【短歌】水中の花 | monologue~宥生のひとりごと~

monologue~宥生のひとりごと~

短歌、はじめました

梅花藻の花はあちらと微笑みて和服姿のをみな美し

やはらかな水紋を葉に包みつつ梅花藻の花揺れやまずをり

水中に五弁をひらく梅花藻をくぐりて小さき魚が泳ぐ

真清水が鎖のごとく放たれて冬の面にほどけゆきたり

幾人(いくたり)の歌人の目に咲きけるや真白く小さき梅花藻の花



ずっと前から詠みたかった梅花藻をようやく詠むことができました。
きっかけを下さった方、ありがとうございました。

写真の左側にある細長いものは水。
冬の冷たい水中でも咲くことの不思議を思います。



落ちさうで落ちぬものなり桟橋に身を乗りだして花を撮るきみ