いつも読ませていただいている方のブログの この記事
を読ませていただいてふと考えました。
(勝手にリンクを張ってしまいゴメンナサイ)
この方の娘さんの担任の先生は、アドラー心理学を指針にしているようですね。
アドラー心理学は勇気づけを特徴としているので、それを指針にしている先生は多分、支配的に厳しい対応をすることはないことでしょう。
そのためかもしれません。
記事では、こんなことが書かれています。
アドラーを知らない親には『先生は甘い!もっと怒っていいのに!』と思われてるようだ…
この記事を読ませていただいて先生が本当にもっと怒ることがいいのか?
どんな教育が今、求められている?
そんなことを漠然と考えました。
ただ、先生がもっと怒ることは、親御さんが望む方向とは反対の方向に進んでしまう可能性があるような気がします。
結局、子供たちが先生の言うことを聞きたいと思うためには、そこに信頼関係がないとそれは成り立たないからです。
それに加えて、怒るということは子供との関係に支配的な関係をつくると共に、それは力で抑えつけることにつながるでしょう。
今は力で抑えつける時代ではないと思います。
そのような支配的な関係では、多くの問題をつくりだすだけで、うまくいかない可能性が高いように思います。
その点で、「アドラー心理学による教育」という本には、次のように書かれています。
現代の民主的な社会では、従来の専制的な人間関係を前提にした支配的な方法では、何事もうまくいかない時代になっています。特に育児や教育に関わる場面では、うまく行きません。
高度消費社会・情報化社会における社会的・文化的規範の急激な変化、メールやインターネットによる新しいコミュニケ―ションの普及、それがもたらす新しい人間関係のあり方。権威的なタテの関係が弛緩した人間関係のもとでは「教える」という文化伝達の行為は、改めて再構築する必要に迫られているのです。・・・・
現在は人間の原点に戻って考え直すことが必要なのであり、育児や教育に関して、民主的な社会に相応しい原理や方法が構築されなければなりません。
この本の著者・古庄高氏は、「特に育児や教育に関わる場面では、うまく行きません」と断言していますね。
私もそうだろうと思います。環境や人間関係が以前とは大きく変わっているからです。
だからこそ「民主的な社会に相応しい原理や方法を構築する必要がある」と著者は述べていますが、その原理や方法として、アドラー心理学がその役を担えるであろうことをその著書の中で述べているわけです。
そう考えると冒頭でご紹介した記事で述べられていましたが、もしアドラーを知らない親御さんが思うように、先生が子供たちを「もっと怒る」ようなやり方をすると・・・
うまくいかなさそうですね。
かえってアドラーを取り入れている先生を信頼して応援する方が、子供たちのためにもなりそうです。
その点で、その記事を書かれたくるみんさんの援護射撃、きっと役に立ちそうですね。
そして先生を援護していると・・・・
双子の美容師ゆうさんのメルマガ「100人の一歩」に素敵な話が載っていました。
アメリカの学者であり、作家・牧師・教師でもある方がこんなことを言ったというのです。
平凡な教師は言って聞かせる。
よい教師は説明する。
優秀な教師はやってみせる。
しかし、最高の教師は・・・
子どもの心に火をつける!!
byウィリアム・ウォード
アドラーを指針にしている先生であれば、勇気づけできっと子供の心に火をつけて・・・