翁千歳三番叟-歌詞②- | 『花のほかには』-fuyusun'sワールド-

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fuyusunの『何じゃこりゃ!長唄ご紹介レポート』
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天下泰平国土安穏、今日のご祈祷なり、

在原や、なじょの翁とも

あれはなじょの翁とも、そよやいづくの翁とも

そよや

千秋万歳の喜びの舞なれば、一さし舞はう万歳楽

万歳楽

万歳楽

おさえおさえ喜びありや、我此処より外へはやらじとび思ふ

あら目出度や、物に心得たる、あどの大夫殿に、そと見参申さう

丁度参って候

誰がお立ちにて候ぞ

あどあど仰せ候ほどに、御身あどの為に罷立つて候、

今日の三番叟、千秋万歳と舞うて下さりそへ、色の黒い尉殿

此色の黒い尉が、今日の三番叟、千秋万歳、所繁昌と舞納めうずる事は、何より似て易うさふ、

先づあどの大夫殿は元の座敷へおもおもと御直りそへ

某座敷へ直らずる事は、尉殿の舞よりいと安うさふ御舞ひなうては直り候まじ

あらやうがましや

さあらば鈴をまいらせ

あどの大夫殿に申すべき事の候

何事にて候ぞ

皐月の女房が笠の端をつらね、早苗おつ取って打ちあげて謡うたは、面白うはなく候か

実におもしろき事にて候

さらば大夫殿に、うたうて聞かせ申さう

これのんなんな、池の汀に宝御船が着くとんの

艫舳にはんな、恵比須大黒、中は毘沙門吉祥天女

四海波風静けき君が、御代はかしこき天照神の、

影も曇らず怨敵退散、五穀成就民豊か、八百万代も国や栄えん


はあ長かった・・・(汗)

実際に演奏会で聞いても四十分とか五十分くらいかかっている。

超大作ですね。