せっかく初のテレビ放映の日
あ～べさんの事件があって
テレビはみんな緊急番組。
放送延期になってしまった！
まったく！ぷんぷん！
翌日に書いたあ～べ事件の検証をつづった記事は
(茶番劇もいいとこ！シんでない！)
アメブロに勝手に消されるし
こちとら、広告なしにするために
アメブロにお代を支払ってるのに！
こうこうこういう理由で削除しますとか
なんか通知とか来てもよさそうなもんだがね！
とりあえず、
こちら、観といてください↓
で！
竜とそばかすの姫
９月２３日㈮に
日テレの金曜ロードショーで
放映したそうで！
観たかな～？
すでにDVDも販売されてるし
アマゾンプライム
YouTubeでも観れるようです。
（もちろん有料）
無料で見られるテレビ放映待ちの人のために
ずっとレビューを書くのを控えていました。
たくさんの人に
見てほしい映画
なにはともあれ
あらすじと同時進行しながら
私なりの解説を書きますね
観たあとで読みたい人は
読まないでね～
《ここから》
鈴は、幼い頃にお母さんを亡くした。
雨で増水する河原の中州に取り残された
見ず知らずの女の子を助けて
母自身が流されてしまった。
鈴は、なぜ母は、
知らない女の子を助けて
自分を置いて逝ってしまったのか
受け入れられないまま
年月を重ねてきた。
なぜ？
なぜ？
私だって、あの時、怖かった。
お母さんにそばにいてほしかった。
なのに
お母さんは私より、
あの子を選んだ。
あの子のために
死んでしまった。
一緒に作曲を楽しんでいた
たくさん歌ってた
大好きなお母さん・・・
鈴は、母が死んでから
歌えなくなってしまった・・・
母に愛されている
と、考えもしないで信じていた。
信じるよりもっと深く大きく
それは、当たり前のことだった。
ところが
そうじゃなかったのか？
私は愛されてなかった？
と、鈴は自信を失っていたのだ。
お母さんにとって私は
一番大事な存在じゃあなかったんだ
と、感じてしまったんだな。
だから
あんなに
壊れてしまった。
歌おうとして、嘔吐するほど・・・
世界のすべてに
裏切られたような
そんな鈴の精神状態だった。
友達にすすめられて登録した
仮想空間『U』
そこで、生成された
自分のアズに、
Belle（ベル＝鈴）と名前を付ける。
アズ（As）とは
“もうひとりの自分”
『U』の中の自分の分身。
スキャンした生体情報から
自動生成が行われ、
常時、本人の生体情報と連動している。
『U』内で、アズを2つ所持することは不可能。
「生体情報と常に連動する」ので
本人が転んで痛い場所に
アズの方も反応する。
『U』の中で
もう一人の自分が
歌い始めた・・・
↓ 鈴の心を理解するために
歌詞を読みながら聴いてね
そこに、
一番乗りのファンができた
きみは、すてき
きみは、きれい
仮想空間の中で歌えたことで
鈴の心は少し、落ち着いた・・・
目立たない、ちっぽけな存在
『U』の中でも
それは、変わらない
と思っていた。
ところが！
歌った動画が
またたくまに広がって
とんでもないフォロワー数になっていた！
あわてる鈴
親友のひろちゃんは
ＩＴはお手の物。
鈴が相談するまでもなく、
すでに、ベルのマネージャーになっていた
お母さんが
自分を置いて
知らない女の子を助けに行って
目の前で川に消えていった時、
鈴を支えたのは
幼馴染の しのぶくん。
お母さんを追って、
川に入ろうとした鈴の手をつかんだ。
学校でも
みんなが楽しそうに遊んでるところに
入っていけず、一人でいるのを
気遣ってくれたのも、しのぶくん。
しのぶくんは
イケメンに成長していて
アイドル的な存在だった。
鈴は、ほのかな恋心を抱きつつ
遠くから見ているだけ。
でも
しのぶくんは、鈴を気遣い続けていた。
『U』では
ベルのライヴが開かれようとしていた。
ひろちゃんプロデュースで
美しい衣装
美しい演出で
今にも始まろうとしていた時
とんでもない侵入者が入ってきた。
竜という、荒くれもの。
『U』内の自警団に追われて侵入したとはいえ
大勢の目の前で大暴れ。
ベルのライヴは中止に。
けど
鈴は、なぜか、心を惹かれた・・・
あの人は、誰？
正体探しを、みんながしだした。
ひろちゃんと鈴も探るが
まったく正体はつかめない。
自警団ジャスティスも
「竜をアンベイルする」と血眼になって探していた。
アンベイルとは、アズを剥がして
現実世界の正体をさらす
ということ。
『U』内で、鈴はベルになって
竜を探していると
あの子が、竜の居場所を教えてくれた。
そこで、やっと、竜に会えた。
が、冷たく拒否られる。
でも、居場所はわかった。
どうしたらいいんだろう・・・
と悩む鈴・・・
母の友人たちで
合唱サークルをしているおばちゃんたちに
鈴の様子がおかしいのを見抜かれてしまう(笑)
「ラブソングでもプレゼントしたら？」
鈴は、作ってみる・・・
そして、また、竜に会いにいく・・・
竜にだけは、なぜか
強くつっこんでいく鈴
なにがそうさせるのか？
どうして、こんなに気になるのか？
竜の背中の痣は、いったい？
今度は、落ち着いて
話をすることができた。
そして
本当に傷ついてるのは
背中ではなく、心なんだ
と、気づく・・・
深く傷ついた心を感じて
鈴は、ほっとけない気持ちになっていたのだ。
二人とも
深い傷を負った者どうし
だったのだ。
だから、鈴は竜をほっとけない気持ちになっていたのだった。
二人の心が通じ、
竜の心が少し溶けたかと思ったとたん、
竜の背中の痣が増えて、
竜が苦しみ始めた・・・
いったい、何が起きているのか・・・
自警団ジャスティスは
ベルが、竜の居場所を知ってるとみて
ベルを捕らえて、聴き出そうとする。
ジャスティスは
ベルをアンベイルするぞと脅す
そこに
竜と仲良くしているＡＩの妖精たちが来て
助けてくれた・・・が
あの子がくれた秘密のバラの花びらが
一枚、落ちてしまった。
ジャスティスはそれを拾い
データ分析をする・・・
現実の世界では
女子みんなの憧れのルカちゃんが
鈴に相談をもちかけてきた。
ルカちゃんは鈴の幼馴染のカミシン
（カヌーに情熱をかける男子）のことを好き。
てっきり、しのぶくんを好きなんだと勘違いしてた鈴は、
鈴がしのぶくんを好きなことを
ルカちゃんに知られてしまう。
秘密を打ち明けて
仲良しになった二人。
ルカちゃんとカミシンをくっつけようとする鈴
そこで
思いがけず出会ったしのぶくんに
「鈴、おまえ、ベルだろ」
と言われて、とまどっていると
ひろちゃんから電話！
ジャスティスが竜の城を見つけ出した。
鈴は、竜を救うために
必死になって考える。
竜のしぐさ、ことば・・・
彼は、子供？
と気づくと、
ひろちゃんが開いているPC画面の
たくさんのウィンドウの中から
竜とベルしか知らないラブソングが聴こえてくる。
誰が歌っているのか？
それは、
竜の弟の自閉症の子・ともくんだった。
そして
PC画面がオンラインのままで
兄弟の父親が
竜の背中を殴るのを
目撃してしまった。
あの背中の痣は
竜がともくんをかばって
父親に殴られている
その痣だった。
現実世界で会うのは初めて。
だけど、鈴は、声をかけないではいられなかった。
でも
竜は、鈴がベルだなんてわからないし
ありきたりの「助ける」なんて言葉、
今まで多くの大人に裏切られてきた怒りで
竜は通話を切ってしまう。
ひろちゃんと鈴の秘密基地に
いつのまにかみんなが集まっていた。
どうしたら、竜と
もう一度コンタクトを取れるだろう
しのぶくんが言った。
鈴の姿で、『U』内で歌うんだ。
ベルが、鈴だと、
本当の姿で歌ってみせるんだ。
今、オンラインで話しかけたのは
ベルの本当の姿の鈴だと知らせるんだ。
それしかない。
↓吹き替えがスペイン語？だけど
すごく素晴らしい編集になってます。
歌は、そのまま日本語です。
アンベイルした、現実世界の鈴の姿で
大勢の前で歌った。
ジャスティスは
お前の現実の姿など想像がつく
そんな姿で歌っても
誰も振り向いてはくれないだろう
と言った。
けれど
声は、ベルの姿じゃなくても届いた。
大勢の心に届いた。
鈴は、必死に歌った。
その時
お母さんの心が
わかった。
なぜ、私を置いて
あの子を助けに行ったのか
今、自分がしていることも
捨て身の覚悟で
竜を助けたい！
という一心な思い。
お母さんも、
そんな気持ちで
あの子を助けに行ったのだ
やっと、わかった！！
お母さんは、
私を置き去りにしたんじゃない
そうじゃない！
ただ、ただ、助けたかっただけ
ただ、必死に、助けたかっただけなんだ
兄弟を救おうとして
鈴は、
自分が救われた！
母の心に気づいた鈴は
大泣きして歌えない・・・
でも、大勢の観客が合唱して
支えてくれていた。
すると
『U』のクジラが現われて
アンベイルしたら二度と同じアズには戻れないのに
鈴を、ベルに戻してくれた
鈴が歌った姿を兄弟は見ていた。
そして、コンタクトを取ってきたが
父親に見つかって切られてしまう。
録画していたビデオ通話を再生して
みんなが力を合わせて場所を特定する。
（すべては偶然ではなく、必然）
鈴は、高知県から東京へすっとんでいく。
このへん・・・というだけで
目印だけを頼りに探していると
ともくんが、鈴を見つける。
竜＝けいくんも出てきた。
三人が会えた。
でも、そこに、彼らの父親が来た。
鈴は、無言だが
父親の威圧に立ち向かった。
その気迫に、父はたじろいで家に戻っていく。
（たぶん、騒ぎをききつけ、近所の人が窓やドアを開けて見ていることに気づいて、体裁を気にする父はそれでたじろいだのではないかと・・・通報する人もいただろうし、動画撮影する人もいたでしょう。それに気づいた父は、身の破滅を知ったことでしょう。兄弟は、今度こそ、本当に父の暴力から解放されるでしょう。）
竜＝けいくんは
父親から護ろうと二人と抱きしめた鈴の手に
ベルが抱きしめてくれた時の手のやさしさと
一致したことに気づく。
本当に、ベルなんだね。
来てくれてありがとう。
本当に、来てほしかったんだ。
ともくんも
きみは、すてき
きみは、きれい
と言って
三人で抱き合う
高知に帰ってきた鈴を
みんなが出迎えてくれた。
鈴と、鈴のお父さんとの確執も消えた
鈴は、誰かのために
必死になったことで
ほんとの鈴を取り戻した。
《おわり》
物事には
いろんな面があるけれど、
感情がじゃまして
多角的に見ることができなくなる場合がある。
鈴は、悲しみと絶望と淋しさで
捨て犬のように
打ちひしがれたままだった。
『U』は、
生体情報を読み込む。
鈴の心の傷も
竜の心の傷も
読み込んでいたはず。
記憶までは読み込めないとしても
大きな悲しみを抱えていることは
わかるはず・・・
そんな二人を『U』は、
引き合わせた？
というより、
鈴の母と、竜の兄弟の母が
あの世から互いの子を救うために
協力しあったとか？？？
ま、そこは、考えすぎかな？
（竜の母は、出てこないけど、『U』の竜の城に、女性の絵が壁にあるのだけど、顔のところのガラスがひび割れている。母に見放されたことを意味している。ということは、兄弟を置いて出ていってしまったのか？はたまた、自殺してしまったのか？竜にしてみれば、どちらも、DVの父のところに置き去りにされたのは変わらない）
この映画は
結局
リアル・現実世界が
大事だってことを
描いているんだと思う。
仮想世界でいくら自分を取り繕っても
必ず、ボロは出るわけで
いろんな登場人物から
それを見せてくれている。
それは、SNSでも同じこと。
ブログでも
ゴーストライターがいるらしく
会ってみたら
ぜんぜんブログのイメージと違う
なんてこともあるそうだ。
（私は、まんまだ！と言われるか、
もっと怖いかんじかと思ってたけどぜんぜんちがう。
と言われます）
自分を見失っていて
どうしたらいいかわからない時、
誰かのために
行動してみるといい
と、いろんな映画が教訓として伝えています
この映画も、そう。
承認欲求が動機だとか
自己満足系で
押しつけがましいのはダメだけど
真剣に、必死になってみると
自分が見えてくる
自分を知る
きっかけになる。
「ありがとう」と言われて
嬉しくない人はいないと思う。
がんばったことに
その言葉をもらえたら
見返りを求めていたわけではないけど
やっぱり、嬉しいよね
そして
心が通じ合うって
どんなものにも代えられない
満たされる感があるよね
この映画では
それを感じさせてくれます
仮想空間では
それが得られないかといえば
仮想空間だからこそ
本当の自分が出せるという場合もある。
でもそれは
仮面をかぶったまま。
偽りの姿を演じてる場合もある。
リアル（現実の自分）
こそが
すべての根幹
そこをおろそかにしては
結局、土台がもろくて
崩れやすいわけで
いくら取り繕っても
メッキは剥がれるのよね。
あのあと、
竜の兄弟はどうしただろう？
と考えた。
きっと、暴力的な父親の姿を目撃した近隣住民の通報で
警察が来て、兄弟は保護されて
父親の暴力動画はネットでバズり
会社でも立場がなくなり
近所も歩けなくなったことでしょう。
兄弟は、もしかしたら
高知県の合唱のおばちゃんの誰かが
保護者になってくれたかもしれないね。
鈴と兄弟は、
ほんとうの兄弟のように
暮らしたかもしれないね。
鈴としのぶくんは
晴れて、素敵なカップルに
それとね
小ネタですが
ルカちゃんは大の犬好き。
鈴の家の犬がすっかり慣れてじゃれてる。
だから
『U』の中のカミシンのアズが犬なのが
すんごい納得で、笑えます。
一瞬しか映らないけど。
永久保存版に推薦します
私は映画館で３回みて、
DVDで２回、見ました
サントラのCDもおススメ
オーケストラが演奏してるので
大きな音で聴くと、圧巻です
メインテーマ曲です↓↓
あたしゃ、ティンパニの音にしびれる
ティンパニって、これな↓
１１月は、
新宿玉ゆきあんの開催日を
設定してませんので
都心での施術をご希望の方は
ご希望の日時（複数）をご連絡くださいませ！
新宿または西荻窪で
対応させていただきます！
神奈川県秦野市のお部屋も
ぜひ、よろしくお願いします
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