これから先どのような時代になるのでしょう?
早急に解決しなければいけない問題や困難が待ち構えています。
そのためいろいろなストレスがかかると思います。
それは当然、子どもも同じですね。
おそらく今のような生活がいつまでも出来るわけではないような気がします。
そのために、子どものストレス耐性を高めてあげられるようなかかわりが必要なのかもしれません。
以前に、木下晴弘さんの会社で発行している子育てサプリに、次のようなものがありました。
【本日のメッセージ】
お子様のストレス耐性を高めよう!
【解説】
自分を取り巻く環境が、自分にとって不都合な状況や、不快な状態であっても、それを受け止め、「いま自分はこの状態と共にいる。しばらくこの状態の中でやっていくんだ」と考えることができる力をストレス耐性といいます。
これをお子様が身につけることができれば、お子様は様々な困難を乗り越えていくでしょう!
以前、何かの本で読んだのですが、今の子供たちは、「えっ、こんなことで?」ということで不登校になったりするんだそうです。
具体的にどんなことが書かれていたかは、忘れましたが、子どもの要求を何でも飲んでしまう甘やかし育児や現代社会の便利な環境も影響しているのかもしれません。
例えば、甘やかしという点では、よくスーパーなどで小さな子供が何かを欲しくてダダをこね、泣いているシーンに出くわすことがあります。
そんな時に泣くのをやめさせようとその要求をのんでしまうようなことを繰り返すことは、子どものストレス耐性を低めてしまう可能性があるかもしれませんね。
そんな時こそ、木下さんが述べるように、自分を取り巻く環境が、自分にとって不都合な状況や、不快な状態であっても、それを受け止め、「いま自分はこの状態と共にいる。しばらくこの状態の中でやっていくんだ」と考えることができるように導いてあげることなのだと思います。
そのためには悔しい気持ちや残念な気持ちを受け止めて、今我慢することが将来役立つことなどを諭してあげることなども必要なのかもしれません。
また、すでに述べたように現代社会の快適な住環境も子どものストレス耐性を弱めている可能性があるような気がします。
不便さ、そして暑さや寒さなども人にとってストレスになります。
しかし、現代社会は・・・
私はたまに食事の後にお茶碗を洗うことがあるのですが、その際にボタンを押せば温かいお湯が出ます。(わが家は瞬間湯沸かし器を使用)
それって、なんとありがたいことか!
きっと昔の人は水の冷たさに耐えながら、お茶碗を洗ったのでしょうね。
そんな厳しい環境に耐える機会はどんどん減っていますが、それも子どものストレス耐性を弱める方向に向いているような気がしてなりません。
便利なことはいいのですが、便利になれば便利になるほど、ストレス耐性や生きる力は反比例して落ちてきているような気がします。
そう言えば、ある本を読んでいておもしろいと思ったことがあります。
確かある塾でのこと、そこの塾では夏休みに子どもたちをモンゴルに送り出すようです。
モンゴルの草原の電気や水道もないようなところで、1週間くらい生活させるのですが、食べるものも自分たちで処理させます。
その中には羊の解体なども含まれていて、子どもたちが自分で羊を解体して、それを料理するのです。
そんな体験を終えて、日本に帰ってくると、子どもたちが見違えるようにたくましくなっているんだとか。
やはり不便な中で、ストレスを体験し、その中でいろいろとやりくりすることによって、生きる力が育まれるのかもしれません。
きっと蛇口をひねれば水が出る、そんな便利な環境では学べない、もっと大切な何かを学んでくるのでしょうね。
「お子さんをモンゴルに行かせるといいですよ」なんて言いませんが、日頃からどうすれば、子どもが困難を乗り越えることができるような人に育っていくのかを意識することは大切なのかもしれませんね。
さて、子育てサプリを、今までに何度も紹介してきました。
毎日配信されていて、子育てや勉強の秘訣などについて有益な情報を伝えてくれます。
発信者は、灘中・高はじめ難関校の受験指導で絶大な支持を受けた木下晴弘さん。
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