幸福の国からのエール《追記あり》 | 心に光を呼びます Padme★yuki

心に光を呼びます Padme★yuki

誰の心にも、神様とのホットラインはあります。
いろんなもので隠れてしまってるだけです。
私でよければ、見つけるお手伝いをします。




2011年の震災の数カ月後に
幸福の国ブータンの国王が来日した時の
とても素敵なメッセージを
今だからこそ
もう一度
お伝えしたいと思います。




天皇皇后両陛下、
日本国民と皆さまに
深い敬意を表しますとともに
このたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお受けします。
衆議院議長閣下、
参議院議長閣下、
内閣総理大臣閣下、
国会議員の皆様、
ご列席の皆様。
世界史においてかくも傑出し、
重要性を持つ機関である日本国の
国会のなかで、
私は偉大なる叡智、経験
および功績を持つ皆様の前に、
ひとりの若者として立っております。
皆様のお役に立てるようなことを
私の口から多くを申しあげられるとは思いません。
それどころか、
この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私のほうです。
このことに対し、感謝いたします。  

妻ヅェチェンと私は、
結婚のわずか1ヶ月後に日本にお招きいただき、
ご厚情を賜りましたことに心から感謝申しあげます。
ありがとうございます。
これは両国間の
長年の友情を支える皆さまの、
寛大な精神の表れであり、
特別のおもてなしであると認識しております。  
ご列席の皆様、
演説を進める前に
先代の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュク陛下
およびブータン政府
およびブータン国民からの
皆様への祈りと祝福の言葉をお伝えしなければなりません。
ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、
何十年ものあいだ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。
3月の壊滅的な地震と津波のあと、
ブータンの至るところで
大勢のブータン人が寺院や僧院を訪れ、
日本国民になぐさめと支えを与えようと、
供養のための灯明を捧げつつ、
ささやかながらも心のこもった勤めを行うのを目にし、
私は深く心を動かされました。  
私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめていたことをおぼえております。そのときからずっと、私は
愛する人々を失くした家族の痛みと苦しみ、
生活基盤を失った人々、
人生が完全に変わってしまった若者たち、
そして大災害から復興しなければならない
日本国民に対する私の深い同情を、
直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。
いかなる国の国民も
決してこのような苦難を経験すべきではありません。
しかし仮に、
このような不幸から
より強く
より大きく
立ち上がれる国があるとすれば、
それは日本と
日本国民であります。

私はそう確信しています。
皆様が生活を再建し
復興に向け歩まれるなかで、
我々ブータン人は皆様とともにあります。
我々の物質的支援はつましいものですが、
我々の友情、連帯、思いやりは
心からの真実味のあるものです。
ご列席の皆様、
我々ブータンに暮らす者は
常に日本国民を
親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。
両国民を結びつけるものは
家族、誠実さ。
そして名誉を守り
個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、
また自己よりも公益を高く位置づける
強い気持ちなどであります。

2011年は
両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。
しかしブータン国民は常に、
公式な関係を超えた
特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。
私は若き父とその世代の者が
何十年も前から、
日本がアジアを近代化に導くのを
誇らしく見ていたのを知っています。
すなわち日本は
当時開発途上地域であったアジアに
自信と進むべき道の自覚をもたらし、
以降日本のあとについて
世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。
日本は過去にも、
そして現代も
リーダーであり続けます。
このグローバル化した世界において、
日本は技術と革新の力、
勤勉さと責任、
強固な伝統的価値における模範であり、
これまで以上に
リーダーにふさわしいのです。

世界は常に日本のことを
大変な名誉と誇り、
そして規律を重んじる国民

歴史に裏打ちされた
誇り高き伝統を持つ国民

不屈の精神
断固たる決意
そして秀でることへ
希望を持って
何事にも取り組む国民
知行合一
(知っていて行わないのは、知らないのと同じこと。裏を返せば、行わないのは知らないことと同じ。という意味)
兄弟愛や友人との
揺るぎない強さと気丈さを

併せ持つ国民である

認識してまいりました。

これは
神話ではなく
現実である

と謹んで申しあげたいと思います。
それは近年の不幸な経済不況や、
3月の自然災害への皆様の 対応にも示されています。  

皆様、
日本および日本国民は
素晴らしい資質を示されました。

他の国であれば
国家を打ち砕き、
無秩序、大混乱、
そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、
日本国民の皆様は
最悪の状況下でさえ
静かな尊厳
自信
規律
心の強さを持って
対処されました。

文化、伝統および価値に
しっかりと根付いた
このような
卓越した
資質の組み合わせ
は、
我々の現代の世界で見出すことは
ほぼ不可能です。

すべての国がそうありたいと切望しますが、
これは
日本人特有の特性であり、
不可分の要素です。
このような価値観や資質が、
昨日生まれたものではなく、
何世紀もの歴史から
生まれてきたものなのです。

それは数年、数十年で失われることはありません。
そうした力を備えた日本には、
非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。

この力を通じて
日本はあらゆる逆境から
繰り返し立ち直り、
世界で最も成功した国のひとつとして
地位を築いてきました。

さらに
注目に値すべきは、
日本がためらうことなく

世界中の人々と
自国の成功を
常に分かち合ってきた

ということです。

ブータンには寺院、僧院、城砦が点在し
何世代ものブータン人の精神性を反映しています。  
ご列席の皆様。
私はすべてのブータン人に代わり、
心からいまお話をしています。
私は専門家でも学者でもなく
日本に深い親愛の情を抱く
ごく普通の人間に過ぎません。
その私が申しあげたいのは、
世界は日本から
大きな恩恵を受けるであろう
ということです。

卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。
偉大な決断と業績を成し遂げつつも、
静かな尊厳と謙虚さとを兼ね備えた日本国民。
他の国々の模範となるこの国から、
世界は大きな恩恵を受けるでしょう。  
 

日本がアジアと世界を導き、
また世界情勢における日本の存在が、
日本国民の偉大な業績と歴史を反映するにつけ、
ブータンは皆様を応援し 支持してまいります。  
ブータンは国連安全保障理事会の議席拡大の必要性だけでなく、
日本がそのなかで
主導的な役割を果たさなければならないと確認しております。
日本はブータンの全面的な約束と支持を得ております。

ご列席の皆様、
ブータンは人口約70万人の小さなヒマラヤの国です。
国の魅力的な外形的特徴と、
豊かで人の心をとらえて離さない歴史が、
ブータン人の人格や性質を形作っています。
ブータンは美しい国であり
面積が小さいながらも
国土全体に拡がるさまざまな異なる地形に
数々の寺院、僧院、城砦が点在し
何世代ものブータン人の精神性を反映しています。
手付かずの自然が残されており、
我々の文化と伝統は
今も強靭に活気を保っています。

だから日本の本当の歴史を知ってるのかも
ブータン人は何世紀も続けてきたように
人々のあいだに深い調和の精神を持ち、
質素で謙虚な生活を続けています。  
今日のめまぐるしく変化する世界において、
国民が何よりも調和を重んじる社会、
若者が優れた才能、勇気や品位を持ち
先祖の価値観によって導かれる社会。
そうした思いやりのある社会で
生きている我々のあり方を、
私は最も誇りに思います。
我が国は有能な若きブータン人の手のなかに委ねられています。
そして日本も!
我々は歴史ある価値観を持つ
若々しい現代的な国民です。
小さな美しい国ではありますが、
強い国でもあります。
それゆえブータンの成長と開発における日本の役割は大変特別なものです。
我々が独自の願望を満たすべく努力するなかで、
日本からは貴重な援助や支援だけでなく
力強い励ましをいただいてきました。
ブータン国民の寛大さ、
両国民のあいだを結ぶ
より次元の高い
大きな自然の絆

言葉には言い表せない
非常に深い
精神的な絆
によって

ブータンは常に
日本の友人であり続けます。

日本はかねてより
ブータンの最も重大な開発パートナーのひとつです。
それゆえに日本政府、
およびブータンで暮らし、
我々とともに働いてきてくれた日本人の方々の、
ブータン国民のゆるぎない支援と善意に対し、
感謝の意を伝えることができて大変嬉しく思います。
私はここに、
両国民のあいだの絆をより強め深めるために
不断の努力を行うことを誓います。  
改めてここで、
ブータン国民からの祈りと祝福をお伝えします。
ご列席の皆様。
簡単ではありますが、
(英語ではなく)ゾンカ語、国の言葉でお話したいと思います。
「(ゾンカ語での祈りが捧げられる)」  
ご列席の皆様
いま私は祈りを捧げました。
小さな祈りですけれど、
日本そして日本国民が
常に平和と安定、調和を経験し
そしてこれからも繁栄を享受されますように
という祈りです。
ありがとうございました。


《転載おわり》


いかがですか?

DNAと魂に刻まれた
互いに助け合う精神
分け合う精神
協調性や
謙虚さを
日本人として
誇りに思いましょう。

政治がどうなろうが
私たちは、私たちです。
互いに手を取りあい
生きる希望を失わず
大きな宇宙意思の中で
共に生きていることを
大切にしましょう。

闇はどんどん
どんどん
深くなっていくでしょう。

夜明けの前が
一番、暗い。

その中で
(泥沼の中で)
私たちは
心の中の蓮花を
(人として、神の子としての尊厳を)
しっかりと保っていくのです。

それはたやすいことではありません。
感情のままに流されてしまった方が
よほどラクかもしれません。
しかし
ここが
正念場
なのです。



闇が深くなるのも理由があります。

これから
世界は
大きな変化を迎えます。
その後、
素晴らしい世界になっていきます。
そのためには
宇宙の正負のバランス
これを踏まえなければなりません。

これから
大きな幸福が来る
その前に
負の先払いをしてる
そう考えてください。

大きな宇宙意思には
予定調和なのです。
これまで
あちこち回ってきましたが
あれも
これも
予定調和なのか!!
と思うことが
たくさんありました。
本当に
天の大きな慈悲は
人知では
はかりしれません。



もう一つ
印象に残っている
ブータン国王のおはなしを・・・
震災後
誰もが放射能を怖がって行きたがらなかった
福島県相馬市の小学校へ
訪問された時のおはなしです。



皆さんは、
龍を見たことがありますか?
私はあります。
王妃もありますね。
龍は何を食べて大きくなるのか知っていますか?
龍は、経験を食べて
大きく成長していくのですよ。

私たち一人ひとりの中に
「人格」
という名の龍が存在しているのです。

その龍は、
年を取り、
経験を食べるほど、
強く、大きく、なっていきます。
人は、経験を糧(かて)にして、
強くなることができるのです。

そして何よりも
大切なことは、

自分の龍を
鍛えて、
きちんと
コントロールすることです。

この「龍」の話を、
私がブータンの子どもたちにする時には、
同時に、
自分の龍を
大切に養いなさい
鍛錬しなさい

ということを言っています。
わがままを
抑えることや
感情を
コントロールして
生きること
が大切なのです。


《転載おわり》


ブータンでは
人のために
自分が何ができるか

を常に考えるように
育っていくそうです。
人はみなそれぞれ
特性があります。

私に、あの仕事はできないけど
これならできる。
だから、私はこれをして、
みんなの役に立とう

と思うのだそうです。
他の人も同じように
みんなのために
自分ができることをします。
それが
巡り巡って
自分のために
みんなが
たくさんのことをしてくれている

という気持ちになるのだそうです。
これほど幸福なことはない。
だから
幸福の国なのです。

人の役に立ちたい
と切望する人がたくさんいます。
でも、その方法は
みんなそれぞれ
違うのです。
自分に何ができるのか
小さなことでいいんです。
身近なことでいいんです。
周囲の人に笑顔をたやさないこと
それだけでも
充分
役に立っているのです。
癒しという、お役目です。

こちらの記事も
是非、お読みください。
★誰かのためにが、自分のために★




《追記》
以前に、FBでシェアした記事から
その文を拾ってきました。


ブータンの学校に行ったときに、
女の子や男の子に

「いじめはありますか?」と尋ねました。
「いじめってどんなこと?」ということで
「一人だけをのけものにしたり、ものを隠したり、ひどいことをみんなで言うこと」というと、
ブータンの少年は不思議そうな顔で私に、
「どうして、なんのためにそんなことをするの?」と聞きました。
「そんなことをしたら、自分のことが好きになれない。好きになれなかったら、誰のことも幸せにできない。自分も幸せに生きれない。どうしてそんなことをするの?」と尋ねられました。
そして、ブータンには泥棒がいないとガイドさんが言いました。
どうして?と尋ねると
「そんなことをしたら、自分が恥ずかしいでしょう?そしてそんな自分を誇れない」と。
私たちも昔、
「誰が見ていなくても、お天道さんがみておられる」
と言いました。
少年の言葉にもガイドさんの言葉にも涙が出ました。
そして、泥棒やいじめがあっても当たり前のように思っている自分が恥ずかしくなりました。
私も自分を好きでいたい。
自分を誇りに思いたい。
自分に恥じないことをしていきたいと思いました。