こんばんは。
大変遅ればせながら、やっと『純黒の悪夢』のネタバレ感想を書くことが出来ました。
本当は北海道で上映が終了した昨年の7月22日に書くつもりだったんですが、色々あって書けず気がついたらほぼ1年が経過していました
せめて金曜ロードShowで放送されるまでにはと思っていたのですがそれすら間に合わず、なんとか新作が公開される前にギリギリ間に合わせることが出来ました。
ただの自己満足なんですが『純黒の悪夢』だけ書かないのも嫌だったので、頑張りました。
今作は私の大好きな安室さんと赤井さんが出ているということで思うことも沢山あり、書くのが本当に大変でした。
長くなりますが、どうかお付き合い頂ければ幸いです。
それでは『純黒の悪夢』の感想に入ります。
ネタバレしているので気をつけてください
毎年コナンの映画は頭も心も慌ただしいのですが、昨年は特に慌ただしかったような気がします。
と言っても殺人事件等は一切起こらないので“考える”というより安室さんと赤井さんへの“好き”と“カッコいい”が止まらなくて慌ただしかったんですよ
初見のときは本編が始まって僅か1分で号泣してましたからね
何故かって、そりゃあ安室さんの劇場版デビューが遂に実現したからで。
3年前の『異次元の狙撃手』のときに昴(赤井)さんと世良ちゃんが劇場デビューして、それからずっと安室さんの劇場版デビューを夢見ていました。
『異次元の狙撃手』公開当時、原作では緋色シリーズに突入する直前だったから、安室さんの正体が公安警察官だと判明していなかったから、あの作品で安室さんが出てもややこしくなるだけだから、だからバーボン編のキーパーソンの中で安室さんだけ『異次元の狙撃手』に登場しなかったことには私なりに納得していたんです。
でも「赤井さんと世良ちゃんが劇場版デビューしたなら、いつか必ず安室さんも劇場版デビューする日が来る」とは信じていました。
それから1年も経たないうちに青山先生が年賀状の返信やとび森で2016年公開の映画に安室さんが登場することを教えてくださって…私本当に嬉しくてその日から2016年の映画公開日までのカウントダウンを始めたんです。
それを知ったのが確か2015年の3月8日で、公開日まで残り405日でした。
405日なんて1年以上あるので、カウントダウンを始めても先が遠すぎて正直「本当にその日が来るのかな…」って思いながらカウントしていた時期もありました。
そもそもその時点では『業火の向日葵』すらまだ公開されていませんでしたし…。
でも何だかんだ言って『業火の向日葵』の公開日の朝、「どんな予告なんだろう」って本編以上に次回作の予告を楽しみにしながら劇場へ足を運んで、鑑賞中は「来年、安室さんはどんな風に紹介されるのかな?」とか次回作のことばかり考えながら『業火の向日葵』を観ていたんです。
多分『業火の向日葵』が公開されて初めて安室さんの劇場版デビューが現実味を帯びたんですよね。
しかし現実は私が思っていた以上に残酷で、次回作の予告はジンの「キール、バーボン まさかな…」という台詞。
心臓が止まるかと思いました。それから自分がどう劇場を後にしたのかは覚えていません。
気がついたらトイレで泣いていました(←超迷惑w)
その日の夜も、その次の日の夜もずっと泣き寝入りしていました
どっからどう見ても重たい、痛い奴ですが、私自身もそのとき初めて「私ってこんなに安室さんのことが好きだったんだ」って気がついたんです。
“原作と映画は関連しない”
そうわかっていても「劇場版第20作目だから今までとは違って関連するかもしれない」
「映画でとりあえず回避したとしても直後に原作で安室さんが死んでしまうかもしれない」
そんなことばかり考えてしまって…。
でも、あるとき「宮野エレーナも伊達刑事もスコッチも失ったのに何で安室さんばかり…」って思って気がついたんです。
安室さんが亡くなったら3人との過去が一切明らかにならないということに。
それで安心して公開日を待つことが出来るようになりました。
…90秒予告で怜奈さんと捕まっているところを観たときは一瞬驚きましたが
そして、いよいよ迎えた『純黒の悪夢』公開日の朝。
1年以上カウントしてきた数字が遂に0になりドキドキしながら映画館まで行きました。
でも正直夢みたいで、本当にその日が来たのかずっと疑っていました。
405日という日にちがあまりにも長すぎて余計現実味がなかったんだと思います。
だから映画を見終わって帰路についている間も、帰宅してアニメが始まるまでの5時間半も、夢か現実か考えている間にあっという間に時間が経っていて。
作品を観ているときは勿論、遠く感じた405日間も、無駄に悩んで苦しんだ時期もみんな今となっては良い思い出です
本編の話、全然してないですね。
ごめんなさい
1つ、ずっと気になっていたんですがキュラソーが安室さんと風見さんから逃げる際に飛び降りた階は最低でも6階なんですよ。
そこから下はあまり映らないので正確な階は不明なんですけど、キュラソーが下まで降りて一般人から車を奪って逃走するまでに要した時間は全然長くないと思うんです。
でも安室さんはキュラソーが車を奪って逃走した直後に車に乗っている…安室さん、まさか貴方も飛び降りたりなんてことはしてないですよね?笑
というか、どんなに急いでいても、緊急事態でも舌打ちしながらシートベルトする安室さんが最高
そりゃあ安室さんの運転はかなり荒っぽいですからシートベルトしないと危険なんですけど、高速道路では車を抜かす際にウィンカーをちゃんと出しているし、スピード違反とか逆走とか、駐車場の安全バー壊しちゃう割に可能な範囲内で法律遵守しちゃう安室さんに笑いが止まりません
あと、すぐに自分の車を相手の車にぶつけるの面白いけど安室さんの悪い癖ですね
危ないし、何よりRX-7が可哀想…。
安室さん、車に罪はありませんよ。
右運転のRX-7と左運転のマスタングで安室さんと赤井さんの距離が近くなるのが良かったです。
確かスバルは右運転ですし、車体的にライフルを構えることが出来ないからマスタングに乗ったのでしょうかね。
スバルに乗って行動すると後々厄介なことになるから、というのもあったのかもしれませんけど。
キュラソーに車をぶつけられた一般人の車が上から落ちてくる際の安室さんの表情が印象に残っています。
「はっ!」が純粋に危ないと思っただけなのか、一般人を巻き込んでしまっていることに気がついたのか、はたまたその両方か…。
前者の可能性が高いような気がしますが、あれだけ一般人を巻き込んでおきながら死者を1人も出さなかったのは凄いです。
そして序盤から狙撃する姿を見せてくれる赤井さん最高です
キュラソーが身を隠したのを見て即座に的を車のタイヤに切り替えるあの判断力
赤井さん…本当に流石です。大好きです。
「まさか…逆走!?」とか言いつつ便乗して逆走する安室さんも素敵でした。
スーツ姿もカッコ良くて、序盤からキュンキュンしまくりです
前代未聞のスタートから10分間コナンくんが全く出てこない今作。
やっと出てきたと思ったら緊急事態に陥っている公安やFBIらと違って遊園地に行くという平穏な日常。
でも、ここからどう安室さんや赤井さんらに繋がっていって、組織やノックリストのことを知るのかが私の楽しみの1つでもありました。
「まさか赤井さんが1人で遊園地ウロウロしているところを見つけないよな~」とか「FBIのお三方が遊園地ウロウロしてたり? それで、ちゃっかり皆楽しんでたり?」とかって色々考えていたものですから
今回の作品は我々視聴者が全貌を把握した上でコナンくんがこの一件をどうやって知り、どう動くのか、そして組織がどう動いてくるのか、などを楽しむ作品になっていたような気がします。
安室さんや赤井さんでさえ知らなかったキュラソーの記憶媒体のことを我々視聴者は冒頭で知らされていた。
たまには、こういう楽しみ方も良いですね。
キュラソーも哀ちゃんと同じく幼ない頃から組織にいたのでしょうか。
ダーツで子どもたちにハイタッチを求められたときの表情を見て、そういった免疫が無いのかなって思ったんですが、どうなんでしょうね。
もしそうだったとしたら子どもの頃も、大人になってからも、ああいう純粋な子どもは回りにいなかったでしょうし、ああいうゲームや観覧車を楽しむ機会も無かったのかもしれませんね。
それにしても記憶喪失になっても警察や写真への警戒心は消えないんですね。
つまり、頭ではなく体が覚えているのでしょうか。
コナンくんとか、蘭ちゃんとか、赤井さんとか、安室さんとか、普段あれだけの超人ばかり見ていたら元太くんを助けたときのキュラソーを見てもカッコいいと思う程度で、全然驚けませんでした。
でも本当は凄いんですよね。本当は凄いんでしょうけど、コナンくんの周りの人は皆スペックが高すぎて…
「げっ!!」とか「出ない方がいい」とか言いながら助けを呼ぶ相手はいつだってコナンくん。
そのコナンくんも歩美ちゃんの焦り声を聞いて、すぐに怒るのを止めて話を聞いてくれる。
少年探偵団の絆はきっと私たちが思っている以上に強いんですよね。
少年探偵団と言っても昔はただただ自分たちの好奇心の赴くままに行動していただけで探偵としての才能があった訳ではない。
今回もそうですけど、独断で行動して幾度となく危険に晒されてきました。
でも緊急事態のときに助けを呼ぶとか、メモを執るという大の大人でもそう簡単に出来ることではないことを自分たちで判断してすぐさま行動に移せるようになったのは、きっとコナンくんのおかげなんでしょうね。
元太くんのおかげで「(ノックは)キール…バーボン」という言葉が妨げられて良かったですね。
まあキュラソーと少年探偵団が出会ったのは偶然ですし、ベルモットも彼らに近づけずにいたので盗聴されていることはなかったんでしょうけど、無垢な子どもはいつ、何処でその話をするかわかりませんからね
虹彩とか強膜とか理科とか生物の授業で勉強しましたね。懐かしいです。
当時は写真だけでなく図もあまり直視出来なかったから勉強するのが嫌で嫌で仕方なかったです
キュラソーが警察病院に運ばれたあとにベルモットが電話をかけたとき、ジンが一瞬映りましたが背景が暗くて「今、何処にいるの!?!?」と凄く驚いたことを覚えています。
あとウォッカの隣にいた女性のことも。
まさか組織に潜入している世界各国の諜報員が日本ではなく自国にいるなんて思いも寄らなかったですし、それをわざわざジンとウォッカ自ら殺害しに行くとは…。
確かに概要には“世界各国で次々と起こる暗殺事件”と書いてありましたし、予告や特報にもビッグベン等が映っていましたけど、実際に映画を観ている時はそんなことすっかり忘れてしまって
でもそれ以上に諜報員たちが自国で活動しているということは、組織はやはり日本やアメリカだけでなくドイツやカナダ・イギリスでも活動しているということ。その活動範囲と組織そのものの大きさに改めて驚かされましたね。
キール・バーボン・スコッチ・ライ・イーサン本堂も含めると、かなりの数の諜報員も潜入していますけどね
ちなみにジンとウォッカ・キャンティ・コルンはどうやって他国へ入国したのでしょうね。
全身黒ずくめの人なんか、どっからどう見ても怪しいですし、ライフルだって検査で引っ掛かってしまいますよね。
だからといって空から不法入国したら自衛隊とかに捕まってしまうでしょうし…。
細かいことばかり気にして、すみません
スタウト・アクアビット・リースリングが酒の名前だと気づいたコナンくんが安室さんに確認を取ろうとしてくれたことが凄く、凄く、凄く嬉しかったです。
少し前まで互いに探りを入れていたコナンくんと安室さん。
コナンくんが安室さんの正体を知ったことにより敵対関係は無くなったものの、付き合いが長かったり、安室さんの抱く赤井さんへの恨みのせいでコナンくんは安室さんを完全に信用した訳ではないと思うんです。
だから、いざというときに頼りにするのは今までもこれからもどちらかというと安室さんより赤井さんのはず。
でも、少なくともこのときは安室さんを頼りにしてくれた。それが本当に嬉しくて
けど、あのときポアロに安室さんがいないことは最初から気づいていましたよ。
だって私の安室さんレーダーが真っ先に安室さんを探していたから
そもそも、こんな一大事のときにポアロで呑気にサンドウィッチを作っている訳がないありませんし…
スタウトのときはまだ他の乗客が振り返っていたのでマシかもしれませんが、アクアビットが殺害されたときは現場に居合わせていた人たちが拍手していましたし、リースリングのときは彼女の遺体が船とぶつかったりしていて“裏切り”の意味というか、“裏切り者”の定めというか、上手く表現出来ないんですけど、とにかく組織にとって裏切りとは何なのか…それが表されていた表現になっていたような気がします。
語彙力が無くてすみません(ノ_<。)
哀ちゃんは確かキールがCIAの人間だと知っていたはずですが、バーボンが公安警察の人間だということには気がついていないんですよね?
阿笠博士が復元したキュラソーの最新のメールを音読したコナンくんの話を哀ちゃんは扉越しに聞いていて、普通ならここでベルツリー急行で会ったあの男が実はノックだと気がついたことになるんでしょうけど、原作と映画は関連しないので、もしかすると原作ではまだバーボンを疑っている設定になっているのかもしれませんね。
まあ公安警察の人間だと知っても、心を許すことはないでしょうけど…。
よりによって相手は安室さんですし
年々哀ちゃんのコナンくんに対する想いが強く描かれるようになってきていますね。
『純黒の悪夢』においては少年探偵団とキュラソーの別れで悲しくなり、その直後にこんな哀ちゃんを見せられるので心が持ちそうにありませんでした
『から紅の恋歌』でも哀ちゃんの切ない恋心が描かれているんでしょうか。
安室さんと格闘しているときに赤井さんが放った「言ったはずだぞ安室君。狩るべき相手を見誤るなと」という言葉もそうですが、「(自分の運命から)オレも逃げたくねーんだよ」という言葉みたいに原作で出てきた台詞が映画でも聞けたのが嬉しかったです。
奴ら(黒の組織)と出会ってしまった運命・組織に潜入しているキールやバーボンと出会ってしまった運命・キュラソーと出会ってしまった運命…コナンくんからするとそれは自分の運命で、キールやバーボンを助けてノックリストを取り返すことは定めだと思っているのかもしれませんけど、哀ちゃんにとっては辛すぎますよね。
「行ってほしくない」
そう思っていても、あんな台詞を言われたら手を離してしまうのも無理はないと思います。何を言っても行ってしまったでしょうしね…。
一方その頃、子どもたちは観覧車に乗るため再び東都水族館に行くことに。
しかし「今から行っても乗れないかもしれない」という元太くんの言葉を受けて、光彦くんは東都水族館に投資している鈴木財閥の令嬢園子ちゃんを呼び出そうとする。
…高木刑事のときもそうでしたが、完全に大人を利用していますね。
みんな、このままだとロクな大人になりませんよ
今作は大人を利用する子どもたちと、阿笠博士とおっちゃんの扱いの酷さが特に際立っていたような気がしますね
更にその頃、安室さんは怜奈さんと一緒に囚われの身に。
後ろ手に手錠をかけられ、拘束されている2人。
普通に観ると大ピンチなんですが、私は普通の見方が出来ないので「安室さんと怜奈さんの身長差萌えるー!!」とか「セーラームーン×タキシード仮面!!」とか「やっぱり、この2人お似合いだな~」とか「拘束されてる安室さん何か良い!!」とか内心騒ぎまくっていました
90秒予告でも少しここの映像がありましたけど、でも実際に本編で観ると最高過ぎて…。
どこからどう見ても、ただの変態ですが恐らく『純黒の悪夢』で私が1番内心騒ぎまくっていたのはこのシーンだと思います
同じタイミングで振り向いたり、ジンに撃たれた怜奈さんを心配する安室さんとか、もう何から何まで本当に萌えポイントしかありませんでした
そして最初は冷静だった2人が、怜奈さんが撃たれた直後に焦り始める辺りが萌えました
でも“もし相手をノックだと言ったら自分がノックだと認めたことになり、結局2人とも殺害される”っていうのには気がつきませんでした
だから、あのときリースリングは他に潜入しているノックの名前を言わなかったのですね。
普通に潜入捜査官としての覚悟によるものばかりだと思っていました
流石、潜入捜査官。鋭いですね。
むしろ気がついていなかったの私だけだったりして…。
リースリングに「脅し?俺がそんな可愛いことすると思うか?」とか言っておきながら「俺は意外と優しいんだぜ? キール…」と脅しをかけるジンもなかなかでしたが、安室さんは赤井さんの生存を知っているのでキールがノックだということにも気がついているはずなんですよね。
そもそも組織に奪われたノックリストは安室さんが所属する警察庁ですし。
でも怜奈さんは、もしかしたら本当にバーボンがノックだと知らなかったのかもしれない。
まったく…ジンも安室さんも嘘つきですね
まあ怜奈さんも「私はノックじゃない」と嘘をついていましたけどね
『純黒の悪夢』の公開前に安室さんの声を担当されている古谷さんと赤井さんの声を担当されている池田さんの対談が何かの雑誌とネットのニュースに載っているのを見たんですけど、そこで古谷さんが「赤井は口数が少ないですよね。今回も作中で安室が組織に拘束されるシーンがあって、そこから脱出したときのトリックを後で長々と語るんですけど、そのときも赤井はただ黙々と話を聞いているだけなんですよね」というようなことを仰っていたので、安室さんが何らかの方法で脱出するということは映画を観る前から知っていたんです。
そもそも、まだまだ謎が多い安室さんにこんなところで亡くなられても困るんですが
しかし私は最初そのトリックは安室さん自身が仕掛けたものだと思っていたんです。
それを赤井さんに話したのは一件落着後、赤井さんと一緒にいたコナンくんに「安室さん、どうやって逃げたの?」とでも聞かれたからではないかと思っていて。
でもベルモットが「ジン、まさか本気で…」と言ったときに一緒に映った安室さんの表情は演技でも、仕掛けたトリックが上手く作動するかどうか不安な訳でもなくて、殺害されるかもしれないという恐怖と焦りからなんじゃないかと思い、そこで初めて「安室さん、まさか脱出する仕掛け何も無いの!?!?!?」と気がついたんです。
そうなると当然「赤井さん、赤井さん、赤井さーん!! 安室さんと怜奈さんを助けてくださーい!!」となる訳で。
そして、案の定パシュッという発砲音が聞こえてキタ━(゚∀゚)━!となった訳です
でも安室さんが赤井さんの仕業だと気がついたの異常なくらいに早かったですよね。
何故わかったんでしょうか。
それにしても暗闇で自分の手錠を一瞬で外してしまう安室さん、流石です
ただ、安室さんがそのまますぐに逃げるはずがないので、ジンがウォッカに「追え!」と指示したときは「いやいや、安室さん絶対まだ倉庫の中にいるよ」と内心で呟きながら「安室さん何処だー。絶対見つけてやる。安室さん何処だー」と血眼になりながら探しましたね。
そして、その影を見つけたときは
イタ━(゚∀゚)━!と心の底から喜びました
ちなみに怜奈さんの手錠はちゃんと安室さんが外してあげたんですよね?
いくら急いでいるとは言っても、怜奈さんのヘアピンを使って自分だけ隠れて、更にそのまま手錠を外さずに東都水族館に向かうだなんて、そんなことあの安室さんがする訳ないですよね?
あそこでラムからの電話がなかったら怜奈さんは殺害されていたんですよ
FBIの言う通り、2人とも無事で本当に良かったです
今作は完全に赤井さんと安室さんが主体となって動いているので『異次元の狙撃手』と比べるとFBIのお三方の出番はかなり少なかったですね。
でも最初は躊躇していたコナンくんが「FBIが必ず解決してみせる」というジョディ先生の言葉を聞いて車から降りるのを見たときはFBIへの信頼の強さが感じられてウルウルしてしまいました
赤井さんや組織の人間たちの服装が変わらないのに対し、スーツ・ジャケット・東都水族館の制服・Tシャツとコロコロ服装が変わる安室さん。
しかもピンクのシャツを着てましたよね
29歳で、あそこまでピンクが似合う男性ってそういませんよ
あと相変わらず帽子が似合いますね~。
私はスーツを着ているときが1番好きですが、皆さんは今作の安室さんの服装でどれがお好きですか?
ちなみにあの制服はどうしたんでしょうかね。
警察だと名乗って従業員に借りたのか、それともこっそり盗んだのか、はたまた怪盗キッドのように剥ぎ取ったのか…。
でも組織がいる施設で、警察だなんてそう簡単に名乗れないでしょうし、安室さんが服を剥ぎ取るとも考えられないので、やはりこっそり盗んだんですかね?
赤井さんが助けてくれたことに対して素直にありがとうと言えない安室さん。
それどころか、観覧車の上で格闘することに。
まさに恩を仇で返す。良い例ですね
でも圧倒的に赤井さんの方が強かったですよね。
まあ赤井さんの使う截拳道に安室さんの使うボクシングが含まれているので、初めからわかっていましたけど
赤井さんも最初は乗り気だったのに途中からあまりにも安室さんがしつこいから嫌気が刺してしまったんですかね?
安室さんに「力尽くで奪うまで」と言われたときは少し笑みを浮かべているように見えたので、最初は乗り気だったと私は解釈しているんですけど…。
でもコナンくんの声を聞いて赤井さんと手を組むことにした安室さん。
コナンくん流石です
「FBIとすぐに行く!!」
“赤井”とは呼ばないけど、逆にそれが良いなって思いました。
安室さんにとって赤井さんは因縁の相手ですが、僕の日本で勝手に捜査して、たまに色々な問題を起こしてくるFBIそのものをあまり良く思ってないと思うんです。
そんな安室さんが組織という隔たりを無視して恨んでいる人間、快く思っていなかった組織の人間と協力してくれたことが本当に、本当に嬉しかったです
安室さん僅か1時間30分程度で急成長ですよ
安室さんと赤井さんが協力し合い始めた頃、他の公安と警視庁の刑事が協力し合い始めたのも良かったですね。
「こんなときに組織の違いで歪みあってはならん」
流石目暮警部。響きました
やはり公安の方が警視庁の刑事さんたちより立場が上なので、刑事さんがイラッとするのも無理はないと思いますけどね。
現実でも公安と捜査一課は仲が悪いと聞きますし。
そして遂に明かされた青山先生が描かれた3人目。
まさか…まさか安室さんと松田刑事に繋がりがあっただなんて思いも寄りませんでした。
青山先生がとび森で原画の話をされたとき最初は伊達刑事のことだと思ったんです。
しかし後日伊達刑事ではないと仰られたので全くわからなくなってしまって…。
でも、それがまさか松田刑事だとは思いませんでしたし、その松田刑事が安室さんと繋がっていたとも思いませんでした。
昨年青山先生のとび森を見て、まるで親にサプライズを仕掛けた子どものようだなと思ったことがあるんです。
幾つかのヒントを与え、違う人の名前が挙がったら否定するけど、でも決して正解は言わない。
それどころか「映画館で驚いて」とまで仰られて。
だから松田刑事の話が出たとき、驚きと感動と青山先生の偉大さに圧倒されて思わず涙してしまいました。
それと、またもや安室さんの親しい人が亡くなっているということにも。
でも私は馬鹿なので勝手に号泣したんですが松田刑事のことを話す安室さんから悲し気な表情なんて微塵も感じられなくて、むしろ安室さんには「こんな凄い奴だったんだぞ」ってそんな人と友人であったことへの誇りとか自慢とか、そういった感情しかなかったように思えます。
テニス・ボクシング・ギター・ピッキング・料理そして新たに判明した爆弾の処理。
沢山の特技を持ち合わせる安室さんが誇る程松田刑事は凄かったんですね。
今作で1番衝撃的だったのは松田刑事と安室さんに繋がりがあったことと、安室さんが爆弾の処理を出来るということでしたが、“あの方”と何らかの関係があるベルモットが組織のNO.2であるラムに頭が上がらないということも衝撃でした。
安室さんと怜奈さんが囚われたときにかかってきた電話でも敬語で話していましたし、ますます複雑になってきましたね。
キュラソーが知ってしまった組織にとって都合の悪い事実もいつか明かされるときが来るのでしょうか。
前の自分より今の自分の方が気分がいい
組織の人間として警察庁に侵入してノックリストを盗み、逃げる途中で一般人に危害を加えたキュラソーが、哀ちゃんを助け「逃げるわよ」と言って組織から逃げ、子どもたちを守るために囮になって最終的には自分の命を犠牲にしてまで観覧車を止めた。
最後の止まれー!!
この一言に何度涙したことか…。
ゲスト声優さんとは思えないくらい素晴らしい天海祐希さんのアテレコの腕。
天海祐希さんだからこそ第20作で組織のメンバーという超重要な役を担当されたんでしょうけど、このシーンは今でも観る度に泣いてしまうんですが、天海祐希さんでなかったらこんなに泣くことはなかったと思います。
それくらい、言葉にならないくらい素晴らしかったです。
記憶喪失のときと記憶を失う前および記憶を取り戻した後で声のトーンが違うだけじゃなくて、記憶を取り戻した後の声からは威圧感が感じられたんです。
更に思わずウルっとくるような切ない声も出せる天海祐希さん、本当に本当に素晴らしかったです。
ありがとうございました
基本的には作品の流れに添って感想を書いてきたんですが、上手い具合に書けなくなってしまったので少し順番を入れ替えて書かせて頂きます。
どうしても書きたいんです。ごめんなさい
『純黒の悪夢』で注目して頂きたい所は沢山あるのですが、普段周囲の人間を巻き込みたがらないコナンくんが今回自ら赤井さんや安室さんに協力を申し出たということに特に注目して頂きたいんです。
赤井さん安室さんとの付き合いは決して長くないですし、かつては警戒したり敵対していた存在なんです。
前回黒の組織と対峙した『漆黒の追跡者』では服部くんに事件の調査を依頼しても組織のことを話すことはなかった。
それは服部くんがごくごく普通の高校生に対し、赤井さんや安室さんの立場が立場だからかもしれませんけど、それでもあのコナンくんが誰かに協力を申し出たくれたことは本当に嬉しかったんです。
そして、2人ともそれに応えてくれて。
まあ、コナンくんが一生懸命赤井さんを探している時に2人で観覧車の上で格闘していたことに関してはごめんなさいとしか言いようがないんですが
端から見るとあの状況で喧嘩を売ってくる安室さんはウザいかもしれませんが、安室さんには安室さんの公安としてのプライドがあり、キュラソーがFBIの手に渡ると公安が所持している情報がFBIの手に渡る可能性もあったので、私は仕方がなかったんだと思います。
「はっきり言ったらどうなんだ。“情報を奪われた日本の警察など信用できない”と」
この台詞を聞いたとき、安室さんの公安警察官としてのプライドの強さを改めて感じさせられました。
公安といえば今回初登場した風見さん。
一見偉そうでイラッとくるかもしれませんけど、キュラソーのためにすぐに救急車を呼ぼうとしているところを見てはいい人なんだなって思いました。
そもそもその前から私は好きでしたけどね。
組織の行動を読めなかったり、キュラソーに気絶させられたりしてましたけど降谷さんラブなのは十分に伝わりました
でも風見さん、盗聴器が仕掛けられているのに降谷さんと呼んだのは流石にまずかったかも…。
ちなみにコナンくんが気絶した風見さんを見つけたおじさんと呼んでいたことにお気づきになられましたか?
今は安室さんのことを安室さんと呼んでいるコナンくんですが、かつては安室の兄ちゃんと呼んでいましたよね?
つまり、名探偵でも見た目では年齢を予測できないということですね
私もずっと気になっていたんですが、年賀状での情報によるとやはり風見さんは年齢自体は降谷さんより年下だそうですよ。
まあ、あの見た目で29歳というほうがチートですよね
その安室さんを終盤特に可愛さが増していましたね。
爆弾を解除しているときとか、驚いているところとか、もう何をやっても本当に可愛くて。
しかもライフルバックの似合うこと。
自分は爆弾を解除したのに赤井さんがいつまで経っても組織を撃退してくれないから「そのライフルは飾りですか!?」という言葉が出たんですね。
でもあの赤井さんにも不可能なことがあるんですね
狙撃しようとして、かなり苦戦していましたもんね。
初見のとき安室さんが「車軸にはまだ半分爆弾が残ってる」と言いながら何をしているのか、わからなかったんです。
それがまさか爆弾を作動させようとしているだなんて思わなくて…。
大体の形が、わかればいいんだったよな!?
この台詞を聞いた時に安室さんがしようとしていることを凄く鳥肌が立ったんです。
そして涙も出てきました。
もう何回泣いてるんだって話なんですが、このシーンとキュラソーの最後のシーンは今でも観る度に鳥肌と涙が止まらないんです。
何がそこまでさせるのか自分でもわからないんですが、安室さんの成長っぷりと組織を倒そうとする3人の思いの強さに涙してしまうんですかね。
安室さんの爆弾投下からの、コナン君の花火ボール。そして赤井さんの狙撃。ほんと連携でした
それにしても3年連続で花火ボール大活躍ですね。
予告を観た限りでは明日公開の『から紅の恋歌』でも使用されそうな気配がありましたけど、今年も出番があるんでしょうかね。
ジンのえげつなさは『漆黒の追跡者』の時に比べてかなりエスカレートしていますね。
「アームを出せ」と言ったときは驚きましたし、「ゴンドラを捨てろ」と言った時はコナンくん同様「嘘でしょー!?」と思いました。
赤井さんに狙撃された後も攻撃を続けてましたし、しつこさが倍増していますね
爆弾を遠隔操作で爆発させようとしたときに安室さんがギリギリで解除したときはウォッカたちも怯えていましたね。
ジン恐るべし
でも『純黒の悪夢』が公開される前に衝撃だったのはビジュアルポスターに撃墜されたと思われるヘリコプターが写っていたことですね。
『漆黒の追跡者』でも組織のヘリコプターは撃墜しましたけど、今回はポスターに描かれてしまっていましたからね。
でも今だから言えることですが組織がどうなるかではなく組織を撃退する方法と、組織が撤退してから転がり始めた観覧車をどう止めるか、そしてキュラソーの運命。
そこにスポットライトが当てられていたからこそ公式さんも思いきってポスターに撃墜されたヘリコプターを描かれたのではないでしょうか。
キュラソーは映画に登場するキャラクターですし、ゲスト声優さんが声を担当されていたので最終的に亡くなるということは最初からわかっていたのですが、その理由はかなり予想外でした。
『漆黒の追跡者』のアイリッシュも私的には組織に裏切られたというのと、コナンくんを庇って亡くなったというのとで、かなり悲しかったんですがキュラソーと比べると断然こっちの方が悲しくて本当に今でも涙が止まらないんです。
特に赤井さんや安室さんまでもがあのとき観覧車を止めたのはコナンくんだと思っていた。そして少年探偵団も。
赤井さんや安室さんは後々知ることになったでしょうけど、観覧車を止めた人物がキュラソーだと誰も気づいていないのが余計悲しかったです。
でもキュラソーは一応子どもたちとの約束を守ったんですよね。
自らの意思ではないけれど、同じゴンドラではないけれど、同じホイールの観覧車に乗った。
ポジティブに考えると、そういうことですよね。
また、キュラソーも子どもたちを守れたことを誇りに思っているはずなので、悔いはなかったと思うんです。
キュラソーのことを踏まえると初見のときは映画を見終わったあと私は灰色に染まった気がしたんですが、2回目以降は様々な視点で見ることができたり、考えたりできて、やっぱり白色に染まったなと思いました。
皆さんは『純黒の悪夢』を観て何色に染まりましたか?
長くなりましたが、『純黒の悪夢』の感想はこの辺で終わりにしたいと思います。
本当はもっともっと書きたいことがあるのですが、このままではきりがないので
ただの自己満足な感想にここまでお付き合い頂き、ありがとうございました
さて明日はいよいよ『から紅の恋歌』が公開されますね。
『純黒の悪夢』の感想を何とか無事に更新することが出来たので、これで心置きなく『から紅の恋歌』を観ることが出来そうです。
皆さん、明日が楽しみですね。
それでは
閲覧ありがとうございました(*^^*)


おまけです

大変遅ればせながら、やっと『純黒の悪夢』のネタバレ感想を書くことが出来ました。
本当は北海道で上映が終了した昨年の7月22日に書くつもりだったんですが、色々あって書けず気がついたらほぼ1年が経過していました

せめて金曜ロードShowで放送されるまでにはと思っていたのですがそれすら間に合わず、なんとか新作が公開される前にギリギリ間に合わせることが出来ました。
ただの自己満足なんですが『純黒の悪夢』だけ書かないのも嫌だったので、頑張りました。
今作は私の大好きな安室さんと赤井さんが出ているということで思うことも沢山あり、書くのが本当に大変でした。
長くなりますが、どうかお付き合い頂ければ幸いです。
それでは『純黒の悪夢』の感想に入ります。
ネタバレしているので気をつけてください
毎年コナンの映画は頭も心も慌ただしいのですが、昨年は特に慌ただしかったような気がします。
と言っても殺人事件等は一切起こらないので“考える”というより安室さんと赤井さんへの“好き”と“カッコいい”が止まらなくて慌ただしかったんですよ

初見のときは本編が始まって僅か1分で号泣してましたからね

何故かって、そりゃあ安室さんの劇場版デビューが遂に実現したからで。
3年前の『異次元の狙撃手』のときに昴(赤井)さんと世良ちゃんが劇場デビューして、それからずっと安室さんの劇場版デビューを夢見ていました。
『異次元の狙撃手』公開当時、原作では緋色シリーズに突入する直前だったから、安室さんの正体が公安警察官だと判明していなかったから、あの作品で安室さんが出てもややこしくなるだけだから、だからバーボン編のキーパーソンの中で安室さんだけ『異次元の狙撃手』に登場しなかったことには私なりに納得していたんです。
でも「赤井さんと世良ちゃんが劇場版デビューしたなら、いつか必ず安室さんも劇場版デビューする日が来る」とは信じていました。
それから1年も経たないうちに青山先生が年賀状の返信やとび森で2016年公開の映画に安室さんが登場することを教えてくださって…私本当に嬉しくてその日から2016年の映画公開日までのカウントダウンを始めたんです。
それを知ったのが確か2015年の3月8日で、公開日まで残り405日でした。
405日なんて1年以上あるので、カウントダウンを始めても先が遠すぎて正直「本当にその日が来るのかな…」って思いながらカウントしていた時期もありました。
そもそもその時点では『業火の向日葵』すらまだ公開されていませんでしたし…。
でも何だかんだ言って『業火の向日葵』の公開日の朝、「どんな予告なんだろう」って本編以上に次回作の予告を楽しみにしながら劇場へ足を運んで、鑑賞中は「来年、安室さんはどんな風に紹介されるのかな?」とか次回作のことばかり考えながら『業火の向日葵』を観ていたんです。
多分『業火の向日葵』が公開されて初めて安室さんの劇場版デビューが現実味を帯びたんですよね。
しかし現実は私が思っていた以上に残酷で、次回作の予告はジンの「キール、バーボン まさかな…」という台詞。
心臓が止まるかと思いました。それから自分がどう劇場を後にしたのかは覚えていません。
気がついたらトイレで泣いていました(←超迷惑w)
その日の夜も、その次の日の夜もずっと泣き寝入りしていました

どっからどう見ても重たい、痛い奴ですが、私自身もそのとき初めて「私ってこんなに安室さんのことが好きだったんだ」って気がついたんです。
“原作と映画は関連しない”
そうわかっていても「劇場版第20作目だから今までとは違って関連するかもしれない」
「映画でとりあえず回避したとしても直後に原作で安室さんが死んでしまうかもしれない」
そんなことばかり考えてしまって…。
でも、あるとき「宮野エレーナも伊達刑事もスコッチも失ったのに何で安室さんばかり…」って思って気がついたんです。
安室さんが亡くなったら3人との過去が一切明らかにならないということに。
それで安心して公開日を待つことが出来るようになりました。
…90秒予告で怜奈さんと捕まっているところを観たときは一瞬驚きましたが

そして、いよいよ迎えた『純黒の悪夢』公開日の朝。
1年以上カウントしてきた数字が遂に0になりドキドキしながら映画館まで行きました。
でも正直夢みたいで、本当にその日が来たのかずっと疑っていました。
405日という日にちがあまりにも長すぎて余計現実味がなかったんだと思います。
だから映画を見終わって帰路についている間も、帰宅してアニメが始まるまでの5時間半も、夢か現実か考えている間にあっという間に時間が経っていて。
作品を観ているときは勿論、遠く感じた405日間も、無駄に悩んで苦しんだ時期もみんな今となっては良い思い出です

本編の話、全然してないですね。
ごめんなさい

1つ、ずっと気になっていたんですがキュラソーが安室さんと風見さんから逃げる際に飛び降りた階は最低でも6階なんですよ。
そこから下はあまり映らないので正確な階は不明なんですけど、キュラソーが下まで降りて一般人から車を奪って逃走するまでに要した時間は全然長くないと思うんです。
でも安室さんはキュラソーが車を奪って逃走した直後に車に乗っている…安室さん、まさか貴方も飛び降りたりなんてことはしてないですよね?笑
というか、どんなに急いでいても、緊急事態でも舌打ちしながらシートベルトする安室さんが最高

そりゃあ安室さんの運転はかなり荒っぽいですからシートベルトしないと危険なんですけど、高速道路では車を抜かす際にウィンカーをちゃんと出しているし、スピード違反とか逆走とか、駐車場の安全バー壊しちゃう割に可能な範囲内で法律遵守しちゃう安室さんに笑いが止まりません

あと、すぐに自分の車を相手の車にぶつけるの面白いけど安室さんの悪い癖ですね

危ないし、何よりRX-7が可哀想…。
安室さん、車に罪はありませんよ。
右運転のRX-7と左運転のマスタングで安室さんと赤井さんの距離が近くなるのが良かったです。
確かスバルは右運転ですし、車体的にライフルを構えることが出来ないからマスタングに乗ったのでしょうかね。
スバルに乗って行動すると後々厄介なことになるから、というのもあったのかもしれませんけど。
キュラソーに車をぶつけられた一般人の車が上から落ちてくる際の安室さんの表情が印象に残っています。
「はっ!」が純粋に危ないと思っただけなのか、一般人を巻き込んでしまっていることに気がついたのか、はたまたその両方か…。
前者の可能性が高いような気がしますが、あれだけ一般人を巻き込んでおきながら死者を1人も出さなかったのは凄いです。
そして序盤から狙撃する姿を見せてくれる赤井さん最高です

キュラソーが身を隠したのを見て即座に的を車のタイヤに切り替えるあの判断力

赤井さん…本当に流石です。大好きです。
「まさか…逆走!?」とか言いつつ便乗して逆走する安室さんも素敵でした。
スーツ姿もカッコ良くて、序盤からキュンキュンしまくりです

前代未聞のスタートから10分間コナンくんが全く出てこない今作。
やっと出てきたと思ったら緊急事態に陥っている公安やFBIらと違って遊園地に行くという平穏な日常。
でも、ここからどう安室さんや赤井さんらに繋がっていって、組織やノックリストのことを知るのかが私の楽しみの1つでもありました。
「まさか赤井さんが1人で遊園地ウロウロしているところを見つけないよな~」とか「FBIのお三方が遊園地ウロウロしてたり? それで、ちゃっかり皆楽しんでたり?」とかって色々考えていたものですから

今回の作品は我々視聴者が全貌を把握した上でコナンくんがこの一件をどうやって知り、どう動くのか、そして組織がどう動いてくるのか、などを楽しむ作品になっていたような気がします。
安室さんや赤井さんでさえ知らなかったキュラソーの記憶媒体のことを我々視聴者は冒頭で知らされていた。
たまには、こういう楽しみ方も良いですね。
キュラソーも哀ちゃんと同じく幼ない頃から組織にいたのでしょうか。
ダーツで子どもたちにハイタッチを求められたときの表情を見て、そういった免疫が無いのかなって思ったんですが、どうなんでしょうね。
もしそうだったとしたら子どもの頃も、大人になってからも、ああいう純粋な子どもは回りにいなかったでしょうし、ああいうゲームや観覧車を楽しむ機会も無かったのかもしれませんね。
それにしても記憶喪失になっても警察や写真への警戒心は消えないんですね。
つまり、頭ではなく体が覚えているのでしょうか。
コナンくんとか、蘭ちゃんとか、赤井さんとか、安室さんとか、普段あれだけの超人ばかり見ていたら元太くんを助けたときのキュラソーを見てもカッコいいと思う程度で、全然驚けませんでした。
でも本当は凄いんですよね。本当は凄いんでしょうけど、コナンくんの周りの人は皆スペックが高すぎて…

「げっ!!」とか「出ない方がいい」とか言いながら助けを呼ぶ相手はいつだってコナンくん。
そのコナンくんも歩美ちゃんの焦り声を聞いて、すぐに怒るのを止めて話を聞いてくれる。
少年探偵団の絆はきっと私たちが思っている以上に強いんですよね。
少年探偵団と言っても昔はただただ自分たちの好奇心の赴くままに行動していただけで探偵としての才能があった訳ではない。
今回もそうですけど、独断で行動して幾度となく危険に晒されてきました。
でも緊急事態のときに助けを呼ぶとか、メモを執るという大の大人でもそう簡単に出来ることではないことを自分たちで判断してすぐさま行動に移せるようになったのは、きっとコナンくんのおかげなんでしょうね。
元太くんのおかげで「(ノックは)キール…バーボン」という言葉が妨げられて良かったですね。
まあキュラソーと少年探偵団が出会ったのは偶然ですし、ベルモットも彼らに近づけずにいたので盗聴されていることはなかったんでしょうけど、無垢な子どもはいつ、何処でその話をするかわかりませんからね

虹彩とか強膜とか理科とか生物の授業で勉強しましたね。懐かしいです。
当時は写真だけでなく図もあまり直視出来なかったから勉強するのが嫌で嫌で仕方なかったです

キュラソーが警察病院に運ばれたあとにベルモットが電話をかけたとき、ジンが一瞬映りましたが背景が暗くて「今、何処にいるの!?!?」と凄く驚いたことを覚えています。
あとウォッカの隣にいた女性のことも。
まさか組織に潜入している世界各国の諜報員が日本ではなく自国にいるなんて思いも寄らなかったですし、それをわざわざジンとウォッカ自ら殺害しに行くとは…。
確かに概要には“世界各国で次々と起こる暗殺事件”と書いてありましたし、予告や特報にもビッグベン等が映っていましたけど、実際に映画を観ている時はそんなことすっかり忘れてしまって

でもそれ以上に諜報員たちが自国で活動しているということは、組織はやはり日本やアメリカだけでなくドイツやカナダ・イギリスでも活動しているということ。その活動範囲と組織そのものの大きさに改めて驚かされましたね。
キール・バーボン・スコッチ・ライ・イーサン本堂も含めると、かなりの数の諜報員も潜入していますけどね

ちなみにジンとウォッカ・キャンティ・コルンはどうやって他国へ入国したのでしょうね。
全身黒ずくめの人なんか、どっからどう見ても怪しいですし、ライフルだって検査で引っ掛かってしまいますよね。
だからといって空から不法入国したら自衛隊とかに捕まってしまうでしょうし…。
細かいことばかり気にして、すみません

スタウト・アクアビット・リースリングが酒の名前だと気づいたコナンくんが安室さんに確認を取ろうとしてくれたことが凄く、凄く、凄く嬉しかったです。
少し前まで互いに探りを入れていたコナンくんと安室さん。
コナンくんが安室さんの正体を知ったことにより敵対関係は無くなったものの、付き合いが長かったり、安室さんの抱く赤井さんへの恨みのせいでコナンくんは安室さんを完全に信用した訳ではないと思うんです。
だから、いざというときに頼りにするのは今までもこれからもどちらかというと安室さんより赤井さんのはず。
でも、少なくともこのときは安室さんを頼りにしてくれた。それが本当に嬉しくて

けど、あのときポアロに安室さんがいないことは最初から気づいていましたよ。
だって私の安室さんレーダーが真っ先に安室さんを探していたから

そもそも、こんな一大事のときにポアロで呑気にサンドウィッチを作っている訳がないありませんし…

スタウトのときはまだ他の乗客が振り返っていたのでマシかもしれませんが、アクアビットが殺害されたときは現場に居合わせていた人たちが拍手していましたし、リースリングのときは彼女の遺体が船とぶつかったりしていて“裏切り”の意味というか、“裏切り者”の定めというか、上手く表現出来ないんですけど、とにかく組織にとって裏切りとは何なのか…それが表されていた表現になっていたような気がします。
語彙力が無くてすみません(ノ_<。)
哀ちゃんは確かキールがCIAの人間だと知っていたはずですが、バーボンが公安警察の人間だということには気がついていないんですよね?
阿笠博士が復元したキュラソーの最新のメールを音読したコナンくんの話を哀ちゃんは扉越しに聞いていて、普通ならここでベルツリー急行で会ったあの男が実はノックだと気がついたことになるんでしょうけど、原作と映画は関連しないので、もしかすると原作ではまだバーボンを疑っている設定になっているのかもしれませんね。
まあ公安警察の人間だと知っても、心を許すことはないでしょうけど…。
よりによって相手は安室さんですし

年々哀ちゃんのコナンくんに対する想いが強く描かれるようになってきていますね。
『純黒の悪夢』においては少年探偵団とキュラソーの別れで悲しくなり、その直後にこんな哀ちゃんを見せられるので心が持ちそうにありませんでした

『から紅の恋歌』でも哀ちゃんの切ない恋心が描かれているんでしょうか。
安室さんと格闘しているときに赤井さんが放った「言ったはずだぞ安室君。狩るべき相手を見誤るなと」という言葉もそうですが、「(自分の運命から)オレも逃げたくねーんだよ」という言葉みたいに原作で出てきた台詞が映画でも聞けたのが嬉しかったです。
奴ら(黒の組織)と出会ってしまった運命・組織に潜入しているキールやバーボンと出会ってしまった運命・キュラソーと出会ってしまった運命…コナンくんからするとそれは自分の運命で、キールやバーボンを助けてノックリストを取り返すことは定めだと思っているのかもしれませんけど、哀ちゃんにとっては辛すぎますよね。
「行ってほしくない」
そう思っていても、あんな台詞を言われたら手を離してしまうのも無理はないと思います。何を言っても行ってしまったでしょうしね…。
一方その頃、子どもたちは観覧車に乗るため再び東都水族館に行くことに。
しかし「今から行っても乗れないかもしれない」という元太くんの言葉を受けて、光彦くんは東都水族館に投資している鈴木財閥の令嬢園子ちゃんを呼び出そうとする。
…高木刑事のときもそうでしたが、完全に大人を利用していますね。
みんな、このままだとロクな大人になりませんよ

今作は大人を利用する子どもたちと、阿笠博士とおっちゃんの扱いの酷さが特に際立っていたような気がしますね

更にその頃、安室さんは怜奈さんと一緒に囚われの身に。
後ろ手に手錠をかけられ、拘束されている2人。
普通に観ると大ピンチなんですが、私は普通の見方が出来ないので「安室さんと怜奈さんの身長差萌えるー!!」とか「セーラームーン×タキシード仮面!!」とか「やっぱり、この2人お似合いだな~」とか「拘束されてる安室さん何か良い!!」とか内心騒ぎまくっていました

90秒予告でも少しここの映像がありましたけど、でも実際に本編で観ると最高過ぎて…。
どこからどう見ても、ただの変態ですが恐らく『純黒の悪夢』で私が1番内心騒ぎまくっていたのはこのシーンだと思います

同じタイミングで振り向いたり、ジンに撃たれた怜奈さんを心配する安室さんとか、もう何から何まで本当に萌えポイントしかありませんでした

そして最初は冷静だった2人が、怜奈さんが撃たれた直後に焦り始める辺りが萌えました

でも“もし相手をノックだと言ったら自分がノックだと認めたことになり、結局2人とも殺害される”っていうのには気がつきませんでした

だから、あのときリースリングは他に潜入しているノックの名前を言わなかったのですね。
普通に潜入捜査官としての覚悟によるものばかりだと思っていました

流石、潜入捜査官。鋭いですね。
むしろ気がついていなかったの私だけだったりして…。
リースリングに「脅し?俺がそんな可愛いことすると思うか?」とか言っておきながら「俺は意外と優しいんだぜ? キール…」と脅しをかけるジンもなかなかでしたが、安室さんは赤井さんの生存を知っているのでキールがノックだということにも気がついているはずなんですよね。
そもそも組織に奪われたノックリストは安室さんが所属する警察庁ですし。
でも怜奈さんは、もしかしたら本当にバーボンがノックだと知らなかったのかもしれない。
まったく…ジンも安室さんも嘘つきですね

まあ怜奈さんも「私はノックじゃない」と嘘をついていましたけどね

『純黒の悪夢』の公開前に安室さんの声を担当されている古谷さんと赤井さんの声を担当されている池田さんの対談が何かの雑誌とネットのニュースに載っているのを見たんですけど、そこで古谷さんが「赤井は口数が少ないですよね。今回も作中で安室が組織に拘束されるシーンがあって、そこから脱出したときのトリックを後で長々と語るんですけど、そのときも赤井はただ黙々と話を聞いているだけなんですよね」というようなことを仰っていたので、安室さんが何らかの方法で脱出するということは映画を観る前から知っていたんです。
そもそも、まだまだ謎が多い安室さんにこんなところで亡くなられても困るんですが

しかし私は最初そのトリックは安室さん自身が仕掛けたものだと思っていたんです。
それを赤井さんに話したのは一件落着後、赤井さんと一緒にいたコナンくんに「安室さん、どうやって逃げたの?」とでも聞かれたからではないかと思っていて。
でもベルモットが「ジン、まさか本気で…」と言ったときに一緒に映った安室さんの表情は演技でも、仕掛けたトリックが上手く作動するかどうか不安な訳でもなくて、殺害されるかもしれないという恐怖と焦りからなんじゃないかと思い、そこで初めて「安室さん、まさか脱出する仕掛け何も無いの!?!?!?」と気がついたんです。
そうなると当然「赤井さん、赤井さん、赤井さーん!! 安室さんと怜奈さんを助けてくださーい!!」となる訳で。
そして、案の定パシュッという発砲音が聞こえてキタ━(゚∀゚)━!となった訳です

でも安室さんが赤井さんの仕業だと気がついたの異常なくらいに早かったですよね。
何故わかったんでしょうか。
それにしても暗闇で自分の手錠を一瞬で外してしまう安室さん、流石です

ただ、安室さんがそのまますぐに逃げるはずがないので、ジンがウォッカに「追え!」と指示したときは「いやいや、安室さん絶対まだ倉庫の中にいるよ」と内心で呟きながら「安室さん何処だー。絶対見つけてやる。安室さん何処だー」と血眼になりながら探しましたね。
そして、その影を見つけたときは
イタ━(゚∀゚)━!と心の底から喜びました

ちなみに怜奈さんの手錠はちゃんと安室さんが外してあげたんですよね?
いくら急いでいるとは言っても、怜奈さんのヘアピンを使って自分だけ隠れて、更にそのまま手錠を外さずに東都水族館に向かうだなんて、そんなことあの安室さんがする訳ないですよね?
あそこでラムからの電話がなかったら怜奈さんは殺害されていたんですよ

FBIの言う通り、2人とも無事で本当に良かったです

今作は完全に赤井さんと安室さんが主体となって動いているので『異次元の狙撃手』と比べるとFBIのお三方の出番はかなり少なかったですね。
でも最初は躊躇していたコナンくんが「FBIが必ず解決してみせる」というジョディ先生の言葉を聞いて車から降りるのを見たときはFBIへの信頼の強さが感じられてウルウルしてしまいました

赤井さんや組織の人間たちの服装が変わらないのに対し、スーツ・ジャケット・東都水族館の制服・Tシャツとコロコロ服装が変わる安室さん。
しかもピンクのシャツを着てましたよね

29歳で、あそこまでピンクが似合う男性ってそういませんよ

あと相変わらず帽子が似合いますね~。
私はスーツを着ているときが1番好きですが、皆さんは今作の安室さんの服装でどれがお好きですか?
ちなみにあの制服はどうしたんでしょうかね。
警察だと名乗って従業員に借りたのか、それともこっそり盗んだのか、はたまた怪盗キッドのように剥ぎ取ったのか…。
でも組織がいる施設で、警察だなんてそう簡単に名乗れないでしょうし、安室さんが服を剥ぎ取るとも考えられないので、やはりこっそり盗んだんですかね?
赤井さんが助けてくれたことに対して素直にありがとうと言えない安室さん。
それどころか、観覧車の上で格闘することに。
まさに恩を仇で返す。良い例ですね

でも圧倒的に赤井さんの方が強かったですよね。
まあ赤井さんの使う截拳道に安室さんの使うボクシングが含まれているので、初めからわかっていましたけど

赤井さんも最初は乗り気だったのに途中からあまりにも安室さんがしつこいから嫌気が刺してしまったんですかね?
安室さんに「力尽くで奪うまで」と言われたときは少し笑みを浮かべているように見えたので、最初は乗り気だったと私は解釈しているんですけど…。
でもコナンくんの声を聞いて赤井さんと手を組むことにした安室さん。
コナンくん流石です

「FBIとすぐに行く!!」
“赤井”とは呼ばないけど、逆にそれが良いなって思いました。
安室さんにとって赤井さんは因縁の相手ですが、僕の日本で勝手に捜査して、たまに色々な問題を起こしてくるFBIそのものをあまり良く思ってないと思うんです。
そんな安室さんが組織という隔たりを無視して恨んでいる人間、快く思っていなかった組織の人間と協力してくれたことが本当に、本当に嬉しかったです

安室さん僅か1時間30分程度で急成長ですよ

安室さんと赤井さんが協力し合い始めた頃、他の公安と警視庁の刑事が協力し合い始めたのも良かったですね。
「こんなときに組織の違いで歪みあってはならん」
流石目暮警部。響きました

やはり公安の方が警視庁の刑事さんたちより立場が上なので、刑事さんがイラッとするのも無理はないと思いますけどね。
現実でも公安と捜査一課は仲が悪いと聞きますし。
そして遂に明かされた青山先生が描かれた3人目。
まさか…まさか安室さんと松田刑事に繋がりがあっただなんて思いも寄りませんでした。
青山先生がとび森で原画の話をされたとき最初は伊達刑事のことだと思ったんです。
しかし後日伊達刑事ではないと仰られたので全くわからなくなってしまって…。
でも、それがまさか松田刑事だとは思いませんでしたし、その松田刑事が安室さんと繋がっていたとも思いませんでした。
昨年青山先生のとび森を見て、まるで親にサプライズを仕掛けた子どものようだなと思ったことがあるんです。
幾つかのヒントを与え、違う人の名前が挙がったら否定するけど、でも決して正解は言わない。
それどころか「映画館で驚いて」とまで仰られて。
だから松田刑事の話が出たとき、驚きと感動と青山先生の偉大さに圧倒されて思わず涙してしまいました。
それと、またもや安室さんの親しい人が亡くなっているということにも。
でも私は馬鹿なので勝手に号泣したんですが松田刑事のことを話す安室さんから悲し気な表情なんて微塵も感じられなくて、むしろ安室さんには「こんな凄い奴だったんだぞ」ってそんな人と友人であったことへの誇りとか自慢とか、そういった感情しかなかったように思えます。
テニス・ボクシング・ギター・ピッキング・料理そして新たに判明した爆弾の処理。
沢山の特技を持ち合わせる安室さんが誇る程松田刑事は凄かったんですね。
今作で1番衝撃的だったのは松田刑事と安室さんに繋がりがあったことと、安室さんが爆弾の処理を出来るということでしたが、“あの方”と何らかの関係があるベルモットが組織のNO.2であるラムに頭が上がらないということも衝撃でした。
安室さんと怜奈さんが囚われたときにかかってきた電話でも敬語で話していましたし、ますます複雑になってきましたね。
キュラソーが知ってしまった組織にとって都合の悪い事実もいつか明かされるときが来るのでしょうか。
前の自分より今の自分の方が気分がいい
組織の人間として警察庁に侵入してノックリストを盗み、逃げる途中で一般人に危害を加えたキュラソーが、哀ちゃんを助け「逃げるわよ」と言って組織から逃げ、子どもたちを守るために囮になって最終的には自分の命を犠牲にしてまで観覧車を止めた。
最後の止まれー!!
この一言に何度涙したことか…。
ゲスト声優さんとは思えないくらい素晴らしい天海祐希さんのアテレコの腕。
天海祐希さんだからこそ第20作で組織のメンバーという超重要な役を担当されたんでしょうけど、このシーンは今でも観る度に泣いてしまうんですが、天海祐希さんでなかったらこんなに泣くことはなかったと思います。
それくらい、言葉にならないくらい素晴らしかったです。
記憶喪失のときと記憶を失う前および記憶を取り戻した後で声のトーンが違うだけじゃなくて、記憶を取り戻した後の声からは威圧感が感じられたんです。
更に思わずウルっとくるような切ない声も出せる天海祐希さん、本当に本当に素晴らしかったです。
ありがとうございました

基本的には作品の流れに添って感想を書いてきたんですが、上手い具合に書けなくなってしまったので少し順番を入れ替えて書かせて頂きます。
どうしても書きたいんです。ごめんなさい

『純黒の悪夢』で注目して頂きたい所は沢山あるのですが、普段周囲の人間を巻き込みたがらないコナンくんが今回自ら赤井さんや安室さんに協力を申し出たということに特に注目して頂きたいんです。
赤井さん安室さんとの付き合いは決して長くないですし、かつては警戒したり敵対していた存在なんです。
前回黒の組織と対峙した『漆黒の追跡者』では服部くんに事件の調査を依頼しても組織のことを話すことはなかった。
それは服部くんがごくごく普通の高校生に対し、赤井さんや安室さんの立場が立場だからかもしれませんけど、それでもあのコナンくんが誰かに協力を申し出たくれたことは本当に嬉しかったんです。
そして、2人ともそれに応えてくれて。
まあ、コナンくんが一生懸命赤井さんを探している時に2人で観覧車の上で格闘していたことに関してはごめんなさいとしか言いようがないんですが

端から見るとあの状況で喧嘩を売ってくる安室さんはウザいかもしれませんが、安室さんには安室さんの公安としてのプライドがあり、キュラソーがFBIの手に渡ると公安が所持している情報がFBIの手に渡る可能性もあったので、私は仕方がなかったんだと思います。
「はっきり言ったらどうなんだ。“情報を奪われた日本の警察など信用できない”と」
この台詞を聞いたとき、安室さんの公安警察官としてのプライドの強さを改めて感じさせられました。
公安といえば今回初登場した風見さん。
一見偉そうでイラッとくるかもしれませんけど、キュラソーのためにすぐに救急車を呼ぼうとしているところを見てはいい人なんだなって思いました。
そもそもその前から私は好きでしたけどね。
組織の行動を読めなかったり、キュラソーに気絶させられたりしてましたけど降谷さんラブなのは十分に伝わりました

でも風見さん、盗聴器が仕掛けられているのに降谷さんと呼んだのは流石にまずかったかも…。
ちなみにコナンくんが気絶した風見さんを見つけたおじさんと呼んでいたことにお気づきになられましたか?
今は安室さんのことを安室さんと呼んでいるコナンくんですが、かつては安室の兄ちゃんと呼んでいましたよね?
つまり、名探偵でも見た目では年齢を予測できないということですね

私もずっと気になっていたんですが、年賀状での情報によるとやはり風見さんは年齢自体は降谷さんより年下だそうですよ。
まあ、あの見た目で29歳というほうがチートですよね

その安室さんを終盤特に可愛さが増していましたね。
爆弾を解除しているときとか、驚いているところとか、もう何をやっても本当に可愛くて。
しかもライフルバックの似合うこと。
自分は爆弾を解除したのに赤井さんがいつまで経っても組織を撃退してくれないから「そのライフルは飾りですか!?」という言葉が出たんですね。
でもあの赤井さんにも不可能なことがあるんですね

狙撃しようとして、かなり苦戦していましたもんね。
初見のとき安室さんが「車軸にはまだ半分爆弾が残ってる」と言いながら何をしているのか、わからなかったんです。
それがまさか爆弾を作動させようとしているだなんて思わなくて…。
大体の形が、わかればいいんだったよな!?
この台詞を聞いた時に安室さんがしようとしていることを凄く鳥肌が立ったんです。
そして涙も出てきました。
もう何回泣いてるんだって話なんですが、このシーンとキュラソーの最後のシーンは今でも観る度に鳥肌と涙が止まらないんです。
何がそこまでさせるのか自分でもわからないんですが、安室さんの成長っぷりと組織を倒そうとする3人の思いの強さに涙してしまうんですかね。
安室さんの爆弾投下からの、コナン君の花火ボール。そして赤井さんの狙撃。ほんと連携でした

それにしても3年連続で花火ボール大活躍ですね。
予告を観た限りでは明日公開の『から紅の恋歌』でも使用されそうな気配がありましたけど、今年も出番があるんでしょうかね。
ジンのえげつなさは『漆黒の追跡者』の時に比べてかなりエスカレートしていますね。
「アームを出せ」と言ったときは驚きましたし、「ゴンドラを捨てろ」と言った時はコナンくん同様「嘘でしょー!?」と思いました。
赤井さんに狙撃された後も攻撃を続けてましたし、しつこさが倍増していますね

爆弾を遠隔操作で爆発させようとしたときに安室さんがギリギリで解除したときはウォッカたちも怯えていましたね。
ジン恐るべし

でも『純黒の悪夢』が公開される前に衝撃だったのはビジュアルポスターに撃墜されたと思われるヘリコプターが写っていたことですね。
『漆黒の追跡者』でも組織のヘリコプターは撃墜しましたけど、今回はポスターに描かれてしまっていましたからね。
でも今だから言えることですが組織がどうなるかではなく組織を撃退する方法と、組織が撤退してから転がり始めた観覧車をどう止めるか、そしてキュラソーの運命。
そこにスポットライトが当てられていたからこそ公式さんも思いきってポスターに撃墜されたヘリコプターを描かれたのではないでしょうか。
キュラソーは映画に登場するキャラクターですし、ゲスト声優さんが声を担当されていたので最終的に亡くなるということは最初からわかっていたのですが、その理由はかなり予想外でした。
『漆黒の追跡者』のアイリッシュも私的には組織に裏切られたというのと、コナンくんを庇って亡くなったというのとで、かなり悲しかったんですがキュラソーと比べると断然こっちの方が悲しくて本当に今でも涙が止まらないんです。
特に赤井さんや安室さんまでもがあのとき観覧車を止めたのはコナンくんだと思っていた。そして少年探偵団も。
赤井さんや安室さんは後々知ることになったでしょうけど、観覧車を止めた人物がキュラソーだと誰も気づいていないのが余計悲しかったです。
でもキュラソーは一応子どもたちとの約束を守ったんですよね。
自らの意思ではないけれど、同じゴンドラではないけれど、同じホイールの観覧車に乗った。
ポジティブに考えると、そういうことですよね。
また、キュラソーも子どもたちを守れたことを誇りに思っているはずなので、悔いはなかったと思うんです。
キュラソーのことを踏まえると初見のときは映画を見終わったあと私は灰色に染まった気がしたんですが、2回目以降は様々な視点で見ることができたり、考えたりできて、やっぱり白色に染まったなと思いました。
皆さんは『純黒の悪夢』を観て何色に染まりましたか?
長くなりましたが、『純黒の悪夢』の感想はこの辺で終わりにしたいと思います。
本当はもっともっと書きたいことがあるのですが、このままではきりがないので

ただの自己満足な感想にここまでお付き合い頂き、ありがとうございました

さて明日はいよいよ『から紅の恋歌』が公開されますね。
『純黒の悪夢』の感想を何とか無事に更新することが出来たので、これで心置きなく『から紅の恋歌』を観ることが出来そうです。
皆さん、明日が楽しみですね。
それでは

閲覧ありがとうございました(*^^*)


おまけです

