子供の成長、特に脳の成長を気に留めるならば、
最も守らなければいけないルールがあるそうです。
それは子どもを承認すること?
勇気づけ? 話を聞くこと?
それらもとても大事だと思います。
でも、もっと基本的なことなんです。
それはすべての土台になるといってもいいかもしれません。
4歳から12歳の子どもにとって、それは金のルール。
それをしっかりと押さえて子育てをすると、「いい脳」が育つといいます。
具体的にそれが何なのかを知ると、「なるほど、そうだろうな!」と思います。
それほど、基本的なことです。
その金のルールは、今回紹介する本の著者でもあり、元人工知能の研究者が子どもを授かり、いわゆる「生きた脳」と接する中で、人の脳の能力について徹底的に分析し、到達した結論だとか。
その著書のなかで、「いい脳」とは、どのようなものかが論じられているのですが、年齢別に、するとよいこと、してはいけないことが語られていて、とても興味深く読み進めることができました。
特に読者に語りかけるような口調で書かれているので、堅苦しくなく、気軽に読めると思います。
さて、興味深いと思った点を少しご紹介しますと・・・
例えば、左利きのお子さんがいらっしゃる方もおられると思います。
では、脳科学の観点から言って、左利きを矯正するのはOKでしょうか、それともNG?
それは、男の子と女の子によって違うようです。
詳しいことは省略しますが、女の子は矯正OK。
しかし、男の子の矯正はお勧めできないんだそうです。
その理由は、本をお読みになると良くお分かりになると思います。
また、お子さんの中学受験を考えているご家庭があるかもしれませんが、夜遅くまで塾に通って、受験に備えるというのはOK、それともNG?
それには、金のルールが関係してきます。
金のルールを守って、トライするならOKですが、遅い時間まで塾に通って受験するというのは、金のルールを破ることにもなりかねないので、あまり良い方法とは言えないようです。
ちなみに著者のお子さんは、金のルールを遵守するためにも、中学受験はしなかったそうです。
さて、金のルールがどんなものか、気になってきたでしょうか?
それは・・・
早寝、早起き、朝ごはん、読書だそうです。
特に11歳くらいまでの子どもの脳にとって、その習慣はとても大切なんだそうです。
そう考えると小学生が夜遅くまで塾に通うというのは、早寝をするという習慣を阻害してしまう可能性がありますね。
脳の発達を考えると、それはあまり懸命な選択とは言えないようです。
でも、早寝、早起き、朝ごはんを踏まえて、行うなら、それもOKだそうです。
それと読書もたくさんしてほしいですね。
ところで、タイトルを「仕事をもった男の子のお母さんにお勧め」としました。
その理由は、まず、著者ご自身も仕事を持っていたこと。
それに加えて、著者は脳科学の研究者ですが、男性脳と女性脳の違いについても詳しく、男の子のお母さんであるということがあります。
ちなみにキャリアウーマンのお母さんの多くが、子どもが7,8歳の時に「お腹が痛い」などといって学校に行きたがらないという経験をするそうです。
そんな場合に、どのように対処したらいいのでしょう?
そのコツについて、著者はある女性経営者から教えてもらったそうです。
「仕事よりも子どもが大事」と思っていることが伝わるそのコツとは?
それが下記に紹介する本に書かれています。
本のタイトルは、「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール
著者は黒川伊保子さんです。
仕事をされているお母さんは必見かも!