●子供が思春期に入る前に! | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

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昨日は思春期について、 「放任ではなく、放牧主義で!」という記事 を書きました。


放牧主義に関しては以前に読んだ本の著者も書いていて興味深く思っていました。


さて、思春期ですが、この時期は反抗期などともいわれますね。


この時期に関して振り返るとどのような思いがよみがえってくるでしょうか?


甘酸っぱい想いに懐かしいと思う方やその時期のことは思い出したくもないという方もいるかもしれません。


私が初めて父と取っ組み合いのけんかをしたもの、この時期でした。


なぜケンカをしたかというと口うるさい父親を、いつかは負かして「もう、あんたには負けないぞ」と自分の力を見せつけてやるんだと思っていました。


いわゆる権力闘争に勝ってやると思っていたのでしょうね。


でも、どこかで「勝っちゃったら悪いかな」、そんな気持ちもどこかにあったりしたのですが!


アドラー心理学の知識を踏まえてその時期のことを考えた時にいろいろ見えてくることがあります。


つまり反抗期というのも結局、親や教師の対応が、反抗を起こさせるような対応だから生じるらしいということです。


自分の経験を振り返ると父親との関係はあまり良いものではなく、どちらかというと父親は苦手でした。


なぜなら細かいことにうるさい人だったからです。


私は男兄弟3人なのですが、父が仕事から帰ってくると3人とも自室に逃げていました。


口うるさいということは、子供を信頼していないということですね。


父に対する反抗心から詳しいことは忘れましたが、何かのきっかけで取っ組み合いのけんかになったのです。


さて、子供が反抗するということは、それまでの子供とのコミュニケーションの方向性が違っていたことを物語っているのかもしれません。


私がよく引用させていただく野田俊作さんは、こんなことを述べています。


一度自分のやっていることを振り返らなきゃいけない。私がこの子にやってきたことが、この子の反応を引き出しているんだと考えてみる。


子供が反抗するというのは、子供の反抗するという反応を引き出している可能性があるわけです。


その意味で、反抗期というのは、子供とのコミュニケーションのあり方を変えるためのチャンスであるとも言えるかもしれません。


どちらかというとそれまでは、上から目線で指示・命令をしていた可能性があるはず。


だから子供は反抗する。


だったら話しの聴き方やメッセージの伝え方などのコミュニケーションのスタイルを変えてみる。


それは自分変えるためのグッド・チャンスなのかもしれません。


その点で、野田俊作さんがこんなことを言っています。


結局、人間が変えることができるのは自分自身だけなんです。

子供を変えることなんかできないんです。我々が我々を変えることはできます。

そうしたら、その子は反抗的でなくなるかというと、私の前では反抗的ではなくなるけれども、よそでまだ反抗的かもしれません。・・・

でも、反抗する率は減るんです。

なぜなら、私が大人になって、より大人らしい行動のやり方を子供に教えるときに、子供も大人になるから

「ボクたちのアドラー心理学入門3」


子供が反抗する時、まず、親御さんが勉強会などに参加してコミュニケーションのあり方を変えてみる。


そして大人らしい行動のやり方を子供に教えてあげる。


思春期は子供にとっても自分をコントロールできずに右往左往する時期とも言えるかもしれませんが、だからこそ、そのコントロールの仕方を学ぶ必要があるのかもしれません。


その点でまず、親ということなのでしょう。


親御さんが模範を見せると子供もそれを見習います。


よろしかったらこの記事をご覧ください。


ただ、できるならば、子供が思春期に入って難しい時期に入る前に、お母さんがコミュニケーションについて学んでおくとその時期に入って台風が吹き荒れる可能性は少なくなるのではないかと思います。


そのためできれば、子供さんが小学生のうちからアドラー心理学でも親業でも何でもいいので学んでみることをお勧めしたいと思います。


私はいつも感じているのは、アドラー心理学を学んで、コーチングを学ぶといろいろと役立つだろうなということです。


コーチングも本格的に学ぶとかなりのお金がかかるので、基本的なことを学べばいいと思いますが、それは子育てのみならず、仕事に出た時にも大いに役に立つと思います。