今日の水戸ですが・・・
桜が満開とは言わずとも、それに近い状態が楽しめそうです。
ただ、ちょっと寒いようですが・・・
そして、今日はなんとパセージ最終日。
どんなフィナーレを迎えるのか、いまから楽しみです。
それに加えて、パセージ終了後にも使えるように会場を延長して借りたので、そこでアフター・パセージも楽しめそうです。
そこから学べることって考える以上にあるからです。
どんな学びがあるのでしょう?
さて、話しは変わりますが・・・
昨夜、ある番組を見ていました。
外国に住んで、仕事をしている日本人を紹介する番組です。
その最後のほうだけ、たまたま見たのですが、・・・
ラオスに住んで、事業をしている日本人が紹介されていました。
その方は、大手の企業を50歳で退職し、ラオスに移り住んで、ラム酒をつくっているという方でした。
そして、たまたまチャンネルを回した時の場面が、従業員が失敗したというシーン。
ほんと、途中からだったので、何が問題だったかわかりませんが、蒸留しているタンクから漏れがあったとかないとか・・・
とにかくそこの従業員が、なにか大きな失敗をしたらしいのです。
それに対して、紹介されていたその日本人は、「大丈夫」と笑顔で対応。
普通は従業員が失敗して、社長が笑顔で「大丈夫!」なんて、なかなか言えないものです。
じかし、そこに至るまでには、波乱万丈の物語が!
その方は、それまで働いてきた会社で勤め上げることに疑問を感じ、50歳で会社を辞め、兄の縁のあったラオスに家族を日本に残して、友人2人と共に来たというわけです。
そして砂糖きびの栽培から始め、ラオスでラム酒の製造を手掛けたることに。
しかし・・・
雇った現地の人が、時間に遅れてきたり、さぼったりはあたりまえ。
業を煮やしたその方は、考えます。
「私は、ラオスの人に頼まれて、来たわけではない」
だから、日本人の価値観を押し付けるのは良くない!
ラオスの人には、ラオスの人の価値感や動き方があります。
故に、日本人の価値観や行動パターンを、つまり「時間は守らなければならない」などの自分たちの価値感や考え方を押し付けるのはどうか?
そのように思ったようです。
それで、ラオスの人に合わせて、彼はルールを作ります。
例えば、仕事が終わったら、帰っていいなど!(日本では、仕事が終わっても就業時間内に帰るのはNGというところが多いはず)
それによって、喜んで仕事をしてもらえるようになったんだとか。
そんな話を興味深く聞いてました。
さて、私はこの番組を見ていて、2つの点で感心しながら見ていました。
まず、1つ目は、失敗してもその失敗を厳しくとがめないということ。
そして2つ目は、自分の価値観を押し付けないことについて!
もし、その社長さんが、ラオスの人たちの失敗を罵倒していたら・・・
もし、「お前たちは、時間も守らず、仕事もルーズで・・・、だから、こうしろ!」と自分の価値観ややり方を押し付けていたら・・・
きっと、もっと大変な事態に陥って、番組で取り上げられることもなかったでしょう。
これは、外国人との関係のみならず、親と子、教師と生徒などの関係でも当てはまりそうです。
「自分は正しい」という価値感を押し付け合うところに、争いが生じます。
だからこそ、「自分は正しい」と相手と競合するよりも、どうしたら協力しあって問題を解決できるか考えた方が建設的です。
ちなみに、ラオスの事例も、その日本人が、自分の価値感にとらわれて押し付けるのではなく、まさに、相手と協力するためには、どうしたらいいかを考えて、事業を成功させたのではないかと思われました。
自分の価値観を押し付けるのは、問題を大きくさせます。
やはり、問題解決は、競合的よりも協力的にしたいものです。