●子供が受け取りやすいフィードバックの方法とは? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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子どもがサッカーなどの試合に出たとします。


良いプレイ、まずいプレイ、失敗もあったかもしれません。


試合後、あなたは、お子さんにフィードバックをするとします。


そんな時に、どんなフィードバックをすれば、子どもは、また次も頑張ろうと思うでしょうか?


「あんなプレーをして、ほんとダメなんだから!」


もしこんな言い方をしたとしたら?


これでは、子どもの肯定感を損ないかねないのと、やる気もくじいてしまうかもしれません。


では、どういういい方をすると心を開いて、メッセージを受け取ってくれるでしょう?


一時、ある心理学系の講座に3年くらい通ったことがあります。


その講座では、話の聴き方に始まり、人を意欲的にさせるためのスキルをさまざまなワークを通して学びました。


例えば、あるワークでは、2人がペアーになってAさんは話す人、Bさんは聞く人と役割を決めて、お互いの話を聞きあいます。


その際に、オーム返しをしたり、ミラーリングと言って相手の身振りを真似たりしながらお互いの話を3分位、聞く練習をしました。


そして一つのワークが終わるごとにお互いフィードバックをするのです。


そのフィードバックをする際、それを受け入れやすくするような工夫がありました。


その工夫とは?


もし、こんな形でフィードバックがされたらどう思いますか?


「話しを聞いているときに、眼線があちこち動いて、聞こうとする姿勢に真剣みが足りないと感じました。全体的にいまいちでしたね」


こんな言い方をされると「せっかく頑張ったのに、もうやりたくない」なんて私だったら思うに違いありません。


では、どうしたら相手にやる気を出させることができるでしょう?


セミナーの中でのフィードバックの与え方は、このようなものでした。


まず、良かった点を話し、そのあと改善点を述べるというもの。


例えば、こんな感じです。


「相手の話を聞こうとしている態姿勢は、こちらから見ても感じられました。良かった点)

そして、他に注意をそらされたのか、目線がすこし動いていたので、そこを気をつけるともっと良くなると思いました(改善点)


「相手のいい点を認め」、そして「改善点(ここをこうするともっと良くなると思う)」。


このような形で伝えてもらったので、とても心地よくワークに取り組むことができました。


ここでのポイントは、①どんな接続詞を使うかと、②改善点を述べるときにダメ出しで終わらないこと。


具体的には、


○「相手のいい点を認める」そして「改善点」。


決して、


×「相手のいい点を認める」でも「改善点」、


とならないようにした方がいいようです。


なぜかというと・・・


「でも]と言った途端、前に言ったことをすべて否定しかねないからです。


そして、上の例を見てください。


「そして」の後は、「眼線が少し動いていたので、それがダメでした」ではありません。


「そこに気をつけるともっと良くなると思いました」です。


その表現の方が建設的ですね。


このようにちょっと言い方を工夫するだけで、メッセージは受け取りやすくなります。


これらの点に注意してフィードバックをすることで、子供が受け入れやすいメッセージになるのと、やる気を向上させることにもつながるのかもしれません。


ぜひとも機会があったら試してみてください。


きっと何かが違ってくると思います。