言葉は、すごい力を持っている。
それはプラスにもマイナスにも働きます!
ここでプラスの例をご紹介します!
マリアという、ある競技の選手がいます。
マリアは、ロシア出身。
彼女は4歳で、その競技を始めて6歳のとき、1993年にモスクワで開かれたイベントに参加します。
その時、出会ったのが、当時、その競技の女王と言われた選手。
女王は、マリアの才能を見出し、環境の整ったアメリカで本格的なトレーニングを受けることを進言したんだそうです。
マリアの家族は、その言葉を信じます。
でも、
その家族はアメリカへの移住を決断するのですが・・・
あまり裕福な家庭ではなかったマリアの一家は、多くの苦労を経験します。
マリアが9歳のときでした。
父と彼女が二人でアメリカに渡り、
本格的なトレーニングを始めることになったのは!
アメリカでの生活は、言葉もわからず、困難なこともあったでしょう。
しかし、マリアは、夢をあきらめることなく、努力を続けます。
投げ出したいと思ったこともあるでしょう。
泣きたいこともあったでしょう。
14歳のときに、マリアはプロへと転向します。
しかも、その後、一気にトップへの階段を駆け上る事になったのです。
きっとその活躍については、多くの方が耳にしたことがあるはず。
それはまさしく、シンデレラストーリー。
では、マリアとは?
ところで、この話には、後日談があります。
それを聞いて耳を疑いました。
なぜかというと・・・
後のインタビューで、なんとその競技の女王、マルチナは、マリアを見出した時のことを全く覚えていなかったんだそうです。
「あなたは、才能がある。ぜひ、アメリカに来てその才能を磨きなさい」
そんなことを言ったのでしょう。
しかし、モスクワでマリアに出会ったことすら覚えていない。
よくありがちな話ですよね。
でも、・・・
マリアは、マルチナに才能を認められたことを信じ、アメリカに渡り、その実力を発揮したのです。
さて、ここまでお読みになってマリアが誰かお分かりになったでしょうか?
マリア・シャラポワです。
そして、アメリカに渡るように進言したのが、
当時、テニスの女王として名を馳せたマルチナ・ナブラチロワ。
きっとご名前くらい聞いたことがあると思います。
それにしても・・・
言葉の力って大きいなと思いました。
ナブラチロワが実際に何と言ったかわかりませんが、その言葉を信じ、シャラポワはロシアからアメリカに渡ってしまった。
もし、そのひと言がなかったとしたら、今のシャラポワはなかったかもしれませんね。
そう考えると・・・
言葉って、ほんとうに大きな影響力がありますね。
だからこそ・・・
子どもの可能性を信じ、それを伝えてあげる必要があるのかもしれません。
お子さんは、どんな可能性を秘めているでしょう?