南東の方角に
美濃国一宮南宮大社があり
背後に御神体、伊吹山を仰ぐ
伊吹の名を伊富岐と書き
「いぶき」と読む神社
その昔ヤマトタケルは亡くなる前に
伊吹山の神を怒らせて
病に倒れるという話がある。
その伊吹山の神を祀ると言われます。
それほどの覇気を感じない
穏やかな神社ですが
一度怒れば八岐大蛇にもなれる
或いは召喚する力が
あるのかもわかりません。
かつては素戔嗚命が
八岐大蛇を破り草薙の剣を取り出し
その草薙の剣を持ったヤマトタケルは
八岐大蛇に敗れるという因果に
蛇の持つ執念をも感じてしまいます。
伊富岐神社
いぶきじんじゃ
岐阜県不破郡垂井町
美濃国二宮
主祭神
多多美彦命
社殿は東南東を向いており、伊吹山を背後にした形で造られている。創建時期は不明。和銅6年(713年)には存在していたという。
当社の御祭神ははっきりしていない。古代、この地域に勢力があった伊福氏の祖神を祀っている、というのが有力。説としては、多多美彦命(夷服岳神、気吹男神、伊富岐神とも。伊吹山の神)で、その他に八岐大蛇、天火明命、草葺不合尊など。
『文徳天皇実録』に「仁寿二年十二月美濃國伊冨岐神を以て官社に列す」とあり。『三代実録』には清和天皇の「貞観七年五月十八日従五位下伊冨岐神に従四位下を授く」、陽成天皇の「元暦元年二月二十一日従四位下伊冨岐神に従四位上を授く」とある。
慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いで社殿は焼失するが、寛永13年(1636年)に再建される。明治6年(1873年)に郷社に、大正7年(1918年)には県社に昇格。昭和27年(1952年)1月16日に稲荷神社を合祀。
境内にある杉は、「伊富岐神社の大杉」といい、県指定天然記念物。この杉は高さ約30メートル、根周囲約9.6メートルで、樹齢300年以上だという。
伊吹山
いぶきやま
滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山地の主峰。滋賀県米原市と岐阜県揖斐川町にまたがる。標高 1377m。全山がほとんど石灰岩よりなる。多様な動植物や先史遺跡など,学術上の価値が高い。3合目以上は草地で,寒暖両系の植物に富み,薬草も多く,伊吹もぐさを産する。日本武尊の伝説をもち,奈良時代の開創になる伊吹四ヵ寺跡,京極氏の居城址上平寺や太平寺などがある。1918年山頂に測候所が開設され,高山気象や航空気象の観測に重要な役割を果たしたが,2001年閉鎖された。夏の登山,冬のスキーも盛ん。岐阜県関ヶ原町から山頂までは伊吹山ドライブウェイが通じる。岐阜県内となる山麓東側は伊吹県立自然公園に属し,山頂付近や山麓西側の滋賀県内は琵琶湖国定公園に属する。
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Profile 神奈木有紀(かんなぎゆき)
大阪市で広告ディレクターから2014年に独自理論による神奈木流体バランス法を作りセラピストに転身。
神奈木流の成果
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