前回「月桂」とは何を表すのか、というところで終わりました。
で、電子辞書で調べると、
「月桂」… ① 月にあるという桂(かつら)。
② 月。月光。謡、檜垣「ー 円なり」
③ 月桂樹の略。
とあったので、謡の「檜垣」を調べてみたのです。
「檜垣」… 能の一つ。世阿弥作の老女物。ある白拍子の女が、老後太宰府に檜垣を造って住んでいたという説話を脚色。最高の秘曲とする三老女の一つ。➡️姨捨(おばすて)
「姨捨」を調べ、「姨捨山」をみた時に、長野盆地のこの山、
正称は冠着(かむりき)山。標高1252メートル。
田毎(たごと)の月で有名。
更科に住む男が、親代わりの姨を山嶺に置いて逃げ帰ったが、折からの名月に後悔に絶えず、「我が心慰めかねつ 更科や 姨捨山に照る月を見て」と口ずさみ、翌朝 姨を連れて帰ったという棄老伝説の地。云々‥‥
とあった!
「更科」?! と、ここで不思議な繋がりを感じた私。
この2日前、買い物帰りに車運転中に聴いていたのが
ラジオの高校講座古典の『更級日記』だったのです!!
以前、古典が妙に気になって、取り憑かれたように
まとめて取り寄せた文庫本の中にも『更級日記』があったな、
帰ったら引っ張り出して読んでみよう♪
と、思ったばかりだったのです!
この日は帰ってすぐに読むこともなく他のことに気持ちが向いていたのだけど、2日後にまた出会うとは‥‥。
と不思議に思うのでした。
3日金曜日に聞いたラジオの高校講座は
『更級日記』の(1) 〜門出(1)〜 でした。