子どもに対して、どんなうしろ姿を見せるか?
それは、すべての親御さんに課せられている課題なのかもしれません。
子どもはお父さん、お母さんの後ろ姿を見て、いろいろと学んでいくからです。
日頃から、どんな姿を見せていますか?
ところで、先日、仕事の関係でとなりの市にあるショッピングモールに行きました。そこは2週間に一回は訪れる場所ですが、普段は駐車場はガラガラ。
訪れたのは、水曜日の午後早く。
しかし・・・
この日は水曜日で平日にもかかわらず、なぜか車はいっぱいで、駐車するにも四苦八苦。
「普通はこんなことないのに!」
そう思いながら、駐車できるスペースを探しました。
どうにか車を止めて、いざ、仕事へ!
担当者の方は、この日も元気でした。
担当者の方と話を詰めて、仕事を終えて帰途についたのですが・・・
ちなみにそのショッピングモールとは、ファッション○ルーズというアウトレット。
モールを出て、すぐのところに2台の車が目にとまりました
そこは、身障者用の駐車場が数台分、用意されている場所。
そこに2台、身障者マークの貼っていない車が駐車していたのです。
もちろん、そこに駐車した方が、どんな方かはわかりません。
もしかすると年配の方が駐車したのかもしれません。
たまたまその日、調子の悪い人が、仕方がなくそこに駐車したのかもしれません。
ただ、身障者マークを貼り忘れただけなのかもしれません。
トイレを急いでいたにもかかわらず、駐車場が混んでいたので・・・・・
やむにやまれぬ理由があったのかもしれませんね。
でも・・・
「なぜ、ここに駐車する?」
そう思いました。
とはいえ、考え直しました。
「いや、まて! 物事を善悪だけで判断してはいけない!」
「マークを忘れた?」
「具合が悪かった?」
いろいろな考えが脳裏をよぎりました。
でも、もし、健康な人がそこに駐車していたとしたら・・・
以前であれば、こんな場合、善悪だけで判断していました。
「身障者のスペースに駐車するなんて悪いこと」
しかし、最近、善悪で物事を判断することはやめるようにしています。
特に私は以前から「義憤のき○お○」と言われるほど、不公正や専制的な行為に対して憤りを感じる傾向がありました。
でも、よく考えると、それは自分の中の価値観で人を裁いているだけ。そして、それは、自分をすり減らすだけ。
そんなことに気がつくようになりました。
実際、自分の価値観で人を裁いていたら疲れますよね。
それで、最近は、善悪の価値観ではなく、「カッコイイ、カッコ悪い」という観点で物事を見てみることにしています。
健常者が、身障者用の駐車場に車を駐車するのは、
「カッコ悪っ!」
そんなふうに物事をとらえると、腹も立たなくなりました。
ただ、危惧するのは・・・
子どもって、そんな親御さんの姿を見てまねをします。
そう考えると・・・
身体の悪い人のために、自分は、あえて、できるだけ遠くのスペースに駐車する。
それってかっこいいと思いますが、いかがでしょう?