待合室にて

★先日の話です

ちゅうさん

月１回の皮膚科診察の日





一応女ですから恥ずかしいのですが・・・


左足親指の爪水虫の治療中です







内服薬と塗り薬・・・

おかげさまで

見事な翡翠色した爪が

可愛いピンク色に復活・・・






６割くらいきれいになりましたね

もう一息ですよ・・・と先生に励まされ






ちゅうさんのまわりは

やさしいドクターばかり？です







そんな待合室

ちゅうさんの前に

おしゃれで上品なおばあちゃん

よく似たきれいでこれまた上品な奥様の

ふたりづれが寄り添って座っていました





様子から実の母娘で

おばあちゃんのおなかにできたおできを診てもらい

精算を待っているようでした







何やら・・・気になる会話

思わず聞き耳を立てて盗み聞き・・・







実況すると長くなりますので

簡単にご説明・・・






ばあさん　

自分の症状が気になって何度も娘に質問・・・





娘　

最初はやさしく丁寧にばあさんに説明・・・






老いた母をいたわる心やさしい娘・・・






ほほえましいなぁ～

いい娘さんやなぁ～

ちゅうさんとは大違いやぁ～








ところが・・・

このばあさん　　かなり耳がとおい

おまけに年寄特有のＫＹ






うちのじいやとおんなじ








・・・・だから帰ってから話すから

・・・・ここで言っても聞こえんでしょ！





数秒後

また　娘に質問




・・・心配せんでええの

・・・うちに帰るまでまってて





数秒後

再び　娘に話しかける





・・・あとにして

・・・あとにして

・・・あとにして




娘のいら立ちが伝わってくる







だからばあさん！

家に帰るまでまっとりゃぁ～

あんたの耳ではこの場では理解できんのやから・・・






ちゅうさん

思わず心の中で怒鳴ってましたよん










この光景

年寄をかかえる家族にしてみれば

痛いほどわかります







このばあさん

決してボケてなんていません




ただ　耳がとおいので・・・

適当に相槌をうち

自分の都合のいいように解釈します






筆談なんてめんどくさい・・・

だんだん意思の疎通が出来なくなります








ちゅうさんも

だんだん心が通わなくなってくる

じいやとの毎日が辛く哀しくめんどくさいです







じいやと耳の聞こえない流行と

同じに考えるのはおかしいですが・・・





生まれつき音のない世界の流行は

音のストレスが全くなく一番フレンドリーなニャンコです








じいやも世間の雑音

ちゅうさんの怒鳴り声から解放され

穏やかな毎日なんだろうと

勝手に解釈しています








こども　叱るな　通ってきた道

としより　笑うな　これから行く道






あぁ～年はとりたくないなぁ～

しみじみ思った待合室でした