●be→do→haveの法則? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?


bedohaveの法則をご存知ですか?




私は、昨日、初めて知りました。




実は、先日もお話しましたが、木下晴弘さんの講演会に行ってきて、そこで知ったのです。とっても興味深く、感動的な内容でした。




そして最後の部分では、お恥ずかしながら、涙が・・・




お子さんをお持ちのお母さんが聞いたら、子どもに対する接し方が、大きく変わるだろうなと思える内容でした。なぜなら本質を突いているから。




その話の中、興味深かったのは、今の子は自己承認ができない子が多いという話です。





ここでbedohaveの法則が登場します。




それはどんなものかというと・・・




be, do, haveという順番で人は大きなことを達成する」




そう言われてもかなり漠然としていてわからないですよね。うる覚えですが、聞いたとおりに説明したいと思います。




さて、家を建てようとした時、2階部分から建てはじめることはできるでしょうか?




おそらく(絶対?)無理ですね。




まずは、基礎を据えて、1階部分から建て始めなければなりません。そうしないと家なんて建たないわけです。




同じように人もまずは、土台から据えないと建たない、そんな法則なんだそうです。




どういうことかというと・・・




3階建ての家になぞらえて考えましょう。



3F. have : そしてそれを手に入れる



2F. do : 希望をかなえるために何をする




1F. be : 存在そのものに対する承認




be, do, haveを、それぞれ1F,2F,3Fとします。




家を建てるという場合、まずは、1階から建て始めないと家は建ちませんね。




基礎をしっかり作らないといけないわけです。そして2階、3階と家は組みあがっていきます。




人も同じです。




まず、1階部分であるbe、つまり存在そのものに対する承認でブロックを積み上げてはじめて、2階部分のdo、つまり、行動につながっていく。




最後に、行動につながるからこそ、have、つまり望んだものを手に入れることができる。




でも、親御さんや教師がやりがちなのは、1階部分の「存在そのものに対する承認」をしないで、2階部分のdo、そして3階部分のhaveを評価してしまうことなんだそうです。




具体的に言うと、勉強する、運動をするなどdo、そしてテストで100点を取るなどの(have)、つまり2階、3階部分だけを見て、承認を与える、そんなことがよくあるというのです。



「~ができる(do)ので、あなたはいい子」



「テストで100点取ってきた(have)から、素晴らしい」


本来、まず1階部分の「存在そのものに対する承認」でブロックを積む必要があるわけです。




しかし、1階のブロックを積み上げないで、2階を建てようとする。



だから、自己承認できずに、自信がない、そんな子が増えているというのです。



では、どうしたらいいのでしょう?




まずは、一階をしっかり積みんであげればいいわけです。




具体的にどうしたらいいかというと・・・




子どもの行動(do)や、もっているもの(have)ばかりを見ないで、存在そのもの(be)を認めてあげる。




「あなたが生まれてきてくれてよかった!」




「あなたがいるだけでうれしい!」




そのように存在自体を認める。すると自己承認のできる子に育つ。




木下さんの説明は、さすが数学を教えていた人だけあって、論理的で、納得のいくものでした。




とても参考になったので、学んできたことを少しづつシェア―させていただきますね。