★昨日
母方の伯母にお別れをしてきました
亡き母の２歳上の姉で８９歳でした
とても多才な人で
和・洋裁・編み物・手芸は言うに及ばず
茶道・華道・書・日本画・日舞・フォークダンスにも秀で
高齢にも拘らず時事にも明るく
新聞への投稿も 度々採用されました
晩年は自ら
デイサービスの施設の門を叩き
新しいお友達作りに挑戦
入退院を繰り返し
リュウマチで
すっかり変形してしまった両手
小さく小さくなった体
でもでも最期まで
華のある女性でした
最愛のふたりの息子を
相次いで癌に奪われた時
伯母は気丈でした
私の勝手な思いですが・・・
ごく近い将来
息子たちとの
未来永劫の再会を
確信していたから・・・
伯母は
絶望の向こうにある希望をみていたのかな
のどぼとけが拾えないくらい
もろいお骨は殆どありませんでした
あぁ～おばちゃん
本当に
ひろしちゃん・たかしちゃんのとこへ
行っちゃたんだぁ～
よかったねぇ
みんな口には出さなかったけど
子供を持つ身なら
きっとそう感じたと思います
故人の意向で近親者だけの
葬儀でした
伯母の死を悼む者だけの
とても心が温かくなる
いい葬儀でした
喪主である孫の
会葬のお礼の言葉です
在りし日々を偲んで感謝
「懐かしい家族に囲まれて
ゆっくり休んでください」
手先が器用な祖母でした
和裁の腕は呉服店から頼まれて
着物を仕立てるほどでしたし
心惹かれた風景があれば絵を描き
複雑な柄の編み物も上手
歳と共に小さなものが見づらくなり
指先に力が入らなくなっても
何かをせずにはいられなかったのでしょうか
鶴を折っておりました
千も集まれば願いが叶うと聞きますから
私たちには内緒で
思いを託していたのかもしれません
およそ２５年前に祖父が世を去り
お腹を痛めて産んだ我が子も
二人他界しております
しかし祖母は
私達の
記憶にしっかりとした姿ばかりを残しました
最後まで気丈だったと
向かう先で再会する
家族もたくさん褒めてくれるはずです
手を取り合って土産話に
花を咲かせた後は仲良く寄り添い
長年の疲れを癒して欲しいと願っております・・・・・
・・・・・お世話になった皆様に
お礼をいえないまま
帰らぬ人となった故人に代わり
深く感謝申し上げます
この度は誠にありがとうございました
最後まで見事に
あっぱれ！
生き抜いたおばちゃん
ありがとう
お疲れさま
そしてさよなら
お母さんにもよろしくね
合掌