●子育ての目標とその目標に向かっているかどうかを確認する手段 | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

船で航海に出かけるとします。


その際に大切なのが、まず、目的地。


目的地が決まらないと、どれだけ食料や燃料を積んだらいいかわかりませんね。


そして目的地あるからこそ、希望に燃えてそこを目指すことができます。


それと広い大海原で、自分がどこにいるかを確かめる術も大切でしょう。


海では周りに何も目印になるものがないので、自分がどの方向に進んでいるか確かめる術がないと遭難してしまいます。


同じように子育てにおいても、どの方向に向かうのか、そして、その方向に向かっているかどうかを確かめる術があった方がいいと思うのですがいかがでしょう?


ところで子育ての目標(目的地)を考えたことがありますか?


おそらく現代社会において目的地を決めないで子育てをされている方が多いような気がします。


もしくは、間違った目的地を目指している方もいらっしゃるかもしれません。


おそらく現代社会子どもの問題は、目的地を見失っている、もしくは目的地自体が方向性が違うために生じているような気がします。


ちなみに、アドラー心理学の育児の目標は、次のような感覚を子どもが得られるように援助することです。


①私は能力がある。


②人々は仲間だ。


③私は人の役にたつことができる。


このような目標を持って、その方向に向かうなら、無用な努力を排除し、子供は精神的に健康に育つはずです。


それに加えて、困難はあるとしても、子どもが幸せな人生を歩むうえでしっかりとした基礎を据えることができるに違いありません。


そのためにも目的地を明確にして船を出して頂けたらと心から思います。


さらに、航海において自分が目的地に向かって進んでいるかどうかを確かめる術には、何が考えられるでしょう?


現実の船において、昔は、昼は太陽の位置、夜は北極星の位置を見ることによって、船がどの方向に向かっているかを確認しました。


子育てにおいて、方向性が正しいかどうかを確認する術には、何があるでしょう?


それは質問です。


「そのような対応をすると子どもは『自分は能力がある』『人々は仲間だ』と感じられるか?」


このように自問したり、もし、一緒に学ぶ仲間がいれば、お互いに質問し合い、それに答えることによって、方向性を確認することができます。


ちなみにアドラー心理学の子育て講座パセージを受けた後、自助グループが組織されて、毎月1回くらい、方向性が正しいかどうか、お互いに確認し合い、勇気づける、そんな場が設けられるようです。


やはり、何かを学ぼうとする際に、独学よりは、まわりに援助してくれる人がいた方が、身につき方も違うような気がします。


そう言えば、先日、知り合いのお子さんの英語の勉強を見た時に、私が英単語を言って、その子にその意味を答えてもらう、そんなことをしました。


そのように20くらいの単語の意味をまず確認し、その後、その逆、つまり私が日本語の意味をいって、それに相当する英単語を答えてもらう、そんな練習をしました。


そして徐々にスピードを早くしていき、何度も練習していくのですが、すると不思議と単語を覚えることができるようになったようです。


秘訣は、スピードと繰り返し、そしてペアーになっての練習だろうと思いました。


そのため、学校でも友達を探して、同じことをするといいよと話したのですが、どうしたものか・・・


さて、このように誰かと一緒に学ぶということは、一人では気がつかない視点に気づいたり、お互いに励まし合えるというのがメリットだろうと思います。


そう言えば、野田先生はアドラー心理学は独学ではなかなか学べないとおっしゃっていました。


やはり講座やその後の自助グループで継続的に刺激を受け、学び続けることが必要なのでしょう。


同じ目標を見据えて、正しい方向性に向かっているかどうかを確認し合える仲間を持てるとしたら、それは素敵なことです。


ただ、パセージも、どのようなものかわからないし、それは本当に効果があるのかどうか、不安だという方もいらっしゃるでしょう。


そのために、プチパセージを計画したいと思っています。


詳細は、また、お伝えしますが、このプチパセージ、パセージを行ってくださる方がどのような人かを知りたいという方もいらっしゃるかもしれませんね。


実は、アドラーギルドのHPに野田先生のインタビューを受けている清野さんの動画を発見しました。


以下に貼っておきますので、よろしかったらご覧ください。


野田先生と清野さん。

http://www.youtube.com/watch?v=2MKCWVVf48w