旅行に行く際の注意点 | 骨肉腫女子の今を生きるブログ

骨肉腫女子の今を生きるブログ

骨肉腫と12年付き合っています。(02年〜)
転移の数は数知らず…。
それでも今与えられた生を全うしたい。
それが私を生かせてくれた人たちへの感謝の
しるし。

そんな私のブログです。
色々関係ないことも全て、
骨肉腫の私が感じたことを書いていきたいです。


私が旅行に行く際に気をつけていることはたくさんあります。


骨肉腫で足が少し不自由、
だけではなくて転移で胃を全摘していることの方が気を揉みます。
お腹を下したり、そのせいで脱水症状になったりと、色々気をつけることがあります。

(骨肉腫の患者視点より、胃腸を手術した視点となっています)


◆用意するもの

・ポカリの粉

水分を吸収しやすいから。海外で買うお水に混ぜます。(消化器外科の先生のアドバイス)

・水を温めるポット

場所によってはついているホテルもあります。冷たいものはお腹を壊しやすいです。(消化器外科の先生のアドバイス)

・お味噌汁の素

慣れ親しんだ味は胃腸に染み渡ります。下痢気味であまり食べたくない時も飲めます。

・日本茶のティーバッグ

お味噌汁と同じ理由です。


・除菌ウェットティッシュ

ちょっとでも清潔にという意味です。
外で食べる時は必ず使います。

・体温計

感染症が気になるので、毎日測るようにしています。

・自分の病気の英訳文

何かあった時ように英訳しておきます。主治医に言えば教えてくれます。

・抗生物質

食あたりになった時などに飲む用。今回は持って行きませんでしたが、主治医や近くの町医者にお願いして処方してもらいます。

・キッチン付きの宿を取る

現地の食材を使って身体に優しい料理を作れるのでオススメです。塩コショウとポン酢は万能でした。


◆旅先で気をつける行動

・足下が悪いところは用心します

・無理して変な食べ物は食べません

正直このくらいです…

あとは普通の人と同じように、危なそうな時間帯やエリアには近づかないくらいです。



◆骨肉腫あるある

・必ずと言っていいほど、
空港の金属探知機で引っかかる


そして、ボディチェックを受ける…


慣れましたが、人前でチェックされるし、待たされるしで、あまりいい気はしませんよね( ̄▽ ̄)

今回ハワイでは、何やら手や服に紙を押し付けられてその紙を機械に通して成分をチェックされました。

this is a random check とか言われたけど必ず私は空港でやられたし、私の後ろのギブス付けていた外国人もやられていたので、randomじゃないだろぅ~(。-_-。)と思いました…


・教会で帽子を脱げと言われる

化学療法で髪がまだ生えていないころは、ニット帽を被って旅行をしました。

教会は神聖なところなので脱ぎたいのはやまやまだけど…

脱げと注意された時は地肌をチラッと見せて理解してもらいました。

抗がん剤は世界共通なのか、すぐに事情をわかってもらえ、謝られました。



私のできることは、どんどん狭まっているのかもしれないけれど、
でも自分次第でいろんなことができます。


これからも新しいことにたくさん出会って行きたいです。
これが私の生きがいのひとつなのかなと思います。

yukie