●習慣はおそろし! 10代の私が好きでもないあの歌手の曲を口ずさんでいた理由! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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習慣の影響について!


19才の時に好きでもないある歌を覚えてしまいました。


♪遊び~、上手なやつに~♪


♪だまさ~れていると聞いた~♪


♪うわさ~、だけだね、じゅんこ~、じゅんこ~♪


♪僕は寂しい~♪


曲名は“じゅんこ”。歌っていたのは、小林旭さん。


小林旭さんといったら演歌の大御所ですね。


実は、19才の私は、演歌なんて、聞くのも嫌でした。


しかし、それが、気づいたら口ずさむようになっていた。


なぜか?


高校生の時に生物部に入っていた私は、高2の夏休みに、北アルプスの白馬岳に登りました。その時、引率してくれたのが、生物部の顧問、本間先生。


本間先生は、熱心で信頼できる先生の一人でした。私は本間先生のおかげで生物がさらに好きになります。


その影響でしょう。


大学も生物関係に・・・


それはいいとして、生物部では、隔年で、北アルプスの縦走をしていました。


私が高2のとき、ちょうど、白馬を登山することになっていたのです。


ちなみに、私は、地元にある筑波山に何度も登って、なぜか、山に登るという行為が大好きでした。


「筑波山よりも高い山に登れる!」


白馬に登ることが、とっても楽しみでした。


行程の初日、地元をでて、夜10時位に、新宿発の特急に乗り込みます。そして翌日の朝、長野県の白馬駅に到着しました。


それから列車やバスを乗り継いで、登山口までたどり着きます。


それからの行程と言えば・・・


女子3人、男子3人、そして顧問の先生1人のパーティ。大変なこともたくさんありました。特に女子にとっては、途中、トイレなんてありません。


我々男子以上に大変だったことでしょう。


もちろん、我々男子も疲労困憊し・・・


でも、高山植物のコマクサや雷鳥を身近で見たり、夏の大雪渓を通過したり、生涯忘れられない体験となりました。


山の魅力に取りつかれた私は、大学に入り、夏休みに山小屋でのアルバイトをすることをもくろみます。


6月中に登山関係の雑誌を見て、ある山荘で、アルバイトをすることにしました。


期間は、7月20日位から8月20日位まで。


特攻隊のように、行きの電車賃しか持たなかった私は、登山の過酷さに来たことに後悔をしながら、帰ることもままならず、どうにか山小屋に、到着しました。


その山小屋は、3つの山小屋を経営する写真家の方が営んでいたのですが、私はそこから2時間くらい離れた雲ノ平山荘という山小屋に配属されました。


そこは標高が2500メートルのところにある山荘でしたが、夜空の美しさ、朝焼けや夕焼けに燃える山々の壮麗さは、体験したものでないとわからないでしょう。


そこの責任者が、栗さん(栗原さん)という方。


その年は、栗さんを筆頭に、同じ茨城県出身の年上の女性一人、そして私も含めて、大学生が4人で、夏の繁忙期を切り盛りしました。


なんと栗さんは、小林旭の大ファン。


毎日、何度も何度も小林旭さんのカセット(当時はCDはない)をかけては聞いていました。


正直言って、小林さんの歌を聞くのは、最初、苦痛で苦痛で・・・、でも、大きな音でかけ流しているので、いやがおうにも、曲が耳に入ってきてしまいます。


そして毎日、何度も、何度も同じ曲を聞いているうちに変化が起って・・・


お盆を過ぎ、アルバイトを終えて、山小屋を後にするのですが、なんと小林さんの曲が耳に残って離れないのです。


気がつくと、あの時聞いていた曲は、すべてそらで覚えていました。


もちろん、この記事の冒頭の曲も! 習慣って恐ろしい。


そんなことを思う体験でした。


そう考えると・・・


何を見、何を聞くかって大切ですね!