現在の徳島県の北の地域は古代
粟の生産地だったために粟国、
南の地域は長国と呼ばれていた。
『古語拾遺』によれば、
神武東征に忌部氏を率いて、
木国の材木を採取し
畝傍山の麓に橿原宮を造営した
天富命が肥沃な土地を求め
当地の開拓をし、
穀・麻種を植えたという。
のち、律令制において
長国造の領域を含め
令制国としての粟国が成立した。
元明天皇による好字令で、
地名を二字で表記するため
「粟」は「阿波」に変更
古くから阿波の国はあり
今でも全国的に徳島と言えば
「阿波踊り」が有名ですね。
その阿波の国の鳴門市は
徳島県の北東端に位置し、
鳴門海峡の西側に位置する市。
四国の玄関口にあたる
渦潮と鳴門金時、ワカメなどが
有名な場所になります。
畿内数々の神社を巡っている私
今回は初の四国に上陸しました。
まずは鳴門にある阿波一宮、
大麻比古神社
阿波国を開拓した忌部氏の
祖先神・大麻比古神と
猿田彦大神を祀っています。
神武天皇の御代の創建という
由緒ある古社でした。
境内に入ってすぐ目にする
楠の御神木の御神霊を浴びて
本殿周囲の神域を見渡すと
厳かな雰囲気に包まれる
背後の大麻山の頂上には
奥宮峯神社が祀られています。
凛と鎮まった朝の境内は
身が引き締まる思いです。
いいご挨拶になりました。
山神社
メガネ橋
奥宮逢拝所
大麻比古神社
おおあさひこじんじゃ
徳島県鳴門市大麻町板東
主祭神 大麻比古神 猿田彦大神
通称として「大麻さん」とも呼ばれ、阿波国・淡路国両国の総鎮守として、現在は徳島県の総鎮守として信仰を集める。境内は大麻山県立自然公園に指定されている。
神武天皇の御代、天太玉命の御孫 天富命 勅命を奉じて 洽く肥沃の地を求め 阿波国に到りまして、麻楮の種を播殖し、麻布木綿を製して 殖産興業の基を開き 国利民福を進め給ひ、その守護神として、太祖天太玉命を此の地に斎き祀る。
猿田彦大神は、昔大麻山の峯に鎮まり坐しが後世に至り本社に合せ祀ると伝えられる。
延喜の制名神大社に列し、阿波国一宮と称え阿波、淡路両国の総産土神として崇め奉る。
清和天皇貞観元年従五位上を授け奉り、順次進階して中御門天皇享保四年正一位に進み給ふ。斯く朝廷の崇敬厚く、又代々の国司領主の尊崇深く、神田山林を寄進、藩費を以って、社殿の造営を行ひ、年々祭費を奉らる。明治六年国幣中社に列す。
明治十三年国費を以って本殿以下の造営が行はれた。祝詞殿、内拝殿、外拝殿は昭和四十五年氏子崇敬者の寄進によって造営せられた。令和御大典奉祝記念事業として、新たに本殿以下社殿群の御屋根葺替修復工事が令和四年十月に竣工した。
大正8年(1919年)、本殿の裏に石築アーチ橋が竣工した。この橋は第一次世界大戦の捕虜として板東俘虜収容所に収監されていたドイツ兵が帰国の際に彼らの提案と工事により建設されたことから、ドイツ橋と呼ばれている。
第2次世界大戦後に旧社格が廃止された後は神社本庁が包括する別表神社となり、昭和45年(1970年)には氏子崇敬者の寄進により祝詞殿・内拝殿・外拝殿が築造された。
(大麻比古神社HPより)
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Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
http://ameblo.jp/yukibayonetta/entry-12267243176.html
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元気に自然に、ノーファンデ宣言。
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