【短歌】水棲の夏KEEP OUT 手に蜘蛛の巣を払ひては木下闇を歩み抜けたり来し方を語らぬひとのあなうらに傷あたらしく刻まるる夏鯉たちも暑いんだねと君が言ふ 池のおもてに影置きながら抱きあへば転がりゆかむ亀二匹まるき甲羅を並べてをりぬ柿の葉に風吹きわたるゆふぐれや今しひとつぶジューンドロップたくさんの樹木と小さな池のあるお庭を歩いてきました。亀は変温動物だそうですが、私自身もときどき変温動物かもしれないと思うことがあります。あたたかい人たち、あたたかい場所にあらためて感謝です。