映画「ギルティ」感想(ネタバレ無し)~耳は聴くもんじゃない!見るもんなんだ!! | 鯉太郎&神楽&銀八 3ニャン日和

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カープと漫画とビールをこよなく愛する主婦が、愛する鯉太郎・神楽・銀八の様子等、徒然なるままに綴ります。






ネットで評判を知った映画「ギルティ」。
昨日、カープの11連勝がかかった試合が気になりつつ、八丁座で鑑賞しました。






【ストーリー】


ある事情により、一時的に緊急通報ダイヤルのオペレーターに配属されていたアスガー。



「誘拐され、今どこかに連れて行かれている」という女性からの通報を受け、電話の音だけの情報で何とか女性を助けようとするのだが・・・






【感想】



私は前職、ものすごくざっくり言うと、知らない人からの話を聞く仕事でした。面談もありましたが、8割がた電話でした。




電話だと声だけの情報なのですが、「声は怒っているけど嘘は言ってないっぽい」とか、「相手は冷静に話してるけど何かおかしい」とか、微妙なところは面談よりよくわかるところもありました。




こちらも声が全てなので、できるだけ丁寧なトーンを心がけていましたが、相手の方から、「電話かけるのは勇気がいったけど、優しそうな人が出てくれて良かった」と泣かれ、改めて声の力を感じた出来事もありました。
(あ、私は優しいかどうかは相手によるし、話を始めると敬語も広島弁バリバリのなんちゃって敬語ですニヤリ)






それはさておき、この映画の主人公は、ヤク中の支離滅裂な電話や軽微な交通事故の電話を受けることもあるものの、緊急通報ダイヤルは基本的に緊迫した状況の電話を受ける仕事。






情報は、相手がかけてきた電話の音声しかない状況で、いかに冷静に対処できるかが鍵なのです。





耳からだけの情報で判断するのがいかに難しいかという事に加え、人間がいかに思い込みに縛られてるのかという事もよくわかりました。
私も、前職でわかったつもりでも実は違ってたのかなとちょっと思ったりして。






観てると、すごい違和感がある部分があってずっとモヤモヤしながら観てたのですが、あー、そういう事か~というタイミングが主人公と一緒だったので、ある意味快感でした(笑)







何を言ってもネタバレになるので詳しくは語りませんが、回想シーンも現場に向かった警察のシーンもない、正真正銘の「密室劇」。
すごいアイデアでした。 
伏線回収も気持ち悪くて気持ち良かった!!(笑)








観た人と語りたいたくなる感じは、「カメラを止めるな!」と似てるかな。















映画の後は、パセーラの万豚記さんで軽く食事。




カープ11連勝で美味しくビールを頂きましたチュー



万豚記さんは、リーズナブルなのに美味しい中華でお気に入りニコニコ























映画「ギルティ」。終わってみれば、タイトルの意味も深いよ!!




ミステリー好きにはお勧めニャ!!