韓国の運転免許を日本のソレに切り替えた話③ | ゆうきの韓国スケッチブログ

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ソウルに住んで16年目の日韓夫婦。韓国の日常をつれづれなるままに文字や写真やイラストでスケッチしていきます。

 

さてさて、韓国の運転免許を日本のソレに切り替えた話も第三段。

なかなか進まない展開に記事をお読みの皆さんも

ジリジリしてらっしゃるのではないかと思うのですが、

まあ、もう少しお付き合いください。笑

 

これまでの経緯は

(その①)

(その②)

をご参照ください。

 

さて、まさかのおあずけを喰らってしまった前回から...

一ヶ月後!長かった..._(┐「ε:)_

 

いよいよ滋賀県の免許センターに予約していた当日となりました。

 

滋賀県の免許センターは県南部の守山市というところにあるのですが、

そのロケーションというのが...

こちらなんですね。

 

お分かりいただけるでしょうか?

琵琶湖のほとり。

 

 

 

ちなみに周辺をGoogleストリートビューで見ますと

まあ...大体こんな感じの何も無い自然豊かな環境にあるわけです。

 

 

最寄り駅は滋賀県の鉄道の大動脈である東海道本線(琵琶湖線)の守山駅という

新快速も止まるまあまあ主要な駅なのですが、

地図で見ていただければわかるように免許センター所在地は駅はおろか

鉄道のはるかはるか彼方。(バスで20分)

 

 

はっきり言ってアクセス最悪です。

しかし...これだけアクセスが悪いと、ここにくる人たちに

「ああ...運転できない世の中って何て不便なんだ...」

「これは是が非でも運転免許証を手に入れなければ!!」

とモチベーションを上げさせる効果は抜群なのかもしれません。

 

前回、そこの職員さんに

朝8時30分までに来いよ!絶対来いよ!

と釘をさされている僕としては遅刻するわけにはいかず、

 

早起きして我が家から車を飛ばして行って来ました(国際免許証)。

運転免許証をもらうための場所に車で向かうしかないという

この素敵な矛盾に背筋がゾクゾクします。

 

 

 

ということで到着しました

滋賀県運転免許センター!

 

おっ、

おおう...

 

レトロ...(  ゚ ▽ ゚ ;)

 

昭和の遺産ここにありという風格...。

 

すすけて元の色がわからなくなってしまっているコンクリの外壁といい...

もはや手入れを放棄され雑草ぼーぼー生え放題の芝生といい...

 

なんとも...いい感じです...(褒)

こんな建物が今でも現役バリバリで使われている我が故郷SHIGA、素敵です。

 

 

ちなみに以前僕が間違えて行ってしまった東京品川の鮫洲運転免許センターは

 

こんな感じ。

TOKYO

 

そして

SHIGA

 

見れば見るほど素敵じゃありませんか....。

 

 

正門を入って左側に、古い市民プールの休憩所によくありがちな

照明をMAXにしてもなぜかほの暗い広めの待ち合いスペースがあり

壁に面してこれまたイイ感じに年期を感じさせるソファともベンチとも

つかぬような腰掛けが並んでおり、

そこに早朝にも関わらず県民の皆さんがバラバラと腰掛けています。

 

どの顔にもこんな時間にこんな場所に呼び出されてしまっている疲れと諦めと、

そして今日こそは何が何でも免許を手に入れて胸を張って帰るんだという静かな決意が感じられるようです。

 

 

待合室の一面はガラスで仕切られた窓口となっており、業務によって番号分けがされています。

僕は「外免切替」ですので⑪と書かれた窓口の前で待ちます。

 

やがて8:30になり

ガラスの向こうに滋賀県警の職員さん(警察官?)と思しき方々が着席。業務開始です。

 

外免切替は受付番号などはなく、並んだ順に受け付けるシステムらしく

僕は運良く一番に受付してもらうことができました。

 

一ヶ月前に電話越しに聞いた予約番号を告げ、

東京ではあえなく突き返された必要書類一式をガラス越しに職員さんに差し出します。

 

書類に一通り目を通した職員さんは、「ふむ」と小さく頷くと

「では、あちらの部屋で調査を受けていただきますので移動してください」

と待合室の隅っこの方を指差しました。

 

え、調査?

 

見ると待合室の隅のほうに廊下へとつづくドアがあり、

そこに立っているまた別の職員さんが僕に手招きをしているではありませんか。

 

調査!?滋賀県警に調査される??

 

この展開にちょっとビビリながら、職員さんが立っているところまで行くと

「こちらです」と職員さんは僕を廊下の奥の方へ連れていきます。

 

たどり着いたのは、まさに「取調室」という名前がピッタリの小部屋。

刑事ドラマでよく見たような、簡易椅子と机が置かれています。

 

「ではここに腰掛けてお待ちください」

 

そういうと職員さんはその小部屋に僕を残し出て行ってしまいました。

僕は言われたとおりその簡易椅子に腰掛けて待つことにしました...。

 

 

 

10分...

 

 

 

15分......

 

 

 

20分..........

 

 

 

だれも来ません。

 

 

これは...どういうことなのだ?

このシチュエーションはなんなのだ...?

 

まさかこの部屋のどこかに隠しカメラがあって

僕が不審な行動をしないかどうか、見張っているのか?見張られているのか??

 

そんな考えまでが脳裏に浮かんできたころ、

そう部屋に入れられて30分ほど経ったころでしょうか。

 

「お待たせしました」

 

そう言って、最初にガラスの向こうで僕の対応をした職員さんが入ってきました。

と思ったら

 

「ではこの用紙を記入してお待ちください」

 

と、数枚の紙と筆記用具が僕に手渡されました。

 

えっ?何?この紙は何?

 

と思って僕が目を落としたその紙には

 

僕の脳天を雷で打つような驚愕の内容が書かれていたのです...!!!

 

その内容とは...

 

 

 

 

 

もうちょっと...つづく(次回完結編)