ある朝、へっぽこ母が不安な夢からふと覚めてみると、鏡のなかで自分の顔が身の毛のよだつようなお岩に変っているのに気がついた。
カフカの変身調でお願いします
前回の組分け前に、幼男子の乱により、泣きすぎてお岩に変貌した母の顔。
もう、お岩になるものか、と決意したアラフォーの夜。
なのに、なのに。
今朝起きると、鏡の中にお岩が現れ、思わず叫んだ私。


何なの、このお岩は
どうやら、久しぶりに使用したアイクリームが合わなかった模様。
アレルギー体質で、以前平気だった化粧品も、急に合わなくなる私。
嗚呼、心も身体も繊細で生きにくいわ。
防弾ガラスのハートの私。
お岩の顔で外出して、通報される訳にはいかないので、今日の外出は取り止めます
明日には、普通の女の子おばちゃんに戻ります。