奈良時代に行基がこの地に錫杖をさしたところ、
清らかな泉が湧き出たため寺を建立、
閼伽寺(あかでら)と名づけたと言う。
庫裏脇の庭園には明治初期から牡丹が植えられ、
牡丹寺とも言われています。
訪れたときは牡丹も終わり
境内は閑かな様相でした。
そして境内の真横には天王神社
牛頭天王が祀られています。
薬師如来は、本地垂迹説において
牛頭天王の仮の姿とされています。
それは『祇園牛頭天王御縁起』の
冒頭に記されています。
因みに本地垂迹説とは
日本の神々と大陸から伝来した仏教を
融合させた日本オリジナルの宗教信仰法です。
牛頭天王とスサノオはともに疫神とされますが、
薬師如来は医薬の仏として信仰されています。
疾病を流行らせることも治すこともできる、
疾病を司る神であると解釈することができます。
そう考えると、薬師如来にも牛頭天王との繋がりが見えてきます。
「やく」薬は厄や疫に繋いで
駄洒落好きな日本人の
隠語に繋がるように私は思います。
薬師院
やくしいん
兵庫県明石市魚住町西岡に
高野山真言宗
山号 清冷山
明石西国霊場第7番札所
播磨八薬師霊場1番札所
通称「ぼたん寺」として知られる。
伝承によれば、行基がこの地を訪れた際、錫杖を地に突き立てると霊水がわき出し、その中から薬師如来像が出現した。そこで、薬師院を創建しその像を祀ったのがこの寺院の始まりとされる。現在は、ぼたん寺として知られているが、明治初期に当時の住職が根を薬用にするためボタンを植えたのが始まりとされる。境内には2千平方メートルのぼたん園が整備されている。開花時期には約50種、約2000株のボタンが咲く。
天王神社
てんのうじんじゃ
明石市魚住町西岡
主祭神 牛頭天王(素盞鳴尊)
創建は、養和元年(1181)と伝えられております。当境内は、天王山といわれており、神亀三年(726)聖武天皇が、邑美頓宮(おおみのかりみや)に7日間行幸した跡だとも伝えられている。
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Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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元気に自然に、ノーファンデ宣言。
ほぐし処ケイ・スリー
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