●ほめると子供を壊す!なぜ? | ◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

◆「生まれてきてよかった」そんな実感を持てる子に育てるヒント!◆

勉強だけできても意味はない!

学習のコツや勉強する意味を一緒に考えると共に

勇気づけでお子さんの健全な心も育ててあげませんか?

子供をほめて育てるのがいいか、叱った方がいいか?


よく話題にもぼることがあるかもしれません。


どちらがいいと思いますか?


実は・・・・


子供を勇気づける上でどちらも良い方法とは言えないようです。


今回はほめることの問題点を考えていきたいと思います。


さて、


もし、子供がテストで100点を取ってきたとしたらどのように言いますか?


「100点取ってえらいね!」


もし、サッカーなどの試合に勝ったら?


「試合に勝ててすごいね!」


もし、あいさつを大きな声で言えたとしたら?


「あいさつができていい子だね!」


もし、絵が上手に描けたとしたら?


「上手に描けたね!」


これらの言い方には共通点がありますが、お分かりになるでしょうか?


それは・・・これらの言い方の主語が「あなた」であるということです。


「100点取って(あなたは)えらいね!」


「試合に勝てて(あなたは)えらいね!」


「あいさつができて(あなたは)いい子だね!」


「(あなたは)上手に描けたね!」


主語が「あなた」のこのような「ほめ言葉」は、上から目線の評価です。


そして上から目線で評価することは多くの問題を含んでいます。


例えば、「100点取って(あなたは)えらいね!」という表現について考えてみましょう。


この表現、「100点を取って偉い」ということは、裏を返せば、「100点取れない子はえらくない」というメッセージをも含んでいますね。


「次も100点取らないと認めてもらえない」


このような形でほめられると子供はプレッシャーを感じることでしょう。


それに加えて子供は、この記事 で述べたように無条件のストロークを必要としています。


子供は存在しているだけで尊いことですし、うれしいことですね。


だから「あなたがいてくれてうれしい」と無条件のストロークを与えてあげる必要があるのです。


それが子供の自尊感情を育ててあげることにもつながります。


しかし、上記のようなほめ言葉は、「100点取れないとあなたはOKではない」と言っているようなものです。


つまり条件付きのストロークを与えていることになります。


「100点取れない子はダメ」


「試合に勝てない子は、not OK


「あいさつできない子はダメ」


子供は無意識で、このように感じているはず。


「~しないと認めてもらえない」


もし、このように言われることが多いとしたら子供もきついですよね。


それこそ長いあいだには壊れてしまいかねません。


だからこそ、ほめることは問題が多いわけです。


では、どうしたらいいかということですが・・・


長くなるのでまた別の機会に記事にしてみようと思います。