●いじめをちゃんと追及してほしい! なぜなら否定的なノームを作らないために! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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今日は、将来の子どもたちのために絶対に否定的なノームをつくってはいけない、そんな話を書こうと思います。



ノーム?


「それって何?」、と思われたかもしれません。


まず、ノームについて知っていただくために、木下晴弘さんのメルマガ、子育てサプリを紹介します。


実は、今回のメルマガは、以前にも記事で紹介しました。でも、今の社会状況をみて絶対に必要だと思ったので、再び記事にします。


まずは、こちらをご覧ください。


【本日のメッセージ】

人間はノーム(norm)によって動く。



ノームとはその集団において暗黙のうちに了解されたルールのことである。


【解説】

「ここに自転車を置いてはいけません」

と貼り紙がしてあっても、そこに自転車が何度も放置されていれば「そこには自転車を置いてもよい」というノームが出来上がります。

そしてそれはやがて「貼り紙には従わなくてもよい」というノームへと成長します。



「ご飯を残したら、おやつはあげませんよ!」
といいながら、結局おやつをあげてしまえば、
「親は脅しを言う」
というノームが出来上がり、やがてそれは
「親の言うことには従わなくても被害は無い」
というノームへと成長するのです。


一度口にしたことは何があっても実行しましょう。
そして実行できないのなら、決して口にしないでおきましょう。


お読みになってどう思われたでしょう?



「うちではいつも・・・(苦笑)!」


と思われた方もいらっしゃるかもしれません。(笑)


さて、ノームとは、ある集団において暗黙のうちに了解されたルールのこと。木下さんは、その著書の中で、ノームについて、さらにこう述べています。


組織とは、張り出された紙に書かれていることによって動くのでも、リーダーが声高に叫ぶ事柄によって動くのでもなく、このノームによって動くのです。ノームとは組織のすべてが依存するいわば土台のようなもの、と考えればいいでしょう。

一度ノームができあがってしまうと、そのノームを覆すのは容易ではありません。信じられないパワーでもってしても、覆らないノームさえ存在するのです。そして恐ろしいことに、このノームというものはほんの些細なことから発生し、成長してしまうのです。

できる子にする「賢母の力」 木下晴弘著



否定的なノーム、気をつける必要がありそうですね。


しかし、現在、子どもたち全体というか、社会全体に対し、否定的なノームが形成されそうな可能性を感じています。


それは、今回のいじめ事件。


このノームという観点から、今回の事件は、徹底的に真相究明をする必要があると感じています。


そうしないと、子どもたちに対して、


「いじめをしてもうやむやになるから大丈夫!」


「大人は自分の保身しか考えていないので、自分が裁かれることはない」


そんなノームを作ってしまう可能性を感じています。


それはとっても怖いこと!


ちなみに、我が家は「iグーグル」を使っているのですが、昨日の晩、そのページの一番下に、次の画像が貼られていました。


それを見て、大人のあり方を考えさせられました。


よろしかったら、ご覧になってみてください。


http://www.youtube.com/watch?v=G-svhD64mNc&feature=youtube_gdata


これを見て、呆れてものが言えませんでした。


ただ、このような情報も、冷静に物事を判断することと、この情報がどれだけ信憑性、信頼性があるのかを確かめる必要はあると思います。


でも・・・


もし、この事件が、闇に葬られるようなことがあるとすると、子どもたちの間には、それは恐ろしいノームが広がるのではないかと思います。


やはり、あの事件は、しっかりと精査し、もし、それが事実であるとするならば、いじめをした子たちが、しっかりと社会的な制裁を受ける必要があると思います。


ちなみに、火曜日にBS11で、21時から、内藤朝雄さんという、いじめ問題研究の第一人者が、今回のいじめの問題を含めて、「法律が入るとガラッと変わる」と言っていたのが印象的でした。


法律を入れて、いじめをした子、それを隠そうとした大人に責任を課す、それによってしっかりした前例を残すことが大切なんじゃないかと思います。


アドラー心理学的には、責任と結末を体験してもらうということでしょうか?


否定的なノームを作らないためにも、今、責任ある行動が、大人に求められているような気がします。