ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋感想①(ネタバレ&ツッコミ) | 鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

カープと漫画とビールをこよなく愛する主婦が、愛する鯉太郎・神楽・銀八の様子等、徒然なるままに綴ります。




ホラー苦手なはずの夫が、YouTubeでなんか面白そうなドラマの紹介動画を見たと言って教えてくれたのが「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」。
アカデミー賞受賞監督のギレルモ・デル・トロ氏が贈る、Netflixオリジナルのホラーアンソロジーです。



私は残念ながら、ギレルモ・デル・トロ監督の作品は見たことなくて、ちゃんと見たいなと思っていたので、ホラー好きな私にとって朗報でした。夫よナイス!!





昨日、1話目を見たので感想を書くニャ〜。




ネタバレありますニャ!!











【ロット36 】


戦争で追った身体と心の傷で、やさぐれまくりの退役軍人のニック。


所有者が亡くなったり、賃料滞納で権利がなくなった貸倉庫を買い取り、中の荷物を売りさばく商売をしていた。



手違いでニックに倉庫を買い取られたメキシコ人の女性が、家族の思い出が詰まった品物を返してほしいと頼みに来るが、ニックは彼女に差別的な暴言を吐いて拒否した。
ニックもニックだけど、そんなに大切な思い出の品を、貸倉庫にずっと保管ってアナタ・・・とちょっと思ったよね。




ある日、借り主の死亡でニックが買い取った貸倉庫の中には、怪しげなテーブルや本があった。
倉庫を借りていたのは高齢男性で、毎晩倉庫に何かを持ち込み、倉庫の前でピョンピョンと跳びはねるという謎の行動をしていたことを、貸倉庫のオーナーから教えられるニック。ヤバいんじゃないかと言われるが、ガン無視する。
このおじいちゃんの夜中のピョンピョン行動、結構気持ち悪かったです。
そういえば昔、飲んで深夜に帰っていたら、白い寝巻き姿で門扉をひたすら開けたり閉めたりしている高齢女性が見えて、ものっすごいビビったことがあったことを思い出しました。あれはほんまに怖かった〜。




ニックが怪しげなテーブルと3冊の本を骨董屋に持ち込むと、テーブルは降霊術の道具、そして本はオカルトマニアの中では有名な特級呪物だったことがわかる。
本は4冊セットで、残りの1冊が揃えばとんでもない値段になると言われて、借金まみれの生活をしていたニックは沸き立つ。





骨董屋に紹介された、オカルト店の店主と一緒に、残りの1冊を探しに倉庫へGO!!
このオカルト店主、渋いイケオジでした。ワクワク。




倉庫の奥には、秘密の通路があった。
進んでいくと、そこにはピョンピョン老人の妹の遺体と、残りの1冊の本があった。
ピョンピョン老人は妹を生贄にして、悪魔の儀式を行っていたのだピョン!!




イケオジ店主から、危険だから触るなと言われたのに、金に目がくらんだニックは構わずズカズカと踏み込み、本を回収。
本を回収するにしても、魔法陣を踏まないようにするとか、配慮が一切ないのちょっと笑う。





当然、遺体の顔の穴から怪物がニョニョニョニョーン!!クリーチャー召喚。
ギョエエエ!!マジで気持ち悪い&素敵!!こんなの待ってた!!エエぞ!!





怪物は、イケオジ店主の方を先にお食事。理不尽なり。




そして怪物はニックを追いかける。
暗い倉庫の迷路みたいな通路。サイレント・ヒルみたいな雰囲気。タイマー式の電灯なので、明かりがついたり消えたりが怖い。これ、良い演出でした。



ニックは倉庫を脱出しようとするが、出口に鍵がかかっていた。
表にいたのはメキシコ人の女性。ニックに荷物を返してほしくて、ずっと倉庫の外にいたのだ。
ニックは鍵を開けてほしいと懇願するが、メキシコ人女性は当然拒否。お前なんか知るかああ!!
ニックは怪物の餌食になりました〜。





本作品の教訓。
人の話はちゃんと聞こう!!





あんな怪物が出て、その後どうなったんかな。
五条悟先生でもないと、封印できんと思うんよね。





世にも奇妙な物語の恐怖ストーリーにパンチがなくなってきた今、ガッツリホラーな短編は嬉しいですね。




次も見ますニャ〜!!