二月堂のお水取りに関係する「アカ」の意味、鸕宮神社 /神奈木流 体バランス法 | 神奈木流 体バランス法

神奈木流 体バランス法

神奈木有紀(かんなぎゆき)大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。




三重・京都・滋賀の県境に近い

三重県伊賀市の島ケ原村駅

北東1kmほどの位置に中学校

その隣の丘の上に鸕宮神社がある

道路そばに参道入口があり、

鳥居の横に大きな石灯籠。

125段の階段を登ると、

正面に境内があり社殿が見える








奈良東大寺の

二月堂で行われた修二会に

全国の神々が勧請されたが、

若狭の遠敷明神が、

釣りをしていて遅参した。

その償いとして遠敷明神は、

実忠和尚の夢枕に立ち、

毎年修二会の行法に、

若狭の清水を献ずると約束した。

すると二月堂参道下の岩が裂け、

二羽の鵜が飛び立ち、

清水が湧き出したという。

そこで実忠和尚が祀ったのが 

鸕宮社で、その後、

二月堂の鸕宮社を正月堂の東南に

勧請したのが始まりという。





調べてみると

遠敷(おにゅう)という

難しい読み方ですが、

にゅうは「丹生」と書き

「丹生」とは水銀を意味し

「丹」の朱(しゅ)は絵画などにも

用いられますが、

「金」を抽出するのに

必要な物質として扱われます。 

東大寺の大仏作りの塗金の際には、

この丹生である水銀も沢山

採掘され利用されています。 

また、赤井や赤田川のアカは

仏に供える水の閼伽(あか)を

意味しており、

ラテン語の「アクァ」は

サンスクリット語の

argya, arghaに由来する。

「閼伽井あかい屋」とは文字通り

「(水)井戸」で、遠敷明神とは、 

実はアナヒーター女神の

音訳なんだそうです。

北方から正月の水が2本、

地下を流れる」という設定は、

ペルシャのカナートを表現し、

「お水取り」は女神(観音)に

お水を供えることらしい

遠敷明神は新羅と密接な関係があり

新羅は古来より中央アジアと

シルクロードの経由でもあった

新羅の古墳からは、

ギリシャやローマに見られる、

デザインの装身具などが出土。

新羅の国はペルシャと関係が深く

鶏をトーテムとしていたようです。

飛鳥時代は、西域の文物が

伝えられ正倉院の宝物であるり

ことは周知の事実ですね。

東大寺に春を告げるお水取りは、

松明をかかげ走り回る火の祭り

その起源はゾロアスターの

拝火教にあるといいます。 

そして拝火教の起源は

ミトラ信仰にあるといい、

ミトラとは古代ペルシャにおいて、

光と光明と真理の神とされます。

aquaアクァは水であり

「丹」はにゅうは赤でアカとなる

駄洒落や隠語のように繋がる

まるで業界用語のようだ。


若狭には鵜の瀬と呼ばれる

お水取りに関係する清水があり

その謎が一気に紐解かれました。

兼ねてより訪れてみたかった

鵜の瀬。

温かくなったら

訪れてみたいと思います。



鸕宮神社 

うのみやじんじゃ

三重県伊賀市島ケ原


御祭神 事代主命

配祀  大那牟遲命 神倭磐余彦命  

    菅原道眞 木花咲夜比賣命


奈良の二月堂での修二会の行法に全国13,700余りの神々を集められた時、釣りをしており遅刻した若狭国の遠敷明神が後悔され、実忠和尚の夢枕に立って、若狭の清水を毎年修二会行法中に、観世音に献上すると約束されたところ、二月堂参道下の岩石がさけ、白黒の2羽の鵜(う)がさけ目から飛び立ち、清水がこんこんと湧き出したという。

このことから修二会の行法が「お水取り」の名で有名になり、実忠和尚が感銘して遠敷明神を良弁杉の下に祀り鵜にちなんで「うの宮神社」と称した


由緒

当社の祭神は、事代主命外十四柱で創立由来は、天平勝宝四年(七五二)奈良東大寺の実忠和尚が開創さ れた村内にある正月堂との関係が深い。

 南都に於いて、二月三日両堂を開基され、二月堂で の修二会(しゅにえ)の行法に全国一万三千七百余所の 神々を勧請の際、釣りをしており遅参した若狭国遠敷 明神が後悔され、実忠和尚の夢枕に立って、若狭の清 水を毎年修二会行法中観世音に献ずる旨伝えたところ 二月堂参道下の岩石が裂け、白黒二羽の鸕(う)が裂け目か ら飛び立ち、清水がこんこんと湧き出したという。

 このことから修二会の行法が「お水取り」の名で有名 になり、実忠が感銘して遠敷明神を良弁杉の下に祀り、 鸕に因んで「鸕宮神社」と称し衆庶大いに尊敬した。

 是に於いて正月堂の修正会と二月堂の修二会が略同 じ行法の厳修をする関係で、二月堂の鸕宮社を正月堂 東南の地(現在地)に奉祀したら神妙なるべし、又南都と 相似たりと勧請したのである。

 菅原道真公を奉祀した由来は、天正十一年二月二十五 日の洪水の際流れ来て、上川原の梅樹に止まられたの を里人邸内社に合祀したが、夢のお告げにより、雷除 天神として鸕宮神社に合祀し、雷除の霊験あらたかに して、寛文六年五月神恩奉謝の意をこめて奉献した、 四角灯籠が拝殿左裏に建てられている。

 表参道口左側の巨大な石灯籠は、高さ五、二メートル、 重さ五四、二トン、建立は天保十四年で、田畑、山林 が混雑し相続にも困る状態で、八ケ年掛けて畝高を改 め、無事終ったのを記念し、村人が木津川から運び米俵 を持寄り積み上げたと伝えられている。

 この四角灯籠と石灯籠は村指定文化財である。

社前案内板より


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Profile     神奈木有紀(かんなぎゆき)
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