞬時にマスクを作れるんよね。中国の秘技、すごいぜ。
自分の父親を助けたい阿朱は、父親に変装。父親の命を狙う喬峯の攻撃をわざと受けて死に至る。悲劇的な場面でしたが、喬峯って、後ろから矢が飛んできても避けれるぐらい鋭敏な達人なのよ。いくら阿朱が変装の名人でも、女性が男性の変装してるんだから、気が付かんのん?そしてそもそも、阿朱は喬峯と相思相愛なんだから、ちゃんと事情を話せよ〜!!



◯阿朱の父親を殺そうとした喬峯。自分も濡れ衣を着せられたクチなのに、阿朱の父親のことも状況証拠だけで命を狙いました。いいのかそれで。そして阿朱の父親、家庭内で揉めてたのはてっきり正妻かと思ってたんだけど、後で公式サイト見たら奥さんじゃなくて愛人でした。紛らわしいよ!!笑
阿朱の妹が喬峯に助太刀。女子が武術の達人なのは華がある。もっと早くから登場してほしかった。




◯クライマックス、濡れ衣を着せた黒幕と対決した喬峯。黒幕の動機がわかったようなわからんかったような。ずいぶんと回りくどい作戦だった気がする。少林寺の経典みたいなやつ、なんで欲しかったんだろう。私の理解力不足か。でもなんだかんだ兄貴のアクションがカッコよかったのでヨシ。




◯最後、喬峯の父親が急に出てきて(ドニー・イェンの二役)、いい人かと思いきや、なんか悪人ぽい模様。黒幕の父親もひょっこり出てきて、んんん?どういうこと?ラスボスが主人公の父親だった展開はあるあるだけれども、瀕死の喬峯を助けたのも父親ってことなんよね?違う?またまた理解が追いつかず。ちょっと置いてけぼりのまま映画が終わりました。これ続編あるんかな?





なんだかんだ、兄貴が宇宙一強くてカッコよかったので満足ニャ~!!







上映館が少なくてすぐに終わりそうな予感がするので、気になる人は早めに映画館に行くのニャ~!!