[キム・ドンホの世界経済見通し】
ポピュリズムで財政使い果たして、若い世代搾取する
【中央日報(JoongAng Ilbo)】2019.12.23 00:27
김동호(Kim Dongho,キム・ドンホ)記者  |
 
 
その計略/ムン政府行く道[ゴンビョンホTV]
2019/12/23
https://www.youtube.com/watch?v=7d0JD5oQSxI
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アルゼンチン、ベネズエラの左派政治

味でしまう麻薬のように急速に広がって
拡散の背景は、慢性的な部の二極化
財政浴びせも貧困泥沼深まり
フランス、スウェーデンは福祉縮小加速
 
アルベルト・フェルナンデス、アルゼンチン大統領が支持者の歓呼に呼応している。その後、今回の副大統領に就任したクリスティーナ・フェルナンデス大統領の大型写真が見える。フェルナンデスは、2015年までに、大統領を務めた後、保守右派政府に政権をネジュォトた。 [EPA =連合ニュース]

 

アルベルト・フェルナンデス、アルゼンチン大統領が支持者の歓呼に呼応している。

その後、今回の副大統領に就任したクリスティーナ・フェルナンデス大統領の大型写真が見える。
フェルナンデスは、2015年までに、大統領を務めた後、保守派右派政府に政権を渡した。
[EPA =連合ニュース]

ポピュリズム(populism)、我々の言葉では「大衆迎合主義」。
大衆が願うことを政治家が提供するという意味である。
政治家は、この隙間を掘り下げ食い込む。
大衆のためのように包装するが、実は大衆を欺瞞して政治的な地位を広げる。
ここで群衆心理まで加勢し、大衆の非合理的であり、非理性的な要求はポピュリズムを取り返しのつかない流れにする。

残念ながらポピュリズムは、一度陥れば抜け出してくることも難しい。
アルゼンチン、ベネズエラは今でも進行形である。
現金性手当をはじめとする国の資金ばらまきと財政悪化が国家に対する国民への依存度の深化につながる悪循環が続いている。
資本主義の色合いが深まって濃くなり、ポピュリズムは極性を張って強引に通そうとしている。
 犠牲の羊は、将来の未来世代だ。
すぐその場には影響が目に見えない。
むしろしばらく幸福感が広がって拡散する
働かなくてもポケットにお金が入ってくるからである。
 
しかし、世の中にただ無料はない。
誰かに必ずコストを行う。
アルゼンチン・ベネズエラ・ギリシャが代表的にそのような道を歩いた。
特に南米の国々は「国民が望むことだ皆あげる」というスローガンの下ポピュリズムが広がった。
社会主義が掲げた「地上の楽園建設」と違うところがない。
だからポピュリズムは、一度陥れば出口を探すのが容易でない。
 
最近の大統領選挙を行ったアルゼンチンが代表的な事例だ。
慢性的な財政赤字と経済不安にも国民は右派政権を私て再び左派政権を呼び込んだ。 アルゼンチンで左派ポピュリズムが重ね繰り返し登場するのは今回が初めてではない。
1946〜55年執権した厚顔フアン・ドミンゴ・ペロン(Juan Domingo Perón)大統領は73〜74年、2次執政権した。
就任後、10ヶ月ぶりに持病で死亡していない場合は、彼のポピュリズム政治は長くなった可能性が大きい。
 
「国民が望むことだ皆あげる」

ベネズエラの首都カラカスである市民が食糧を求めてゴミ箱を遅れをとっている。 [聯合ニュース]
 
ベネズエラの首都カラカスで、ある市民が食糧を求めてゴミ箱を検索している。
[聯合ニュース]
 
一言でポピュリズムは甘くない。
だから禁断症状を我慢するのは難しい。
働かなくてもすぐに餓死する心配がないからである。
このようにすると、17世紀の近代国家の概念が成立する頃、英国の思想家トマス・ホッブズが「リヴァイアサン」(Leviathan、聖書に出てくる巨大な海の怪物に見立てた国)の出現を予告したように、個人の起業家精神は、萎縮して国の役割は肥大になるしかない。
結果的には、個人の努力と、富の蓄積を尊重しない結果をもたらす。
アルゼンチンのポピュリズム政策が典型的である。
外国資本排除、産業国有化、福祉の拡大と賃金引き上げを通じた労働者の収入(輸入)増大が施行される。
 
ここではいくつかの考えてみることができる。
なぜ「繰り返し重ね失敗に終わるポピュリズムが横行しているのか」だ。
このような流れの根底には、慢性的な香典(富のの二極化が席を占め位置している。
興味深い点は、ポピュリズムが資本主義の発達程度はもちろん、グローバル企業の存在の有無とは関係がないという点だ。
 
アルゼンチンとベネズエラには、世界的に有名なグローバル企業がない。
それでも自然発生的に貧富の格差が発生する。
アダム・スミスが古典的言ったようにパン屋はパンを焼いて句読点は口頭(靴)を作って見通してみると、個人間には自然自ずから香典(富の)格差が広がる。
 香典(富のの相続も貧富の格差の原因であるが、個人の努力と労働意欲が、このような貧富の格差を作り出すことと見ることができる。
 
だがしかし、ポピュリズムは、このような人間の世界の摂理と本性を正しく認識していない。
結果の平等を追求しながら、反市場・半期反企業業績に最低賃金を急激に大幅に上げて、企業や富裕層の税負担を増やし、福祉を拡大する。
規制を通じて民間自律を抑制し、公共部門の雇用を増やして大きな政府を作っていく。
このような政策の正当性は、平等・公平・定義のような社会規範提示で裏付けされる。
政治スローガンが経済論理を圧倒して起業家精神は衰退する。
 
このように「正義のポピュリズムの抜け穴(弱点)」は財源用意で表れている。
アルゼンチン、ベネズエラは、産業を国有化し、そこから出てくる利益を余すところなく国民に配分した。
矛盾はここで発生する。
生産性を見落としながらだ。
産業を国有化して熱心に努力しなくても国家が国民の生活に責任を持つ社会では、善意の競争が消え起業家精神が抹殺される。
資源があっても効果がない。

 「経済の悪化は既得権勢力に責任」糊塗号も
 
ベネズエラは、世界最大の原油埋蔵量を誇っていた国だった。
しかし、1999年にウゴ・チャベスが政権ながら外国の石油メジャーを追い出し油田遺伝,流転)を国有化した。
政府の財政は無償福祉・最低賃金・労働時間短縮・公務員増員に投入した。
文在寅(Moon Jae-in,문재인,ムン・ジェイン政府が100大国政課題の基本方針として
「国家が国民の生活に責任を負う」
と宣言して推進した収入所得主(州,株)の主導の成長と同様の方向である。
このような政策の結果はひどいみじめだ。
生産性はそのままなのに無償で金をくれるので、投資と生産、雇用につながることができないからである。
 
チャベスが死んだ後、同じ路線で政権を創出したニコラス・マドゥロ政権も同じ道を歩いた。
2013年権力に上がったマドゥロは、米国のシェールガス革命で低原油価格が持続すると、石油収入源が少なくなり、これ以上国民にまくお金がなかった。
税金中毒にかかった政府、無料補助に味をつけた国民は禁断症状から抜け出せなかった。
するとチャベスに学んだように貨幣を取って出して国債を乱発した。
これにより、物価が上がれば、市場価格をおさえて、民間企業が倒産すると国有化を繰り返した。
 
ベネズエラは500万人が国境を脱出し、市民体重は昨年は平均11㎏減った。
ゴミ箱を先を争って探しても遅れをとって助かることはない。
日本の公営放送NHKの現場ルポは冷蔵庫を開けるとすぐに尊く耳に得られた水のひょうたんがすべてとしくしくすすり泣く女性を中継した。
生き地獄という他にない。
それでもマドゥロは
「経済の悪化は、米国と資本家、既得権勢力の責任」
としながら二分法論理で左派政策を固守している。
 
2010年本格化したギリシャの財政危機もポピュリズムの結果であった。
公共部門では、40代後半になると退職風が吹いた。
退職しても現役時代に劣らない年金が生涯支給されてだ。
誰が仕事をしようとするか。
今では、欧州連合(EU)の財政改革要求を受け入れ危機収拾に乗り出したが、福祉縮小に伴う痛みは持続している。