神田沙也加さんが心を開いた人物 大地真央を「ママ」と呼び、伯父は母娘の“緩衝材”だった
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/298992
12/21(火) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL 112
「どうして……」。19日未明に神田沙也加さん(享年35歳)の転落死の一報が流れた時、芸能関係者の誰もが同じ言葉を漏らしただろう。
沙也加さんはミュージカル舞台女優としての仕事は順調過ぎるくらい順調だったし、来年4月には『銀河鉄道999 THE MUSICAL』のメーテル役も控えていた。
【写真】神田沙也加さん&元夫・村田充&父・神田正輝の3ショット
訪れていた札幌での『マイ・フェア・レディ』も、沙也加さんにとっては大きなターニング・ポイントだった。
主人公・イライザは、神田が関係者の前でママと呼んで隠さない大地真央(65)の当たり役だった。
沙也加さんはこの役に憧れ、 “大地・イライザ・真央”を地方公演まで追いかけていたという。
2018年9月、このイライザ役に抜擢された沙也加さんは大地から激励を受け、“いつの日かママのイライザを超えたい……”と事あるごとに話していたという。
ミュージカルというジャンルの舞台も人気が高まり、「これから……」という矢先での出来事に、芸能関係者たちは溜息を漏らすばかりだ。
大地真央を「ママ」と呼び信頼を寄せていた(C)日刊ゲンダイ
■聖子はマネジメントの現場に第三者が介入することを許さなかった
蒲池光久
沙也加さんの転落死を伝える所属事務所のホームページで、【代表取締役 蒲池光久】の名前に目を留めた方も少なくないだろう。
この蒲池社長は神田の母・松田聖子(59)の実兄だ。沙也加さんからすると伯父にあたる。
松田は1989年に『サンミュージック』を退社後、マネージメントの一切を親族で固めてきた。
第三者に現場に土足で入ってこられるのを嫌ったからだ。
一部では松田と沙也加さんに“母娘の確執”があったと報道されてきた。
沙也加さんがタレント・デビューした直後の、彼女の異性問題がその原因だったといわれている。
まだティーンエイジだった神田に「男女交際はまだ早過ぎる」とたしなめ、「私のプロデュースで絶対に成功させてあげるから」と家族の前で宣言したのが母・松田だった。
“松田聖子の娘”、“神田正輝の娘”が常について回った沙也加さんは、そのストレスは苦痛以外何ものでもなかったといわれている。
舞台デビューとなる『INTO THE WOODS』で沙也加さんを大抜擢した演出家・宮本亞門(63)は、「私は有名人の娘だから受かったのですか? と大きな目で食いつくように聞いてきた」と明かした。これぞ沙也加さんの置かれてきた境遇を象徴するような話だ。
女優・神田沙也加さん(35)ホテルで転落死か
「本物になりたい」宮本亞門が語るストイックさ
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【バイキングMORE 2021年12月20日 】
https://www.youtube.com/watch?v=KhvgA3c7yBo
沙也加さんが事前に何の相談もなく突然タレント活動を休止したり、世田谷区成城にある自宅を飛び出して一人暮らしを始めたのも、サラブレッドならではの反動だったのだろう。
17年、村田充(44)と沙也加さんの結婚式に松田が出席しなかったのも、頑としてお互い譲らない母娘の確執が生んだ悲劇だといわれた。
伯父は母娘に対等な目線で会話できた
そんな母娘の“緩衝材”の役目を果たしてきたのが前述の蒲池社長だと言われている。
母娘に対等な目線で会話できるのは、この社長を置いて他にいなかった…と関係者は口を揃える。
「人付き合いが苦手だった沙也加さんは3人にだけ心を開いていました。
実父の神田正輝(70)と大地真央、そして蒲池社長です。松田も娘の側に実兄がいてくれたから自らの仕事に専念出来たのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
母娘ともに年齢を重ね、ようやくこれから絆を更に深めていく機会もあっただろう。松田を始め、関係者の失意は想像もできない。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
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最もドロドロだった沙也加の離婚劇 母・聖子との確執も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/266942
公開日:2019/12/30 06:00 更新日:2019/12/30 06:00
結婚があれば、離婚も同じくらいあった。
タレント磯野貴理子は2度目の離婚は「24歳年下のバーテンダー夫の浮気か」との憶測が流れた。
女優の渡辺えりと、13歳年下の俳優土屋良太の離婚も、土屋の不倫との見方が出ていた。
タレントあびる優と格闘家の才賀紀左衛門との離婚では、才賀がSNSで「(長女を)育てるのが元妻と一部の記事で報道されていますが、僕が親権並びに監護権(育児権)を持ち責任を持って育てていく」などとと投稿し、あびるの酒癖の悪さが離婚を決意した引き金であるとした。
一方のあびるも才賀の度重なる浮気で業を煮やしていたとの説もあり、いずれのケースもきれいごとじゃない内幕が見え隠れしたものだ。
そんななか、もっともドロドロとみらえるのが松田聖子の長女、神田沙也加の離婚劇だ。
離婚理由は、子どもをのぞんだ夫で俳優の村田充に沿えなかったと沙也加は発表したが、その沙也加のジャニーズタレントとの交際が報じられたほか、働かない夫に業を煮やしたとか、束縛が激しくて嫌気がさしたとの見方も。
「それより何より、驚かされたのは母親の聖子が今回の離婚でも完全に蚊帳の外になっていたとの報道です。
もともとこの母娘は確執があり、2017年の結婚では披露パーティにすら沙也加は聖子を呼ばず、聖子は聖子で祝福コメントを出さなかった。
沙也加は子育てなどそっちのけで、自分を蔑ろにしつつ、コンサートなどではステージを飾り立てる道具のように使っていた聖子への怨嗟を忘れていないのでしょうね」(スポーツ紙芸能デスク)
家族断絶は今の世ではそう珍しいことでもない。
しかし、80年代トップアイドルにして、今も紅白連続出場を続ける松田聖子も例外ではないと分かり、話題になったものだ。
転校4回、継父との不仲…神田沙也加が明かした壮絶過去
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/156648
公開日:2015/01/23 20:08 更新日:2016/10/17 04:37
<本当に正直なことしか書いていないので(笑)、最後まで余すところなく読んで“ほんとの神田沙也加”をもっともっと知ってくださいね>
こう書き出して始まる神田沙也加(28)のスタイルブック「Dollygirl」(宝島社)が話題を集めている。
私服やメイクなどファッション関係に大半を割く一方、読み応えたっぷりなのが13ページにわたるインタビュー。
生い立ちから「アナと雪の女王」での大ブレークまでを振り返っているのだ。
母親は松田聖子(52)、父親は神田正輝(64)。
ビッグカップルの長女として1986年に生まれた沙也加は、祖母にあたる聖子の母親に厳しくしつけられ、両親の離婚を経験するものの、のびのびと生活していたという。そんな状況は中学で一変した。
■しんどかった継父との生活
<正直辛いことしかなかったです。結局4回転校を繰り返しました>
入学直前に聖子が米国に拠点を移すことが決まり、“ビビビ婚”した継父とともに渡米するかの選択を迫られたようだ。
<継父と一緒に行くことが当時の私にはすごく抵抗があったんですね>
<自分で色々考えた結果、寮に入ることを決心しました。でも、寮ではすさまじいいじめが待っていて。寮生活でのいじめって逃げ場がないんですね>
血縁のない遠戚のもとに移って通学生になったものの続かず、聖子が暮らすロスの学校に編入したという。
<英語も最初は全然分からないし、周りにもとけこめない。母親がコンサートツアーやディナーショーで家を空けることも多くなって、日が浅い継父と一緒に過ごすことも難しくて>
結局、聖子らと離れ、日本の中学に再編入したという。
<その頃の写真を見ると、全ての顔が引きつってるんですね>
02年に歌手デビュー。通算10枚のCDをリリースしたが、物心ついたころから周囲は猛反対していたという。
<周りの大人は私が歌手になりたいと思っていたようで、「あなたは歌手にだけはなってはいけない」って言われ続けてきたんです。母親があまりにも偉大な存在だから、同じ道を選んでも比較されて辛い思いをするだろうって>
30歳の区切りを前に、過去を赤裸々に明かした沙也加。
心境に大きな変化でもあったのか。