平家の落ち武者の5代続いた郷を守った、【前編】小長辿の大トチノキ/神奈木流 体バランス法 | 神奈木流 体バランス法

神奈木流 体バランス法

神奈木有紀(かんなぎゆき)大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。


小代区の中心地区大谷から
久須部川沿いに遡る。
おじろスキー場のゴンドラ乗り場を過ぎ、
「おじろん温泉」の前を過ぎたら右折、
葛折りの坂道はやがて道は、
等高線に沿った水平道となる。
小長辿郷跡の入口近く、
斜め右手に上る未舗装路があり、
入口にトチノキへの案内表示が出ている。
この道から30mほど右手。
分岐道の先に赤い鳥居が見える。









ただひたすらに人里を離れ身を隠し
険しい自然の麓に安住の地を求めた人たち
逃げ延びて郷をつくりその地に文化を伝え
やがて山を降りることを許される
兵庫県美方郡香美町には
平家の落人伝説が沢山あります。
そんな中に5代定住していた
標高700m落人里「小長辿郷」がある
今は廃村となった「落人たち」が
隠れ住んでいた村の跡
石垣をつくり家を建て畑を耕す
かつて郷があったのは
風化したその土地が物語っています。
雪が降ると雪崩の被害にあったようで。
ここにこの大トチノキをはじめとする
栃の木群が伐採されずに残されたのは、
雪崩防止の意味があったようです。

かつての村の中心に
今も残る巨大な栃の木はお稲荷さんを祀り
今でも守られ愛されていました。

朝から雨の予報でしたが
爽やかな日差しが辺りをつつみ
朝日がこの季節には珍しく暖かい
雨なら諦めていたお詣りもこれも何かのご縁
訪れることができました
そんなときは決まって
感度的な光景を見せてくれる

そこには夢の中に想像して見る世界があり
まるで異次元の中に入ったような
そんな感覚がありました。
夢と現実の狭間で幹が手のひらをつくり
暖かい太陽を包み込んでいる。







栃の木とお社の間に
熊の横顔のようなお姿
この地を守る番人のように
お詣りを許された者だけを
静かに歓迎してくれています。


今回の旅はここを訪れるために
来たのかもわからない
そんな感覚さえ覚えました。


小長辿の大トチノキ 
こながたわのおおとちのき
兵庫県美方郡香美町小代区

小長辿地区の守り神
稲荷神社境内

樹種 トチノキ
樹高 25m
目通り幹囲 9.6m
推定樹齢 300年以上
兵庫県指定天然記念物(1971年4月1日指定)


4方向に枝分かれした奇木
香美町小代区の中心地・大谷地区より久須部川を約6kmさかのぼった場所に、現在では廃村になった小長辿(こながたわ)集落があります。ここからさらに約300mほど奥に入った場所に、県指定の天然記念物・小長辿(こながたわ)の大トチがそびえ立っています。
樹齢は約1,000年といわれ、枝張りは東西、南北に29m以上、樹高は27mに達する巨木。
大トチの木は急傾斜地にあり、根元から約2mあたりで4本の大枝に分かれ、3本はトチノキの樹皮ですが、残りの1本は枝変わりしていて、縮れています。同じ樹幹から枝分かれした枝が1本だけ異なるため、奇木としても有名です。
小長辿地区は標高700mの場所にあり、地形が急峻なため、かつて人が住んでいた頃にはひどい雪崩に悩まされていました。村の人々は、この大トチと周辺に植生しているトチ林が雪崩の防御になるとして、大事に保護してきました。木の根元には大トチを祀る祠があり、村人のこのトチの木に対する気持ちが伝わってきます。

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Profile     神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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ほぐし処ケイ・スリー
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